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【25日までに目指せ200万円!】「犬は要らない」と公園につながれて捨てられていた犬、ジャックのお話
いつも応援ありがとうございます。マザールーフです。
マザールーフの活動は、遡ること約25年前。犬の保護活動から始まりました。
今でこそ少なくましたが、当時公園に野放しにされている犬がたくさんいました。
そのうちの1頭、ジャックの話をさせてください。
ジャックはおじいさんと二人で暮していました。
おじいさんが亡くなり、おじいさんの遺品整理の時に家族から「犬は要らない」と公園につながれて捨てられていた犬です。
おじいさんと暮らしていた時からジャックは近所の皆さんに可愛がられて散歩などもしてもらっていたようです。そのジャックが公園に捨てられているのを見て、可愛がっていた方たちが散歩やご飯をあげるなど、かわるがわる世話をしてくださっていました。
しかし通報され、何度も警察に保護されることがあったようです。
そのたびに世話をされている方たちが迎えに行ってくださっていました。
その中で自分の会社に連れて行こうという方が現れましたが、体調を崩されてマザールーフにやって来ることになりました。
ジャックは顔が人間のおじさんのようだとスタッフに人気が高く、散歩は引っ張りだこでした。
とても優しく手がかからない犬で、散歩も元気よく走ったりして楽しそうにしてくれ、ご飯も文句なくガツガツ食べてくれる健康な犬でした。
そんなジャックと師走の雪が降る寒い夕暮れの日、いつものように散歩に出かけていました。
楽しく一緒に走っていましたが急にジャックがビルとビルの間で止まり間に入ったのです。
驚くことに、そこには裸足のおばあさんがいました。
ビックリしながらおばあさんを暗いところから手を引いて出したら、薄い服一枚でした。
「小雪が降っているこんな寒い日に裸足で薄着とは?どうしたんだろう?」と急いでスタッフに連絡をして履物と上着を持ってきてもらいました。
散歩は止めてマザールーフに連れていき、お茶を飲ませて警察や高齢者の施設などに居なくなった人はいないか問い合わせをしました。
数分するとお巡りさんと男性の方が2名(親子のようでした)一緒に来られました。
お二人は安堵した様子で、おばあさんに声をかけていらっしゃいました。
1時間以上も探しまわっていたそうです。ちょっと目を放した隙に自宅から出て行ってしまったそうです。
家族中で近所などを探していたとのことでした。
そう、ジャックのお手柄で尊いおばあさんの命を救ったのです。
しかし、その時のジャックのお巡りさんを見た時の行動に驚きました。
ジャックは昔、派出所に何度も保護されていました。
お巡りさんの制服を覚えていて、怖いようで後ずさりをしてドアから外へ出ようとしたのです。
その時のジャックがとった行動が今でも忘れられないほど可哀そうでした。
その姿を見ていたスタッフは「ジャックが不憫でたまらない」と言っていました。
そんなお手柄ジャックは、みんなに可愛がられ毎日朝と夕の散歩は公園を走ったりして元気いっぱいです。
お世話をされていた皆さんからは、ジャックに毎年フィラリアとワクチン代を送っていただいていましたが、高齢になり腎臓が悪くなり脳にも問題が生じたようで、頭が直角に下に曲がるようになり亡くなりました。
最後まで、みんなを笑顔にしてくれる行動と、お茶目さを持っていた素晴らしい犬でした。
ジャックの介護は「高齢による腎臓機能低下」と「脳からの前庭障害による頭が真下に曲がっている状態」でした。
腎臓機能が低下すると、動物たちはご飯を食べなくなります。
ご飯を食べなくなるので食べさせることが大仕事になってきます。
腎臓は高齢になると機能が低下して点滴をしてもらうようになります。
1~2日おきに点滴に通うようになってきます。
腎臓食は美味しくないため、犬も猫もご飯を食べなくなってきます。
それをどうやって食べさせるか、頭を悩ませる問題です。
ご飯を食べることが一番大切なことなので、いろいろな腎臓食を用意しますが、どれもこれも、食べなくなってしまいました…。
ドライ、缶詰、液状のものと、いろいろな形状のフードをその日によって変えたりして食べさせるようにしました。
ジャックの場合は、最初は自分で食べていましたが、だんだん食べなくなってきたので強制給仕をするようにしました。ドライフードをぬるま湯でふやかしミキサーにかけて柔らかくしました。
通常は柔らかいままスプーンで口に入れて食べさせますが、丸く団子にして口に入れるようにしました。
そうすると口から吐き出すこともなく、無理なく早く食べさせることができたからです。
この食べ方は、脳腫瘍になったサニーにもした食べさせ方です。
口を手で開けて団子を入れるというやり方をしました。
口を開ける時は嫌がりますがあまり問題がなくスムーズに食べさせることがきました。
しかし、ジャックは高齢に伴い、頭が直角くらい下に下がってきました。
散歩は大変で歩かずに途中で止まったまま動かなくなったりしました。
お尻を押すとでんぐり返ったりするのです。
それでも、外の風を感じさせ太陽の光にあたることはとても大切です。
例えば寝たきりになっても抱っこして外に連れて行って自然の風や臭い、日の光を浴びたり感じることで元気が出てくると思います。
認知症にも必要な行動だと獣医師さんにも言われました。
できるだけ歩けるうちは歩かせ、太陽の光を浴びさせて自然を感じさせることで脳に刺激を与えることが大切だと思います。
ジャックは頭が地面に着くくらい下がってしまい、なるべく頭をあげさせて歩かせていました。
首は固くなっていたので、マッサージをするようにしました。
犬にも良いといわれるアロマを塗ってマッサージをしてあげました。
本人もマッサージは気持ちが良いようで人間にするより柔らかく撫でるようにしていました。
少し気難しいところがあるジャックでも大人しくしていたので気持ち良かったんじゃないかと思います。
しかし、心不全が急に悪化してしまい、ジャックは突然に旅立ちました。
最後の時も動物病院へ行って点滴をしましたが、あとあと、行かないでゆっくりさせた方が良かったんじゃないかとも後悔しました。
介護が必要な高齢犬たちは、「いつが最後なのかは分からない」というのが現実です。
飼い主さんが最後の行動を判断をするしかありませんが、行っても行かなくても、悔いが残るのは仕方がないことかもしれません・・・。
最初は「犬は要らない」と心無い判断をくだされ、公園に放置されたジャック。
でも優しい人たちにも出会い、最後はマザールーフのもとで、ゆっくり穏やかな生活をさせてやることができたのは、良かったかなと思っています。
しかし、自分自身が高齢や怪我など、なんらかの理由で一緒に暮らしている大切なは動物を育てられなくなってしまったとき、まわりのご家族がしっかり面倒をみてくれるのかどうか、ということを確認し、誰がお世話をしてくれるのかをしっかりと決めておくことはとても大切です。
「マザールーフの小さな病院」は、野良猫たちの避妊去勢で不幸な命を増やさない取組はもちろんのこと、飼い主さんたちが最期の瞬間まで「動物たちと幸せな時間を暮らせるか」ということにとことん、寄り添いたいと思っています。
病気についてはもちろんですが、介護・家庭での看病などのお悩みは、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
引き続き、ご支援・応援をよろしくお願いいたします。
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あと6日!PJ成立にはあと126万円が必要です!
命のために、最後まであきらめずに頑張ります!
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【マザールーフが作った保護猫・犬にも優しい病院。更なる充実にご支援を】
目標金額:300万円
※All or Noting方式となり、未達の場合は全額返金となります
支援募集期間:3月31日(日)23時 まで
https://readyfor.jp/projects/motherroof_animalclinic2
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