大切な命を守りたい。多頭飼育崩壊を未然に防ぐため猫に不妊去勢手術を

先日、久々に山に置き去りにされた子たちの所へいきました。相次ぐ相談で中々最近行けなくなってしまっていて、心配していました。

 

その日はシェルターをボランティアさんにお願いして、一路山へ。

 

 

まず、なぜねこたちが山に置き去りにされたのか、という経緯からお伝えさせてください。

 

ここはもともと、市の保健所からボランティアさんが「捕獲器を貸してほしい」と言われてもふもふ堂が関わった場所でした。

 

保健所によるとはじめのお話では、「15匹くらいいます」とのことでした。

 

しかしボランティアさんが見に行った時に15匹どころでは無いだろうということで、あちこちから捕獲器を借りてました。

それでもオペの前日に足りないということで捕獲器を車に積んで行くことになりました。

 

えっ！って思うほど山の上でした。

 

落石注意の看板が何度も出てきて集落も無くなり、場所間違えたかな？と思い始めたところに、集落があり猫は44頭もいました。

 

15頭というお話が全く違いました…。

 

 

 

 

翌日の移動手術をしに来て下さるオペ1日では無理、ということで10頭は連れて帰り、その週のもふもふ堂でやるオペに回すことにし、その他は伊那のボランティアさんにもお願いして、伊那でやるオペにも連れて帰ってもらって、猫たちを全頭オペできる手筈をしました。

 

お金はボランティアさんが立て替えましたが、こんな相談が相次いではボランティアは続けられません…。

 

何度も何度も多頭現場の子たちのレスキューを行ってきました。

しかし、団体で莫大な手術費を建て替え続けることはできません。

だからといって、オペをしない訳にもいきません。

 

 

そうして悩んだ結果、今回クラウドファンディングの挑戦をするに至りました。

 

 

オペをしないで増えてしまった猫たち。

近所からの苦情も多かった場所です。

なんと猫を置いて家主は引っ越してしまいました…。

 

 

とり残された猫たちはどうなるのだろうか…？

家主は悪いと思ってもいないのだろうか…？

 

 

山の上で空き家になった場所に、せめて餌だけは運んでもらうように頼みこみました。

 

山の綺麗な水が流れていて、餌があればなんとか生きていけます。

全く人に慣れていない猫たちは、人が来ればどこかに逃げてしまいます。

そういう子達は人の生活の中に閉じ込めてしまうことが幸せだとは思えません。

 

なので、ここに餌を運んでもらって生きてもらうしかない。

だけど人なつこい子や弱っている子は、なんとかしてあげたい。

 

 

信州の厳しい冬を迎える前にという思いで、ちゃんと餌が貰えてるかの確認も含めて時々、この場所まで足を運んでいます。

いつも見かけていた子は、すぐに出てきてくれました。

餌がからっぽだったこともあり、多くの子達がわらわらと

 

 

餌の補充をして、しばらく様子を見ました。

外の子達は元気に飛び回っている子もいました。

 

 

餌を食べに行きたいけど、人がいると嫌な子達は、影に隠れてこちらの様子を伺っているので、餌場から離れてあげました。

 

具合の悪そうな子は、早めに保護してあげなければと思いながら、山を後にします。

 

 

こんなことが繰り返されないように、祈るような気持ちで帰路につきます。

もふもふ堂は、こういう子たちと日々向き合っています。

 

多頭飼育崩壊が起きてしまう前に、食い止めなければなりません。

そのために、なんとしてでも第二目標の500万円は達成させたいのです。

500万円まで達成できれば、350頭の大規模TNRを行うことができるからです。

 

 

皆様の応援を活力に変えて、最後の日まで発信を続けます！

どうか、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

 

多頭飼育崩壊ゼロをめざして。