都市の農地を活かして子ども達が自然で遊び、学ぶ場を創りたい！

都市で子どもたちが農家の方と一緒に作物を作り、その周りの自然で遊び学ぶ場を創りたい！
その思いを綴らせていただきます。

＝エアコンの中で暮らす都市の子どもたち＝

夏、バスを降りて、森の学校の校舎に着いた都市の子どもたちの第一声が
「エアコンないの！？」

エアコンはないとこたえると
「えー！！」
子どもたちの声が広い校庭に響きます。

校舎内で入学式を終えて校庭に出る時、渋々靴を履き外に出ます。
休憩で室内に入ったら、そのまま黒板でお絵かきを始めます。

「森へ遊びに行くよ！」
声を掛けますが、やっぱり、子どもたちはうつむきかげんです。
それが、体育館の横の水たまりで、カエルを発見した時から子どもたちの表情が変わって行きました。

谷津田に向かう頃には、子どもたちが率先して先に進みます。
谷津田に着く頃には、もう、子どもたちは大騒ぎ、
「バッタ！」
「トンボだ！」
「こっちのカエル大きい～！」
「コオロギもいる！」
帰ろうと言ってもなかなか帰りません。

宿泊は、校庭に張ったテントなのですが、
翌日からは、一旦テントに荷物を取りにいったら、外を走り回って
なかなか、校舎に戻ってきません。
水路でカエルを見つけたらみんな集まってきて夢中です。

「あれ？　エアコンなくても大丈夫なの？」
ちょっと意地悪して、子どもたちにたずねてみると
前髪を汗でおでこにくっつけた顔をこちらに向けて、
照れくさそうにニコニコしています。

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子どもたちの順応性には目をみはります。
子どもは、本来自然を楽しみ遊ぶ能力を持っています。

今、熱中症が問題になっていますが、
暑い時に対策をとるのはもちろんですが

（森の学校では何重にも対策をとっています）

大切なのは、常日頃から体を動かし
『暑さに対応できる体』をつくることです。

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日頃から少し汗をかく活動、適切な食事・睡眠、体重維持などでの自己管理が求められます。
参考）NHK視点・論点　「熱中症から命を守る」2014年07月03日 (木)　
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/192212.html

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まさに子どもの健全育成です。
作物を育てるたいけんの場合、季節を通して外での活動ができますので、
子どもたちの日頃の体質づくりができます。

都市では、ヒートアイランドなどもあり、室内ではどうしてもエアコンが必要です。
そのため、子どもたちが体を動かし汗をかき遊ぶことは、意識して機会をつくらないと難しくなっています。

身近な自然とふれあいながら子どもたちの健全育成ができる
「都市農・子どもの畑」をぜひ実現したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします！

※写真は、森の学校の活動の写真です。本文と関係ない写真を使っています。