天草の蒸留所建設予定地の為の土地探し

こんばんは。先ほど天草より帰宅した為、さっそく活動報告を書かせて頂きます。

 

クラウドファンディングはお陰様で応援が70％を超え、残り30％を切っているという状況です。

引き続き、広めて頂けると嬉しいです。

 

今回は金曜日の晩に大阪を出発し、車で天草に向かいました。

土曜日の13時に現地の不動産会社と約束をしていた為、

予定では8時間程で到着し間に合うと思っていたのですが、、

 

結局ナビを誤っており、到着したのは土曜日の16時過ぎ、実に15時間の長旅となりました。

今朝は朝の4時に天草を出発しました。

 

流石に次週の銀行との打ち合わせは新幹線とレンタカーで向かうことにします。

 

今回天草に向かった目的は、タイトルに書かせて頂いている通り、

蒸留所建設予定地を絞り込んだので土地を探す為です。

 

融資や製造免許を進行する上で、これがなければ進みません。

 

蒸留所の建設というのは、工業地域、準工業地域、公共下水、排水地域など

様々な条件をクリアする必要があります。

そういった条件をクリアすることも勿論大切なのですが、

私はそれと同じくらい

 

「自分でイメージの出来る場所か？」

「ブランドストーリーが形成出来るか？」

 

この2つを大切にしています。

 

今回そんな中で絞り込んだ場所は、熊本県天草市の「倉岳棚底」というエリアです。

 

 

どんな場所かと申し上げますと

 

「自然の恵み」と「厳しい環境への知恵」が融合した、独自性の高いエリアです。

 

以下に特徴と蒸留所の建設が出来た場合のメリットを記載させて頂きます。

 

 

特徴①：水源の確実性が高い土地

ここは天草最高峰の倉岳の山麓に位置しており、私も初めて知ったのですが

地域の伝統的なコグリという横穴井戸の存在が、大量且つ安定した伏流水（地下水）の存在を

歴史的に証明しています。

つまりは蒸留所の生命線である水源確保の成功率が極めて高いと見込んでいます。

 

これがコグリ（横穴井戸）です。

 

 

特徴②：唯一無二の景観とブランド力

このエリアは昔から「倉岳おろし」と呼ばれている山から吹く暴風の存在があります。

そして、その風から家屋や畑を守るために築かれた、集落を囲む独特な暴風石垣群が連なります。

この石垣と、穏やかな不知火海（内海）の眺めが融合した独自の景観は、

ブランドストーリーの核となる強いポテンシャルを持つだろうと仮説を持っています。

 

一方で防風石垣が存在する理由の通り、年間を通して強い季節風が吹くため、

建物の耐風設計が必須となるような建設と環境の課題も抱えているかも知れません。

 

 

倉岳棚底の水源は1日最大取水能力（どの程度の水を確保出来るか？）は1,450立方メートルと

天草の中心地である本渡の18,250立法メートルと比較すると

決して多くはない水源となります。

 

ただ、初動の蒸留器400L程度であればタンクへの汲み水などでも足りるのではないかと

現状試算を繰り返している状況となります。

 

 

この「倉岳棚底」は大阪の自宅で行ったこともない場所を地図と睨めっこしながら

絞り込んだ訳ですが、実際に現地で視察出来たことは非常に価値のあることだったと感じます。

 

エリアは絞り込んだもののまだ肝心の土地は見つかっておらず

ここは引き続き不動産会社と連携し、進行を進めていく予定となります。

 

今日はここまでです。

 

今回は蒸留所の建設予定地のお話でしたが

ラベルデザインなどをしっかりと進めておりますので改めて活動報告をさせて頂きます。