支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 43人
- 募集終了日
- 2020年1月24日
国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
#子ども・教育
- 総計
- 634人
病理標本をデジタル化した学習サイト運営を継続する
#医療・福祉
- 総計
- 3人
夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
#医療・福祉
- 総計
- 182人
心理専門職による「心のケア」を、必要な人に無料で届けたい
#子ども・教育
- 総計
- 10人
生きづらい人たちの居場所を作るピアサポーター活動を支援してください
#マイノリティ
- 総計
- 2人
学校格差をなくし、正しい性教育が平等に受けられる環境を作ろう
#まちづくり
- 総計
- 1人
ハンドメイド教室を併設したカウンセリングルームを作りたい
#子ども・教育
- 現在
- 2,000円
- 支援者
- 3人
- 残り
- 33日
プロジェクト本文
だれもがアーティストとして表現できる場を作りたい
ページをご覧いただきありがとうございます。Mr.Bright ( ミスターブライト )こと田邊智輝(たなべともき)です。名前の意味から、英語話者の友人にはそう呼ばれます。
私自身の経験から、「普通なんて存在しない」「みんな違ってみんないい」をモットーに、ソーシャルマイノリティの方々が交流できる場を広げる活動をしてきました。その中でも、ソーシャルマイノリティの方が描く絵は、個性が爆発していて、まさに「アート」であると感じています。
だれもがアーティストとして表現し、発信できるプラットフォームを作り、しっかり収益をあげられる構造を作りたいと考えています。そのためには、まず足元を固めるための初期費用が必要であり、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。
私の経験や想いを読んでいただき、是非ご支援いただければ嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。
「頼れる兄」が次第に変わっていき、家族も憔悴していく。悲しい記憶
私の兄は中学生の頃に「広汎性発達障害」と診断され、10代後半に統合失調症と診断されました。小さい頃から落ち着きがなく、幼稚園で先生の話を聞く場面や小学校の授業中に注意されても、ひとりだけ悪ふざけを続けて、場の雰囲気を乱してしまう。中学校では勉強についていけず塞ぎ込むなど、成長に従って、同級生と比べ社会性の発達の遅さが目立ちました。
学校生活になじめず登校拒否気味になるも、日々家族にそれを責められて、徐々に怒りを露わにするようになりました。次第に理解不能で狂気的な発言も増え、突拍子もなく家の壁を殴打して破壊する、突然奇声を上げて叫ぶ、ぶつぶつと独り言を言うなどの症状が出るようになりました。
「自分は生まれてはいけない人間なんだ」、「勝手に産んだのは親だ、うまく生きられないことを責められる理由はない」などと中学生ごろから頻繁に言うようになり、高校を退学してからは、家に引きこもって家族と罵倒雑言を浴びせあい、日々疲れ切っているようでした。
昔は「明るく楽しい頼れる兄」だった彼が、次第に言動もおかしくなって暴力的になる様は、当時の私にとって「憧れの人物が荒廃していく過程」を見せつけられるものであり、重く辛いものでした。家族全員が互いに激昂し傷つけ合うような場面も多くあり、当時の家庭の様子はなんど思い出しても悲しい記憶しか蘇りません。
「強くならねば」と思っていた自分自身が倒れました
幼少期から家族の荒廃を見てきた私には「だれも頼れない」、「自分が強くならねば」という思いが強くありました。勉学やスポーツにストイックに打ち込みましたが、そのうちに自身の体と心のバランスが崩れ、大学3年生の春ごろから徐々に情緒が不安定になっていきました。
攻撃的な言動が増え、ついに部活動中に動けなくなって倒れてしまい、病院で「双極性障害Ⅱ型」との診断を受けました。心因性の疲労で、「壊れる寸前」だったそうです。現在では「統合失調感情障害」という診断名に変わり、再発を防ぐため常備薬を服用しています。
兄も長いあいだ自分と同じ思いをしていたのだ。
この時初めて、兄が抱えていた苦しさにきちんと向き合って考えるようになり、それから発達障害や知的障害を持つ人々、LGBTQIAと呼ばれる人々などさまざまな 「ソーシャルマイノリティ」と呼称される人々との交流を始めました。
兄が描く絵は、まさに芸術。彼がアーティストとして表現できたら...
