ゆこう!秘境と東京を繋ぐアート使節団!子どもたちが村の未来をつくる
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 97人
- 募集終了日
- 2023年1月31日
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プロジェクト本文
Morotsuka Art project
人口減少・過疎、コロナ禍、台風14号被害。
このプロジェクトは宮崎県の秘境・諸塚村の子どもたちが、時代によって諦めさせられたことをアートによって取り戻す挑戦です。暮らす場所や環境によって選択肢のないことが「仕方がない」にされない、地域の未来をかけて。
|| Morotsuka Art project ||
山間部の子どもたちの体験選択肢が少ないことは、日本の課題とも直結しています。
僕らは村と都市を結び・繋ぎ・紡ぎ課題解決をはかりながら、この秘境から3つのアートアクションを通して、子どもたちの持続・循環的なアート体験の仕組みづくりとコミュニティづくりを目指します。
1.「Mori no Todai!人が行き交い出会う場(仕組み)づくり」
2.「Yanaka Exhibition!山村を覗く窓としての展示会in東京谷中」
3.「KenToshi!秘境と東京を繋ぐアートな使節団」
上記3つのアクションを行うための費用100万円が必要です。どうか最後まで、お読み頂けないでしょうか?
諸塚村のご紹介。ー 不便さが生む人と人が力を合わせる喜び
はじめまして、一般社団法人ハチハチの森佑介と申します。
東京出身の僕が5年半前に移住した宮崎県諸塚村は、九州山地のただ中にある僅か1400人がささやかに暮らす地域です。自己紹介(取材文)
移住と同時に起業した弊社で、村の移住定住業務や移住に限らない多様な関わりを地域と持つ方々を増やす関係人口創出事業などを推進しています。信用よりも信頼を重視し、地域の人々との関係性を時間をかけ築きながら少しずつ事業を増やしていきました。
諸塚は車で宮崎空港から2時間半、よその町にある一番近い駅からも1時間かかる山間僻地です。複雑な谷筋をまるで生き物のように広がる雲海、燃えるように山肌を染める夕日。思わず「ヤッホー」と声を出してみたくなる風景が広がっています。
それから森の中にぽつんと現れる棚田、一昼夜を徹して舞が奉納される夜神楽、空に近い集落。夜になり向こうの山の中腹にぽつぽつと灯る家々の明かりを、移住当初、星の瞬きと勘違いしたのが懐かしいです。
村に無いものは余りに多く、都市からも遠いため商品サービスで解決できないことが一杯です。買うよりも作り分けあう、機械化するよりも人の手をかける。
人はそれを不便と呼ぶかもしれません。
でもその手間暇のために人と人が力を合わせる時間が生まれます。その時間が、僕は何より好きです。
小さな村の人々は、力を合わせることを厭いません。 けれど他にはない豊かさがある一方で、子どもたちを取り巻く環境は厳しさを増しています。
それでも止められない山村と子どもを取りまく環境の危機
日本全体の急速な人口減少はご承知の通りです。くわえて山村地域は日本国土の50%を占めますが、人口は3%程。地方と都市の人口偏在も進んでいます。※参照元:農林水産省平成22年山村基礎調査
諸塚村でも、唯一の中学校は生徒数30名程のためサッカー、バスケットなどのチームスポーツや文化系など存在しない部活動があったり、様々な体験機会が身近にない課題があります。
アート体験もその1つです。
そして2020年からのコロナ禍。
高齢化率の高さ等から地域医療への危惧もあり、村と都市の行き来にも強い制約が生じました。子ども対象の地域イベントや体験活動、講師の招聘、東京研修旅行なども2年間中止が続いてきました。
そして後述する台風14号による激甚被害。
子どもたちを取り巻く状況は厳しさを増し、様々な体験の制約や選択肢の消失が起きています。これらの課題は、もはや山村に暮らす僕らだけでの解決は難しいのが実情です。
「Morotsuka Art project」心躍る未体験を子どもたちへ。アートを地域に。
このプロジェクトは、子どもたちがどこで生まれようと、どこで暮らそうと、どんな状況であろうと、多様な体験が確保された未来を目指し、アート体験を地域に創り出すことから始まりました。
確保したい体験や選択肢は無数にありましたが、ジェンダーや年齢差、あるいは暮らす場所すら超えて様々な人たちとの共創を生み出していける可能性をアートに感じました。
|2021年 ReArt Ship プロジェクト / 2022年 森の灯台プロジェクト
子どもたちのアートが山村と都市を行き交い人を繋げる
2021年から始まったアートプロジェクト。
そもそも近隣地域も含めアーティストは殆どいません。そこでアート活動の盛んな東京都台東区谷中にある“さんさき坂カフェ”を拠点に人材をネットワークし、オンラインを軸とした講座をスタートさせました。
|2021年 ReArtShipプロジェクト
