自立援助ホームで暮らす若者たちに、「明日への活力」を届けたい

自立援助ホームで暮らす若者たちに、「明日への活力」を届けたい

支援総額

1,157,000

目標金額 500,000円

支援者
139人
募集終了日
2018年12月25日

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プロジェクト本文

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”児童養護施設” と ”自立援助ホーム” 。

このふたつの施設の違いをご存知でしょうか?

 

ここ、みんなのいえは、

子どもたち自身が自らの意思でこの場所を選び、生活をしています。

 

それが意味すること、そして、その選択をとりまく問題を

少しでも理解していただきたい。

 

自分の運命と向き合い苦悩しながらも、前を向いて生きていこうとする少年たちにあたたかな支援と応援の声を届けられればと思っています。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

▶︎ 達成のお礼と次の挑戦につきまして

大きな応援ありがとうございます。みなさまのお陰で、子どもたちに「やってみたい」という思いが湧くような経験ができる「旅」へつれていくことができます。

今、子どもたちの心の中から「飛行機に乗って、北海道に行ってみたい~」「電車、地下鉄など乗ったことのない場所へ行きたい」「アニメの制作会社や、有名企業で働いている人の会社を見学してみたい」など内発的に「いってみたい」と思う気持ちが溢れてきました。

そして、実はもう一つ、みんなのいえの全員の願いがあります。それは入居者の一人である17歳のナオキくん(仮名)の怪我の手術をしてあげたいということです。

本文内でも触れますが、自立援助ホームの子どもたちは、国民健康保険に加入して保険料を3割負担で納めます。17歳の彼にとって、日々の生活費を支払いながら、一人で手術費や入院費用を貯めていくというのは難しいのが現状でした。

(状況や詳細はこちらの新着情報「ケガを治したい」そんな当たり前のことも僕たちの夢、Buzzfeed記事「交通事故で脚に大けがをした。17歳の僕が「手術したい」と言えない理由」をご確認ください)

個人的な費用を、ご支援でまかなってよいのか悩み、報告が遅くなりましたが、みんなのいえの想いとして、ナオキくんの想いとして「ケガを治したい」そんな、あたり前のことを叶えさせてあげたく、残り期間はネクストゴールとして、入院費用含めた100万円集めたいと思います。
(現在集まっている70万円分は子どもたちの旅行費用、手数料などのその他経費に使用させていただき、その他に入院費用等として30万円の総額100万円を集めたいと思います。)最後まで応援どうぞよろしくお願い致します。

 


自立援助ホーム みんなのいえ


 

こんにちは、千葉県市原市にある自立援助ホーム「みんなのいえ」代表の小倉淳です。子どもたちには、「おぐらっち」と呼ばれています。

 

みんなのいえは定員6名の、男の子のための自立援助ホームです。2年前の11月にスタートし、この2年の間に、15歳から20歳までの6名が入居、その内1名が20歳を迎え一人立ちして一人暮らしを始めています。

 

七夕の日に、私たちと1年3カ月を共に過ごした青年が、みんなのいえから巣立っていきました。「先生でも指導者でもなく、少し先を歩いている大人として、相談や応援しかできないけど」という言葉を、スタッフは幾度も繰り返し、彼と話を積み重ねました。「たまには、みんなのいえにご飯を食べにおいで!いってらっしゃい!」と、巣立ちを迎えた彼に、これからも変わらずエールを贈っていきたいと思います。(ページ内にございます写真は全て子どもたちからの掲載の承諾を受けております。)

 

この子たちは、虐待などを理由に家族と暮らすことができず、児童相談所の一時保護所や児童養護施設を転々としてきた子どもたち。ですが、普段はアニメ、マンガ、バスケやサッカーなどが好きな、普通の少年たちです。

 

まずは彼らの心のケアをすること、信頼関係をつくりなおすことから支援は始まります。

 

人を信頼できるようになれるよう、日々の生活から、喜ばれたり感謝される経験や、失敗を許容される経験を積みなおし、自分は大切な存在なんだということに気が付けるように、スタッフは日々、悩みながら子どもたちと生活を共にしています。

 

 


子どもたちの生活


 