「ソーシャルマイノリティ」の人々との交流がきっかけとなり、有志による「ADHDのためのチャリティーイベント "Veleta" 」を開催しました。これは、「そういうのあるよね」「こうするといいよ」といったライフハック術や仕事上の工夫、困りごとなどを各々の価値観で気さくに交換し合う、ADHDという共通項で初対面の人が集まった「フランクな交流会」です。ADHD当事者の発起人と私を含めた協力者が幹事を務め、2018年の冬と2019年の春で2回開催しました。
これらの活動を通して、「イベントをやってみたら意外と集まる」「様々な人が理解や関心を示してくれる」「自分の活動に感謝や感動、楽しさを伝えてくれる人がいる」と肌で感じられたことが非常に嬉しかったです。
しかしながら、活動で利益を出して積み立て、商業として拡大していくことは非常に難しく高い壁です。
そんなとき、ふと思い出したことがあります。
兄は小さい頃から暇さえあればノートや教科書、いらない紙や新聞紙に落書きをしており、印象的な怪物からお腹を抱えて笑えるものまで、多様なものを描いて、私に披露して楽しませてくれることもありました。兄が描く絵はいずれも、とてつもなくインパクトのある絵でした。
そもそも彼が芸術家として活躍できる環境があれば、私たち家族の雰囲気や状況は違ったのではないかと考えるようになりました。
例えば、芸術の都フランスでは、国立美術館で「精神病患者専門のアート展」が開かれ、多くの観衆が訪れたと聞きます。統合失調症を患ったイギリス人作家が病中に描いて遺した作品が、のちに「究極の作品」として評価された例もあります。そこには、特異なアートには芸術商材としての価値だけでなく、医療や福祉にも貢献できる部分も含まれていると感じています。
しかし、まだまだ日本では、マイノリティが描くアートについて注目も評価もされていないと感じます。そこで私は、誰もがアーティストとして表現し、発信できるプラットフォームを作り、しっかり収益をあげられる構造を作りたいと考えました。
一人では限界がありました。活動を広げるために法人化を!
これまで個人で活動し、ポケットマネーでいろんな人に会いに行き、イベントに参加して情報を得たり、イベントの経費を捻出したり、「とにかく動いて試してみる」を実践してきました。
しかしながら、「個人で勝手に活動しても、身近な人しか信用してくれない」ことをこの2年間で痛感しました。プラットフォームを作り本格的に活動しようと考えたとき、どうしてもまとまった初期資本と「法人」という肩書きが必要だと強く思いました。
今回いただいたご支援は、法人化のための登記費用、現状構想しているプラットフォーム制作のための電子決済システムや会計ソフトの導入、またWebサイトのリニューアル費用にあてさせていただき、活動を本格化するために土台作りをしたいと考えています。
「普通なんて存在しない」「みんな違ってみんないい」「当たり前をぶち壊す」。そういった思春期真っ盛りの反骨精神満載な若者が考えそうなことを、アートの力で実現し、「真の相互理解」と「個性の爆発」をだれもが行える世界を実現したいです。
「個性に短所なんて存在しない」「すべては芸術になる」「ハマる世界が少ないだけ」といった僕自身のメッセージを、このプロジェクトを通して世の中に伝えていきたいです。
さらに今後は、全国規模で活動し、デジタルの発信手段を持っていない方達や地域へも赴いてPRしていきたいと思っています。そして、ゆくゆくは海外のマーケットも狙っていきたいです。
今回のプロジェクトで法人を設立し初期展開まで可能な資金が集まれば、一気に活動を広げ、私の夢に近くことができます。どうか皆様のあたたかいご支援よろしくお願いいたします。
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本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
※本プロジェクトは、2020年05月31日(日)までに「OSアートプロダクションClara」運営のための登記、webサイト改築およびシステムの導入をしたことを以って完了とさせていただきます。
今回ご支援をいただいた方には、2020年1月26日(日)に渋谷で開催するイベント " Make this order" の優先参加券やPRイベントのプロデュースをさせていただきます。そのほか、作家「ゼロムスネオ」の漫画作品「自閉戦隊アスペルジャー」のイベント限定グッズなどもご用意しています!
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プロフィール
学習院大学4年次中退。 持病の療養後、かねてより構想のあった事業の勃興を夢見て再起。 その傍ら様々な業務に従事する。やや直情的で頑固な性格だが、物腰は穏やか。 元々運動は得意ではないが、「強くなりたい」との想いから ラグビーやアメリカンフットボール、 マリンスポーツなど激しい競技に好んで取り組んだ。 人とコミュニケーションを取ることが好きで社交的な反面、 ひとりの時間も大切にする。
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リターン
1,000円
お礼のメールをお送りします。
応援いただきありがとうございます。お礼のメールをお送りいたします!
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
3,000円
お礼のメールをお送りします。
心のこもった応援をいただきありがとうございます。
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- 申込数
- 2
- 在庫数
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- 2020年4月
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- 2020年4月
プロフィール
学習院大学4年次中退。 持病の療養後、かねてより構想のあった事業の勃興を夢見て再起。 その傍ら様々な業務に従事する。やや直情的で頑固な性格だが、物腰は穏やか。 元々運動は得意ではないが、「強くなりたい」との想いから ラグビーやアメリカンフットボール、 マリンスポーツなど激しい競技に好んで取り組んだ。 人とコミュニケーションを取ることが好きで社交的な反面、 ひとりの時間も大切にする。