増え続ける保護猫 寒暖差の激しい臨時の部屋を整備したい

飼育禁止のお家で２０匹余りの猫が・・・
保健所からの相談で始まりました。

 

住まう人々も様々な事情があり、市役所や保健所の方と一緒にお話に伺ったのが少し前。

 

もちろん猫たちに里親さんを見つけて、生活改善できれば理想ですが、それが難しいからこうなってる・・・

口で言うほど簡単ではない重い現実。

決して悪意ではない、いろんな要素が複雑に絡まって身動きできなくなっています。

ただ、押し問答しているうちに事態は急速に悪化していくのは間違いない！！

すべて、不妊手術をしていないんですから！

 

行政にお願い！　とにかく人を福祉につなげてほしい。

問題は理屈では解決しません。

やりたくでもできない人、

何をしたら解決になるのかわからない人、

そのために福祉があるはずです。

残念ながら、日本の福祉は申告が必要。

勝手に手が伸びて家庭に入ってくることは望めない。

でも、不具合が起きている人は、その申告ができないんです！！

その部分がつながらないと、そこに居るしかない動物たちは救いようがない(´；ω；`)

彼らは飼い主を選ぶことができない、それは悲劇しか生まないのです。

 

訪問から３週間、７月２日の一斉不妊手術に向けて昨日、まずは10頭を預かりました。

狭い賃貸住宅の2階に押し込められていた猫たち。

シートにつく足跡は、じっとりと糞尿のシミがついていきます。

白い子たちなのに、足の裏は茶色く変色しています。

それだけでも過酷な環境がうかがえ気がめいってきます。

 

 

狭い部屋から出たことのない猫たち、みんな口呼吸でパニックを起こしてる。

そして・・・妊娠してる又は、産後であることが明らか💦

飼い主さんは、子猫はいない！というけれど
死んでしまったのかな・・・・

そして今日の夕方、

！！！赤ちゃんが生まれてる！！！

保護直後、特に呼吸が荒く苦しそうだった三毛ちゃんが出産していたんです(=^・^=)

残念ながら1匹は亡くなっていました。
そして、一生懸命おっぱいを探しているもう1匹が！！

お母さんはまだ苦しそうなので、お産は終わっていないのかもしれません。

 

初めてキャリーに入れられ移動したショックで早くなってしまったのか、お母さんが面倒を見る様子がありません。

まだ出産が続いているのならあまりいじることもできないので、落ち着ける場所に移動。

ゆっくり見守るしかないですね。

 

今回手術計画がなかったら、酷暑の中、劣悪な環境で出産していたのかと思うと、押し問答なんてしている場合ではありません！！

 

日々命と向き合う私たちの現場。

理屈の前に命がある。

その命は、どんなに小さくても、懸命に生きようともがいています。

それを目の当たりにし、そして簡単に消えてしまうことも知っています。

 

人の福祉につなげること、ある程度踏み込んだサポートをすること

それがなければ、子供たちも高齢者も、動物たちも救えるはずがないのです！

 

今この時も、三毛ちゃんは頑張っています。

もうあの場所へは、戻せません。

でも、現状もふっこには受け入れ場所がありません💦

幸い穏やかな子たち、何とか1匹でも多く里親さんにつなげたい！！

 

何とかご協力いただければ嬉しいです！！