みんなのいえでは、先生や指導員はいません。あえて、規則やルールは設けず、ホーム内で大切にしていきたいことを、その都度、みんなで話しながら決めています。

 

子どもたちは、みな個室がありプライベートな時間をもちつつ、食事や入浴など、お互いの気持ちを確認し譲り合いながら暮らしています。

 

はじめは遠慮して取り繕う子も多いですが、3カ月、半年、1年と生活を共にしていると、緊張がとけ「聞いてよ〜」と子どもの方から相談事や悩みなどを打ち明けてくれるようになり、次第に同居する子ども達同士での会話に発展していくこともあります。

 

男の子が5名もいると洗濯物は毎日、大変です。泥だらけになった作業服や飲食店で油だらけになった制服、ジャージやワイシャツなど・・・子どもの仕事の職種や趣味などによって洋服の種類はたくさんあります。

 

 

そんな、ごくごく普通の青年の彼らですが、やはり困難に直面することも多くあります。その一つが、「お金」の問題。

 

 

みなさんは、児童養護施設と彼らの暮らす自立援助ホームの違いはご存知でしょうか?実は大きく異なるのです。

 

児童養護施設は、親が子どもを虐待し監護を怠った場合、2歳から18歳になるまでの子どもを都道府県による「措置」として入所させることができる施設です。「養育」という意味合いが強いため、国からの補助も大きく、入所している子どもたちに負担はありません。

 

一方、自立援助ホームは、原則15歳から20歳*までの義務教育終了後に施設や家庭から出て働かなければならない青少年に暮らしの場を与える施設です。就労し社会へ一人立ちする「自立支援」が目的なため、国からは、子ども一人につき1万円程の生活費(事業費)を助成するだけで、十分な補助金はありません。
(*専門学校、大学等に進学をする場合は22歳まで入居することが可能です。)

 

参照:Akiko Kobayashi / Buzz Feed Japan

 

同じ年齢の子であっても、児童養護施設の場合は、児童相談所から発行される「受診券」を提示すれば医療費は全額公費で負担、入居費等の自己負担もなく、お小遣いもでます。

 

一方、自立援助ホームで暮らす子どもについては、15歳の子も、19歳の子も同様に、自身が世帯主となり、国民健康保険に加入して保険料を納めます。そして、自ら就職先を見つけ、働き、住民税や入居費、水道代や光熱費などを支払い生活していかなければなりません。

 

子どもたちは、中学校を卒業後、家族や親戚の援助さえ受けることができない状況で、「自立」を強いられます。

 

働いて収入を得られるとはいえ、18歳未満の子どもたちは午後10時をすぎるとアルバイトはできず、未成年の子たちの経済的な負担は計り知れません。

 

 


生活費を稼ぐために働き勉強し、高校進学を目指す子も


 

今や、高校に進学することは当たり前の時代と思われるかもしれません。しかし自立援助ホームに入居する子どもの中には、学校に通うことが出来なかった子も少なくありません。

 

彼らは働きながら、独学で勉強をして、高校のお金も貯めながら進学を目指したり、将来の貯蓄や夢を探求しています。10代の若者にとって、両親や肉親の支援なくして進学することや働きにでることは、大きな壁となります。

 

みんなのいえにも、中卒で働きに出ている子どもがいます。そして、ハンデをはねのけ、高校進学に挑もうとする子もいます。

 

生活費を稼ぐために働き、勉強し、「自立」するためにがむしゃらに頑張っているのです。

 

 

 

そんな彼らが望んでいるのは、本当に「ささいなこと」


 

私たちにとっては日常でも彼らにとって「非日常」ということは数多くあります。

 

町から出る機会がないため人生で一度も電車に乗ったことがない子や、ATMの使い方がわからなかった子、テーマパークに行くことや、富士山を一度も見たことない子もいます。

 

「俺のためにケーキつくってよ。買ってきちゃだめだよ。手作りね」と、朝からリビングに姿をみせた誕生日の子ども。途中から「俺もケーキ作りたい」と。完成したケーキを、初めは独り占めしようとしていましたが、みんなで食べた方が美味しいからと、途中から分けてくれました。誰かと食べ物を分け合ったり、嬉しい気持ちを共有したり…そんな経験を積んでいくことをみんなのいえでは大切にしています。

