手作りマスクの世界を高機能な「HKマスク」を通じて広めます

はじめまして、みんなのマスク実行委員会と申します。

 

私たちは、マスク不足に向けた取り組みとして、WEBサービス「みんなのマスク」を運営し、手作りマスクの普及に取り組んでいます。

 

▼「みんなのマスク」とは

新型コロナウィルス（COVID-19）の影響による全国的なマスク不足を解決し、本当にマスクを必要としている人に届けたい。「みんなのマスク」はそのような思いを元に開発・運用を行っている世界で唯一の手作りマスクに特化したWEBサービスです。
 
URL：https://www.mask-for-all.com/

 

街中からマスクが無くなって大騒ぎになった2020年2月末に開発を開始し、全員リモートワークで開発しながら、3月初にサービスインしました。その後、現在までに20万人以上がサイトを訪れ、地方自治体からご提供いただいたものから個人が考えた工夫や発明まで、100以上のマスクの作り方（マスクレシピ）が投稿されています。

 

 

 

【プロジェクトの目的】

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香港の化学博士が考案した「HKマスク」を販売することを通じて、手作りマスクをもっと世の中に広めたい。また、小規模施設で高機能な手作りマスクを一定量生産する手作りマスク生産方式を生み出してその手法を全国に広めたい。

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手作りマスクを広めようと活動をしている中で、私たちは香港の化学博士、鄺士山（クウォン・シーサン）さんが考案した手作りマスク「HK Mask」を知ることになります。私たちは、クウォン博士が自身のアイデアを世の中に公開して広く意見を集めている活動を行っていることについて、自分達の活動の意義を重ねて共鳴し、クウォンさんと連絡を取り合ってオリジナル動画の日本語化やその作り方の説明を「みんなのマスク」に掲載させていただきました。

 

▼香港の化学博士クウォンさんとHKマスク

 

鄺士山（クウォン・シーサン）

https://www.facebook.com/DrKKwongChem/

 

香港大学で博士号（化学）を取得。中文大学や香港理工大学で教鞭を執る。
引退した後はSNSにて自身のバックグラウンドを元に技術的な発信を行っている。
自身の調査の元、2020年1月半ばには「コロナウイルスの感染と拡散防止にマスクは有効」という投稿をSNS上で行う。

 

HK Mask（HKマスク）

 

クウォン博士が考案したHKマスクは以下のような複数の特徴を持っています。
私たちはこれらの特徴を持つためこのマスクが高機能であると意味付けています。

• 立体的な形と耳と頭の2箇所の固定方式により顔にフィットして感染症予防に重要な密閉状態を作れること
• 中に入れるフィルターを工夫することにより医療用のN95マスクに近い性能を持つこと
  • クウォン博士のFacebookぺージ １／ ２
  • HKマスクの発表会見
    • 「布カバーと一緒に2つのティッシュをフィルターとして使用することで、空気中の0.3マイクロメートルの粒子の70％をろ過し、N95マスクの70％の効果を達成できる」
• フィルター以外を洗って再利用ができること
• 一般的なマスクとして恒久的に使うことができるデザインであること

サイズ：

S（高さ: 12cm, 幅:18cm）
M（高さ: 15.5cm, 幅21cm）

※HKマスクは顔をしっかり覆う作りになっています。

サイズの目安として、成人男性の場合はMサイズ、女性や子供はSサイズを選択ください。

参考までに、通常の使い捨てマスクのサイズは(高さ: 10cm, 幅:16.5cm)程度です。

※HKマスクの型紙にはLサイズ等もありますが、大きめな作りなので日本人でも大きさに抵抗がないと思われるS/Mサイズに絞って今回は販売いたします。

 

＜HKマスクの作り方やフィルターに関する情報はこちら＞

 

https://www.mask-for-all.com/recipes/61

 

「みんなのマスク」内に掲載してあるＨＫマスクの作り方はクウォン博士のFacebookページでも紹介していただきました！

 

 

 

▼日本国内で大反響、そして課題も・・

 

「みんなのマスク」で日本語で解説したHKマスクの作り方（中国語と英語から翻訳）を掲載したところ、SNSを中心に大きな反響を呼び、1週間で1万件以上の情報の拡散がありました。

 

日本国内ではマスクの需給改善の見通しがなかなかつかない中、これをきっかけにHKマスクを作る人や手作りマスクについて興味を持つ人が増加していったのです。

 

 

一方で、ミシン等がなくて自分では作れない、作るのが難しいので売っているものがあれば買いたいといった声やもっとこのマスクを広めて欲しいといった声も多く聞くことになり今回のプロジェクトを考えるきっかけとなりました。

 

 

 

▼クウォン博士へのプロジェクト相談

 

上記の背景を踏まえ、今回のクラウドファンディングの企画についてクウォン博士に相談を行ったところ、快く了承をいただくことができました。

以下は実際のやり取りの一部です。クウォン博士の決断の早さにはいつも驚かせられます。

 

