「がん」を予防するワクチンがあることを、みんなの当たり前に！

8月30日に、自民党の「HPVワクチンの積極的勧奨再開を目指す議員連盟」とともに、みんパピ！代表の稲葉医師が「積極的接種勧奨の再開」を求めるオンライン署名（55,616名分）を加藤官房長官と田村厚生労働大臣に提出してきました。

▼日テレNEWS24 掲載記事
https://www.news24.jp/articles/2021/08/31/07932179.html

HPVワクチンは2013年4月に小6から高1の女性を対象に定期予防接種となりましたが、厚生労働省はわずか2ヶ月で「HPVワクチンの接種を積極的にはお勧めしない」と決めました（いわゆる「積極的接種勧奨の差し控え」）。

その方針に各自治体が従い、自治体から各家庭へHPVワクチン接種のお知らせが送られなくなった結果、70%以上あったHPVワクチンの接種率は1%未満にまで低下しました。

しかし、2013年以降に行われた様々な研究により、HPVワクチン接種の安全性と有効性に関するエビデンスが蓄積し、現在では全ての海外先進国で接種が推奨されており、発展途上国でも90%を超える接種率を実現した国が少なくありません。

国内でも、昨年から個別に通知を送るなどの対応をする自治体が徐々に増えてきましたが、今でも多くの女性が、HPVワクチンの存在を知らず、あるいは危険と誤解したまま、自分の命を危険に晒しています。

このままでは将来、日本だけが「子宮頸がんに女性が苦しむ国」になってしまう恐れがあります。

HPVワクチンの積極的接種勧奨が早期に再開され、日本中にHPVワクチンの正確な情報が行きわたることが望まれますが、そうなるまでの間もうしばらく、「がん」を予防するワクチンがあることをみんなの当たり前にできるよう、みんパピ！は活動を続けて参りますので、引き続きの応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。