6名のアーティスト・デザイナーとチームを組んだ計3回のアート体験。整った道路など無かった時代に、村と町との物流・交流を担い河川を行き来した帆船・高瀬舟をコンセプトに、子どもたちのアートを村と都市との間を行き来させ人を繋げることがミッションです。
教室そのものをキャンバスに絵を描いたり、最先端のデジタル木工技術で2mを超える舟の模型をつくりペイントしたり、製材所の端材を用いたアートなど、唯一無二の体験を提供できました。
|2022年 森の灯台プロジェクト
今年度は子ども参加型アーティストインレジデンスに挑戦。村に残る「昔とうきび」と呼ばれる日本最古のトウモロコシの物語をテーマに、原産国メキシコと村を繋ぐアートプロジェクトを子どもたちと実施しています。
取り壊される廃校の壁にアーティストと壁画を制作、子どもたちの絵も加えた巨大作品をNFT技術によってデジタル化し、風土の記憶と共に様々な人々と分かち合うことを目指しています。
風土の記憶の新たな旅路を照らす、森の灯台。僕らの村の物語を遠い国まで、遠い未来までつなげる灯りとなることを願っています。
|アートが東京へ
これらの作品は上述のさんさき坂カフェにて展示を行い、多くの方々に見て頂けました。
「この作品は購入することができますか?」
「こんな素敵な作品が生まれた場所に旅したくなりました」
「子どもたちにぜひ東京に来てほしい!」
「この作品を描いた子にお手紙を送れませんか?」
など、想像を超える反響に子どもたちのチカラ、アートの可能性を実感した瞬間でした。
加わる仲間はアーティストに限りません。2022年作品はメキシコ大使館シェフからも共感頂き、昔とうきびや村の食材を使ったメキシコ料理の提供もイベントにて行いました。風土の記憶の物語が海を越えて伝わりました。
子どもたちから届く感想も毎回大きな喜びです。
「初めて窓に絵をかいたり、色んな人と色んな事ができて嬉しかった!」
「舟をつくって出来上がった時はすごかったし、ビックリしました!」
「つくる時の心が破壊されるぐらい盛り上がりました!」
「初めてアートをして、友達とたくさん話ができたり、みんなで楽しくアートができて嬉しかったです。家の人に今日やったことを早く話したいです!」…etc
木々の年輪の様に少しずつ共感の輪は広がっていっています。そしてその真ん中に村の子どもたちがいます。
台風14号による激甚被害。コロナ、台風被害。再生よりも、もっと前へ。
そんな活動の最中、忘れもしない日がやってきます。2022年9月、巨大化した台風14号が襲来します。猛烈な風雨が通り過ぎるのをじっと堪えた長い夜が明けると、目の間に広がっていた景色は言葉を失うような信じられないものでした。
毎日眺めていた河川は氾濫し、毎日使っていた道路は崩壊し、毎日声を掛け合っていた仲間たちの店や工場には、おびただしい量の流木や泥が積み重なっていました。
土砂に身体の半分が埋まった子、大切な居場所が傷ついた子たちがいました。
災害の前から、コロナの前からとうに困難な状況だった諸塚村で、子どもたちがこれから手にするものが再生では足りません。
再生よりも、もっと前へ。
「Morotsuka Art project」 - 僕らが次に目指すミッション
そのために出来得る限りのことをする決意をしました。
暮らす場所や状況に関わらず、子どもたちのチカラと、大人たちの支えがあれば心躍る体験が叶うこと、心弾けるような出会いが待っていること、そのことを子どもたちに実感して欲しい。
それが、子どもたちの未来に対してしてやれること、村の未来に対してできることだと信じています。
1.「Mori no Todai! 人が行き交い出会う場」-紡ぐ-
多様なセクター・人々と連携しアート体験・プロジェクトを持続的に創出。舟路を照らす灯台のように、村の新たな未来を照らし、山と都市の人々が集い行き交う目印となるような場(仕組み)を創ります。
2.「Yanaka Exhibition! 山村を覗く窓としての展示」-結ぶ-
江戸時代から続く芸術の地・台東区谷中での展示取組みを継続。人の代わりに子どもたちのアートが諸塚村と谷中を行き来し、村と都市に暮らす皆さんとの接点を生み出します。村の暮らしが見える窓としての展示会です。
3.「KenToshi! 秘境と東京を繋ぐアートな使節団」-繋がる-
かつて九州から旅立った遣唐使ならぬ遣東使。秘境・宮崎県諸塚村から子どもたちがアートを引っ提げ2023年2-3月に東京を目指します。谷中エリアでの作品展示や村の発信はもちろん、皆さまとの交流やアーティストたちとのコラボレーションなど、肌で記憶するような体験を子どもたちに届けます。
みなさまからのご支援で叶えられること
今回の寄付の多くは子どもたちの東京往来(東京使節団)に使わせて頂きます。子どもたち自ら支援者・アーティスト・デザイナーらと出逢い、次の活動へと繋げていく。取組全体をイベントで終わらない持続・循環的なものにする端緒にしたいと考えています。
使節団は村内の中学生・小学生(5年生以上)から募り、これまでのアート活動に関わっていた子たちが中心となる予定です。
▲目標金額:100万円
使途:子どもたちの東京使節費、イベント開催費、リターン制作送付費、クラウドファンディング手数料