　　

 

 

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今回のクラウドファンディングを立ち上げた目的は３つあります。

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①高機能なHKマスクを使いたいけど作ることができない人に届けます

 

HKマスクが欲しいと思っている方にマスクをお送りします。

※マスクは5月以降に順次発送予定です。（2020年9月までにお届け完了予定）

※今回発送するマスクにはフィルターは付属しません（HKマスクはティッシュなどのフィルターを自分で入れ替えられる仕組みです）

※出荷前に品質検査を行いますが手作りで生産を行うため個体差または仕様差がある場合があります

※マスクの製造は③で検討を行う生産方式にて行います

※サイズ・色等を選択することができますが、説明用の画像と全く同じもの届く訳ではありません

お急ぎの方は、HKマスクの作り方は公開されていますのでまわりの人の協力を得て作っていただくという手段もご検討ください。支援いただいた方へは、マスクに先駆けてお送りする予定の御礼のメッセージに日本語版の型紙を添付させていただきますでそれもご活用ください。

どうしても早く欲しいという方はTwitter又はFacebookにてお知らせください。我々の方で調整して個人のマスク生産者の方につなぐことも考えます。

 

 

②「みんなのマスク」を応援してください

 

多くの方に「みんなのマスク」のWEBサイトを利用していただき嬉しい反面、サイトには負荷がかかり、サーバのスケーリングに掛かる費用や情報の転送費用に多くの費用が発生しています。みんなのマスクプロジェクトを応援していただける方は是非お願いします。
また、自分でマスクを作ってみた方はぜひ「みんなのマスク」に投稿して手作りマスクを広めていきましょう！

今後、マスク不足が解決するまでみんなのマスク実行委員会が力尽きることなく継続して機能開発と運用を続けていくためにもよろしくお願いいたします。

 

 

③手作りマスクの個人制作の枠を超えて、小規模施設で高機能な手作りマスクを一定量生産する手作りマスク生産方式を確立します

 

例として、地域の社会福祉事業施設（障がい福祉施設等）でHKマスクが製造できるように材料調達、生産工程、品質基準、衛生基準、出荷方法等の仕組みを検討します。この方法で作られたマスクを支援していただいた方のお手元に届けます。手作りマスクのための材料も枯渇し始めている現状を踏まえ、「みんなのマスク」のWEBサイトに寄せられた意見等も参考にして、複数の素材を研究し、材料調達において発生する可能性のあるクリティカルパスを回避します。

 

クラウドファンディングが終わった後も社会福祉事業施設等は手作りマスク製造ノウハウを元に継続して生産を継続することができ、完全にマスク不足が解決するまでは小さなマスク工場の一つとなって供給を支えることができます。さらに、手作りマスク生産方式をコピーして複数の地域や施設で並列して手作りマスクが生産できるような運用を構築します。

この方法は、既存の施設や人を有効活用することができ、大規模に資金を集めて設備投資をしたり場所確保したりする必要がありません。よって、マスクの需要と供給の状況に合わせて、生産規模をまるでクラウドコンピューティングのように大きくも小さくも柔軟にスケールすることができるものになるのではないかと考えています。

 

 

 

 

▼資金の使い道

• 今回集めた資金については、上記①~③の目的のために全て活用いたします。
  • 手作りマスクの販売に関すること
  • WEBサービスの開発・運用に関すること
  • 手作りマスクの生産に関すること
• 目的達成のための詳細な活動内容及びそれに掛かる資金内訳についてはみんなのマスク実行委員会が定め、支援いただいた皆様にはインターネットを通じて活動結果のみを報告させていただきます。
  • WEBサイト：https://www.mask-for-all.com
  • Facebook：https://www.facebook.com/minnanomask/
  • Twitter：https://twitter.com/minnanomask
• 本件に関連して、仮に利益が発生した場合はその利益の全てを新コロナウィルスの対応に関する活動等に寄付いたします。
  • 例）手作りマスクを追加生産して不足している地域や人に届ける
  • 例）その他新コロナウィルスの対応を行っている団体等に寄付を行う

 

▼今回販売するマスクに関して

 

【マスク販売の行為について】

• 厚生労働省/経済産業省/消費者庁よりマスクの転売規制に関する文書が発行されておりますが、今回のプロジェクトはマスクそのものを生産するものであり、消費者に対して直接マスクを販売する小売事業者等に該当し、いわゆる転売行為に該当するものではありません。
• 詳細に関しては、厚生労働省/経済産業省/消費者庁から発行されている「マスク転売規制についてのＱ＆Ａ」 の（Q.3-1 どのような転売行為が禁止されますか。）についてもご確認ください。

 

【品質表示について】

• 支援者に送付するマスクについては、（一社）日本衛生材料工業会連合会で定められたマスクの表示・広告自主基準を参考にして発送時のパッケージに以下の項目について記載したものを添付いたします。

