プロジェクト概要

お母さんがいることは当たり前じゃない

 

ページをご覧いただきありがとうございます、臼田明子と申します。昭和女子大学現代ビジネス研究所で、女性と子ども、家族を研究しています。

 

皆さんは若くして母親を亡くした女性たちが困っていることをご存知でしょうか。私自身もその一人でもありますが、周りの方のおかげでなんとか子育てなどを乗り越えてこられました。しかし何度もなんども「母親がいたらもっと色々アドバイスもらえていたのに」と思うことがありました。

 

そういった女性たちは調査しているとやはり、同じ境遇の方々とお話ししたり、子育ての仲間などを必要としている方が多いです。にも関わらず、「同情されたくない」などといった理由からカミングアウトをしたがらず、さらに困っていく人がほとんどなのです。私はこうした状況を打破していくために、彼女たちを招いてシンポジウムを開催します。

 

しかし、その開催費用が不足しており、今回クラウドファンディングに挑戦させていただくことになりました。どうか皆さまのご支援をお願いいたします。

 

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一緒に活動を行なっている小林さんと。

 

悲しみを分ち合いたい

 

私は、27歳で母親を病気で亡くし、30代前半で2人の子どもを出産しました。妊娠・育児では、適切な相談相手がおらず本当に困りました。もし母が生きていたら、育児に関する全ての悩みを相談できたかもしれません。

 

そのため子どもにも負担をかけてしまったことも多々あると思います。

 

私は自分自身がそういった経験をしたこともあり、母親のいない女性たちで集まり、お互いの思いや経験を語り合う「マザレスお嬢」という会を作りました。マザレスは英語の"motherless"(母親のいない)に由来しています。

 

母親がいない悲しみにも押しつぶされそうになっている

 

その会を通して、若くして母親を亡くした女性たちと出会ってきました。そんな中で見えてきたことがあります。

 

それは結婚・出産・育児に関することは母親からアドバイスをもらうことも多いと思うのですが、母親がいない女性は様々な場面で悩み、それと同時に母親がいない悲しみにも押しつぶされそうになっているという現状でした。

 

実は日本では「子どもを亡くした親の会」「母子家庭の会」「父子家庭の会」、また親しい人を亡くした「グリーフケアの会」はたくさんありますが、私たちのような『母親がいない中での子育てをする女性向けの団体』はないのです。


日本の女性が長寿なので、母親を若くして失った人が少ないことが、マザレス女性の支援団体が無い原因の一つかもしれません。しかし、アメリカではマザレス研究の第一人者のエーデルマンという女性が自らの経験と調査を元に本を書いたのを機に、マザレス女性のヒーリングセミナーなどが積極的に行われています。その他の国でも母親を亡くした女性の調査など、フォローするための動きがあるのです。

 

母親がいないことがこんなに大変だと思いませんでした。

 

アメリカでは、マザレス女性は妊娠を怖がる

 

アメリカのエーデルマンの調査では、18歳から45歳までの65人のマザレス女性のうち、半数(50%)が、「子どもを持つことを恐れている、もしくはかつて恐れていた」といいます。

 

理由は、「自分も母親と同じ病気で早死にするのではないか」「出産や子育てについてほとんど知識がないから」「亡き母のような良い母に自分はなれない」だそうです。


自身の体験からここまで不安になってしまう女性が多いのです。

 

サポートが充実しているアメリカでもこのような状況。きっと日本でも同じことが言えるはず。困っている女性たちがたくさんいるはず。

 

そんな経緯もあり、私は昨年秋より友人経由でマザレス女性を探し、更にその中で「インタビュー調査に応じても良い」という方に現時点で7人にお会いしてきました。(調査はまだ継続中です。)

 

そこで分かってきたのは、彼女たちは自分がマザレスであることを積極的には周りの人にはカミングアウトしていません。その理由は「同情はされても、理解はしてもらえないだろうから」「相手に妙な気遣いをされても申し訳ないから」「珍しがって根掘り葉掘り聞く人がいて不快だから」というものが多くありました。

 

 

彼女たちは何を求めているのだろうか

 

私は、彼女たちに何を必要としているのか聞いてみました。するとやはり同じ境遇の人たちと繋がりたいと考えている方がほとんどでした。


きっと同じ境遇だから横のつながりや、実際に子育てを乗り越えた知識の共有を求めている方が多いのだと思います。そして何より心が安らぐ効果もあると考えています。

 

そして最終的に重要なコミニュティになり、それが全国のお悩み相談掲示板のような存在になればいいなと思っています。

 

そこで私は少しでもその女性たちの力になるために、まずはシンポジウムを開催することを決めました。

 

 

思いを共有して前向きになれる会にしたい

 

当日は、前半90分はシンポジウムを予定しています。私が司会と今までのマザレス女性のインタビュー調査結果、及び海外の研究結果を報告します。次に小林重太郎さんから、奥様を亡くされてからの2人の子育て奮闘記(お子さん、娘さんの2人です)、特に異性である娘さんの子育てについて語っていただきます。最後にマザレス女子大学生1名とマザレス子育てママさんに、自らの体験談や思いを発表していただきます。後半は自由に参加者同士で交流する時間をつくります。

 

<イベント詳細>

2018年5月13日 13:30~16:00

開催場所:渋谷 フォーラム8 808会議室

〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目10−7

 

 

この活動を全国に広めていきたい

 

今回のプロジェクトが成功した場合、「マザレスお嬢」の集いを定期的に行い、皆が「母親がいないという悲しみ」を共有するだけでなく、知恵を出し合って強く生きていくことを目標としています。また、悲しみを比べることなく、お互いの心情に配慮しながら助け合える優しさを身につけることも、もう一つの目標です。


団体としては、社会にマザレスな女子と女性への認識を高め、温かい気配り・配慮のある環境を創りたいと思っています。


将来的には困ったときにすぐに助けや意見を求めることができるお悩み相談掲示板の作成や対面相談、電話相談ができるような組織にしてゆきたいと考えております。どうか応援をよろしくお願いいたします。

 

NHKさんに出演した際の写真。

 


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