「いま何もしなければ」なくなってしまう琉球諸語の絵本を出版

島ことば絵本の出版をご支援くださっている皆さまへ

 

こんにちは、「言語復興の港」チームの絵とブックデザイン担当、山本史です。

とても気持ちの良い新緑の季節になってきましたが、4都府県への緊急事態宣言が出て、全国的にも落ち着かない日々が続いていますね。私の住む大阪でも再び自粛モードの毎日ですが、制限の中でもできる楽しみを色々と見つけつつ、過ごしたいと思っています。皆さまも引き続きどうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。早く自由に出歩ける日々がやってくることを願っております。

前回の記事に続き、4冊の島ことば絵本の制作状況についてお知らせします。
絵本は4冊のうち多良間島の「カンナマルクールクの神」、竹富島の「星砂の話」の2冊の制作がほぼ完了し、残る２冊、沖永良部島の「塩一升の運」、与那国島の「ディラブディ」も完成に向けて急ぎ制作を進めています。制作が残っている部分は主に絵と校正の部分で、テキストや文法解説ページ、絵本のフォーマットのデザイン、使用する紙の決定などは4冊とも完了しています。

４冊の絵本の完成原稿ページを、一部ご紹介します。絵は、物語や各島の風景、キャラクターのイメージに合わせて色合いや描き方を変えているのですが、それぞれの違いを楽しんでいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本の制作・校正に想定以上に長い時間がかかっていることと、新型コロナの影響により、絵本のお届けまで長らくお待たせしており、誠に申し訳ございません。制作自体は滞ることなく、一歩一歩着実に進めております。

 

また、皆さまと直接お会いして実施するリターン(サイエンスカフェと出張公演)に関しましては、新型コロナの状況を見ながらどのように実施するかチーム内で調整中ですので、またご連絡させていただきます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。