(1) 品名 （HKマスク）
(2) 対象 （かぜ・花粉・ほこり等）
(3) 素材名 （生地：綿100%予定、ひも：綿100%またはナイロン予定）
(4) 抗菌剤 （現時点では使用予定はありませんが、使用する場合は記載します）
(5) 入数 （支援者様の購入数に応じて記載します）
(6) 製造者、販売者の名称、住所及び電話番号 （現時点では未定のため発送時に記載します）
(7) 梱包材の材質 （ポリエチレン又はポリプロピレン）

※表示内容、特に素材に関しては製造過程により変更になる可能性があることをご了承ください

※素材が現時点で確定していませんが、布と糸により作ることができるので仕入れに難航する可能性は低いと考えています

 

【海外発送について】

• 日本国内以外（海外）への発送は行いません。予めご了承ください。

 

▼リターンに関するご留意事項【命名権、メッセージの掲載その他のライセンスについ

て】

• みんなのマスク実行委員会は、支援者が以下に該当し、またはそのおそれのある名称、愛称、表現等を使用した場合には、当該支援者の指示に従わないことができるものとし、その場合であっても、支援者に対する支援金の返金は行われないものとします。
  • 法律・条例に違反するもの
  • 公序良俗に反するもの
  • 政治活動に関するもの
  • 宗教活動に関するもの
  • 実行者又は第三者の名誉・信用、知的財産権その他の権利を侵害するもの
  • その他不適切なもの
• 支援者は、みんなのマスク実行委員会が別途定める期限内に限り、命名権の行使、掲載メッセージの指定その他の購入した権利を行使することができるものとし、支援者がこの期間内に権利を行使しなかった場合であっても、支援者に対する支援金の返金は行われないものとします。
• その他、ライセンスに関する不明点などについては、「READYFOR」のメッセージ機能を利用する方法その他の方法により、みんなのマスク実行委員会にお問い合わせ下さい。

 

▼みんなのマスク実行委員会のメンバー

メンバーの一人が花粉症のためのマスクが買えなかったことをきっかけにマスクの手作りを開始。そのことをきっかけにマスクもオープンソースのソフトウェアのようにみんなで知恵を出し合って開発し、個々人がでまるで町工場のようにマスクを生産・流通させる方法を考えることができればマスク不足解消の役に立つでのはないと考えた末、マスクの作り方（マスクレシピ）やアイデアを共有するサイトの開発へと至りました。

 

3人は社会課題への対応や新しいことに挑戦することに楽しみを感じながら、主に自身の本業が終わった後に毎日深夜まで開発を続けました。これまでにお互いが仕事を一緒にしたことはなかったものの、店舗やマスク作り手への聞き込み調査・スクラッチからのサービス開発・WEB/SNSを活用したマーケティングやユーザーサポート・統計データ分析とその適用・各種自治体や手芸店、その他マスク関係者との連携など、それぞれの持ち味を生かして現在までにボランティアながら400時間以上を開発と運用に費やしてきました。

 

元々住んでいる場所が離れていたこともあり、時流よりも一足早くZoomを使ったリモート開発を始め、完全リモート体制で開発開始からこれまでに一度も直接会うことなくプロジェクトを進めているのも特徴です。

 

田村）

製造業関連ソフトウェア会社、大手自動車会社の経験を経て起業。現在は製造業の研究開発支援、愛知県内のものづくりインキュベーション施設でのITコンサルティング等を行う。

 

丹治）

東京大学大学院で機械学習の研究を行う。大学院修了後Wantedly株式会社でエンジニアとしてWEBサービス開発に従事。

 

松本）

フリーランスのITエンジニア。オープンソースコミュニティ等でも開発に貢献。

 

▼このプロジェクトにJOINしたい方へ

私たち3人で企画・開発・運営してますがまだ手が足りていません。私たちのミッションに共感し一緒に手伝っていただける人がいましたらご連絡ください。小さなチーム、大きな仕事を目指しています。

• 翻訳を手伝ってくれる方（中国語など）
• デザインを手伝ってくれる方
• WEB開発を手伝ってくれる方（Rails, AWS）
• マーケティングを手伝ってくれる方

やりたいこと・興味のあること・できそうなことを書いて以下へご連絡ください。

連絡先：minnanomask@gmail.com

▼このプロジェクトを裏側で支えてくれる会社様などへ

マスクの材料等について無償または安価でご提供いただける企業様を募集しています。ご協力いただける会社様はWEBサイトへロゴを掲載させていただき、支援内容に関してSNS等で発信いたします。

例として、マスクゴムとしてうちの会社のこんな素材が使えないか、布のハギレの在庫があるけど使えないか、イベントでTシャツを作り過ぎて余っているけど使えないかといったご提案でも結構です。

 

興味のある会社様は以下へご連絡ください。

連絡先：minnanomask@gmail.com

 

 

 

プロジェクト終了要項

製作物    
マスク

製作完了予定日    
2020年9月30日

製作個数    
2000個

その他    
WEBサービスの開発・運用完了予定日：2020年12月31日