 

 

そんな彼らにお金があればしてみたいことを聞くと、「思いっきり遊びたい」「旅行に行ってみたい」と言いました。

 

お金を気にしてということもそうですが、境遇ゆえに自尊心が低く、なかなか自分から外に出ようとしない子も多いため、誰かと思いっきり遊ぶという経験をしてこなかった子も多いのです。

 

これまで地域のみなさんに支えられ、物資の支援などをありがたくいただく機会はありました。しかし仕事に勉強に追われている彼らは、「娯楽」という部分を、我慢をし日々の生活に追われています。

 

望んでいたことは、多くの10代の子どもたちがなにげなく与えられていた、「思いっきり遊びたい」そんな、ささいなことでした。

 

毎日1杯のコーヒーを飲みに来るお世話好きな近所のおじさん。ある日、こぶたの貯金箱を持ってきてくれ、コーヒーを飲むたびに10円を寄付してくれるようになりました。今では1杯のコーヒーを飲みながら、スタッフやおじさんと談笑をするのが子どもたちの毎朝の日課となっています。

 

 

虐待のその先にある、子どもたちの現状に目を向けてほしい


 

児童虐待を受けて保護された子ども達が、その後、社会的養護のもとでどのようにして生きているのか考えたことはありますか。

 

ここには親や親戚に頼ることなく、自分の運命と向き合い苦悩しながらも、前を向いて生きていこうとする少年たちがいます。

 

人より大変な人生かもしれません。それでも生きていかねばならない彼らは、「これまでよりも、これからを大切にするように」生きています。

 

そんな彼らの姿を、多くの人に知ってもらい、あたたかな支援と応援の声を届けられればと思っています。

 

応援どうぞよろしくお願いします。

 

元塾講師で子どものやる気を引き延ばしてくれる方がいらっしゃいました。試験までの1カ月間、週2回、夜8時から11時までを集中的に引き受け、その間、子どもの気持ちに真剣に寄り添ってくれました。子どもにとって、応援者が多いことに越したことはありません。心強いお応援者となってくれました。

(ページ内にございます写真は全て子どもたちからの掲載の承諾を受けております。)

 

支援金の使途内訳



■入居児への非日常体験・旅行費用 
80,000円 × 6名(内1名、スタッフ同行)= 480,000円

 

現在、子どもたちと成立したらどこに出かけるか相談中です。初めての子もいるので、電車でどこかに出かけることや、「漫画家やイラストレーターに会って、仕事を見学してみたい」なんて話もでています。

 

旅行は、2019年3月までに実施する予定ですので、どこに行きたいか、適宜新着情報などでお知らせさせていただければと思います。

 

 

 

 

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プロフィール

2016年11月にスタートした自立援助ホーム「みんなのいえ」では、様々な事情により親や親類と暮らすことが出来ない、10代後半の若者たちが1つ屋根の下で、スタッフと共に生活をしています。みんなのいえのモットーは、「みんなのいえの暮らしを、子どもたちと一緒に考えていく」ことです。ホームとしてのルールはあえて設けず、その都度、子どもたちと話をしながら、子ども自身が自己管理、自己規制を感じられるよう、生活のなかでの会話やコミュニケーションを大切にしています。

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リターン

1,000


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【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
46人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

3,000


alt

【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

5,000


alt

【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
34人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

10,000


alt

【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

30,000


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【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

50,000


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【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

100,000


alt

【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

300,000


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【自立援助ホームで暮らす若者たちを応援!】

■ 少年たちからの一言をつけた感謝の手紙
■ 旅行の報告書をお送りします

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

プロフィール

2016年11月にスタートした自立援助ホーム「みんなのいえ」では、様々な事情により親や親類と暮らすことが出来ない、10代後半の若者たちが1つ屋根の下で、スタッフと共に生活をしています。みんなのいえのモットーは、「みんなのいえの暮らしを、子どもたちと一緒に考えていく」ことです。ホームとしてのルールはあえて設けず、その都度、子どもたちと話をしながら、子ども自身が自己管理、自己規制を感じられるよう、生活のなかでの会話やコミュニケーションを大切にしています。

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