▲スケジュール
・2023年1月:リターン用のNFTアート(寄付者の氏名付)の発行
・2023年1月:リターン用のアート作品制作
・2023年2~3月:リターンの随時発送(予定)
・2023年2~3月:(調整中):東京使節、展示会およびイベント開催
※イベントの詳細や日時は改めて寄付者の皆様へご連絡します
より多くの方に村を、そして子どもたちを知ってもらい、プロジェクトが生み出すコミュニティに加わって頂けたらと願っています。
さいごに
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
2011年 東日本大震災当時、大学生だった僕はボランティア活動のため東北と東京を行き来していました。震災からひと月ほどしか経たない現地での体験を、この全身が記憶しています。
鮮明な記憶の1つは、インフラ、産業や住宅の復旧・復興が優先され、子どもたちへの支援が遅れていたこと。あの時、地域の大人たちが自ら子どもたちへの支援・環境整備を始めていくのを見ました。未来を生きる子どもたちの今を「仕方がない」と諦めない人々がいました。
もう1つ忘れられない記憶が、人間と人間の繋がりでした。余りに多くが失われた地で、最後に残り輝いていたものが人間同士の繋がりであり、それだけが未来への意志のように見えました。
あの日から、その風景を頼りに移住地を探し求め、そして諸塚村へと行きつきました。 村での暮らしは、人と生きる喜びをいつも教えてくれます。
ないものは数えきれないほど。でもそれを補って余りある程に、人と人が力を合わせる喜びがここにはあります。
そんな人の輪を、この秘境の村の子どもたちを真ん中に、暮らす場所を越えて皆さんとも重ねてゆきたいと心から願っています。
この小さな村に広がる大きな風景が、皆さんの風景にもなりますように。
村の子どもたちの笑顔が、皆さんの笑顔にも繋がりますように。
どうか、みなさまの温かいご支援を宜しくお願い致します。
- プロジェクト実行責任者:
- 森佑介(一般社団法人ハチハチ)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
・KenToshi!山村と都市を繋げるアートな使節団の実施費用(東京往来費、イベント開催費など) ・リターン制作送付費用(壁画アートNFT化、能登正人氏と行うアート制作費、送料など) ・目標金額を超えた分の扱い 使節団メンバーを増やしたり、東京往来時のアーティストコラボの拡充など、より充実した内容に挑戦します。
リスク&チャレンジ
- リターンを実施する上でのリスクについて
- 子どもたちが東京にてイベントを開催する日程を現在調整中。 2023年2~3月の週末にて実施予定。 また社会情勢を鑑み期間内で実施出来ない場合は、2023年4月以降に延期し開催。
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プロフィール
九州山地のただなかにある秘境・諸塚村で、移住促進や関係人口創出等の事業、地元事業者の行う複合型コンビニ事業の支援などを行っています。 2021年から東京のアーティスト・デザイナーらと連携し、山村の体験活動を増やす「Morotsuka Art project」をスタート。 コロナ禍、台風14号激甚被害。どんな状況でも「仕方がない」と諦めなくて良い地域を目指し、村の子どもたちがアートのチカラで秘境と東京を繋げるクラウドファンディングに挑戦中です。ご支援宜しくお願いします!!
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リターン
5,000円+システム利用料
【この挑戦のった!!】
●お礼のメール
シンプルに子どもたちの活動を応援したいという方はこちら。
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年3月
10,000円+システム利用料
【この挑戦のった】全力応援!
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シンプルに子どもたちの活動を全力応援したい方はこちら。
- 申込数
- 31
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年3月
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- 2023年3月
プロフィール
九州山地のただなかにある秘境・諸塚村で、移住促進や関係人口創出等の事業、地元事業者の行う複合型コンビニ事業の支援などを行っています。 2021年から東京のアーティスト・デザイナーらと連携し、山村の体験活動を増やす「Morotsuka Art project」をスタート。 コロナ禍、台風14号激甚被害。どんな状況でも「仕方がない」と諦めなくて良い地域を目指し、村の子どもたちがアートのチカラで秘境と東京を繋げるクラウドファンディングに挑戦中です。ご支援宜しくお願いします!!