「日本で最も美しい村」新聞を書籍化、多様な働き方を実現できる社会へ

「日本で最も美しい村」新聞を書籍化、多様な働き方を実現できる社会へ

支援総額

2,156,000

目標金額 2,000,000円

支援者
149人
募集終了日
2021年3月31日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

日本中を美しい村にするための第1歩を皆さんと一緒に


 

ジュリアーノナカニシと申します。今回のプロジェクトでの責任者であり、「日本で最も美しい村」新聞の編集長を務めています。

 

普段はグラフィックデザインの仕事をおこなっています。広島市生まれである私は「平和」への思いが強く、デザインの力で「平和」を次世代へつないでいく。大げさですがそんな使命感を持っています。

 

しかしその思いとは逆行して、日々世知辛くなっていく世界。「平和」で成熟した社会への思いは募っていくばかりでした。

 

左/信州たかやま村にて 右/日本とヨーロッパでの美しい村の交流式典の様子

 

そんな中で2007年にNPO法人「日本で最も美しい村」連合と出会いました。

 

「日本で最も美しい村」とは、フランスの素朴な美しい村を厳選し紹介する「フランスの最も美しい村」運動に範をとり、失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動です。

 

弱きを助けるために立ち上がった"7人のサムライ"のようで、かっこいい!と思いました。

 

「私たちは、失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動をはじめました。美しい村連合と申します。私たちは仲間を募集しています」

 

――私はこの活動理念に共感し、誰に頼まれるわけでもなく自ら新聞を作りはじめました。

 

 

この新聞は「日本で最も美しい村」に暮らしている人たちの言葉。ワイン生産者、養蜂家、パン屋、シェフ、陶芸家、村長さんたちの美しい村づくりへの取り組みなどを掲載しています。

 

現在34号を発行しました。しかし現在、この新聞は全国でも限られた場所でしか販売されていません。

 

町や学校の図書館だと、若い人にも手に取りやすいかもしれないな。人が集まる公共の場所などに置いてもらえると、世界はぐんと広がる可能性があるんじゃないかな。

 

そのような想いで今回のプロジェクトでは新聞を書籍化し、全国にあるさまざまな地域の書店や図書館で手にとっていただけるような挑戦を始めることにしました。是非、一緒に日本中を美しい村にしていきましょう。

 

 

東日本大震災後にはじまった日本で最も美しい村への旅


 

私は震災の翌年から「日本で最も美しい村」を1カ所づつ取材して、季刊誌としての発行を始めました。

 

最初は私一人のいわゆる手弁当で始めた季刊誌づくりですが、村を一つ訪ねるごとに桃太郎のように仲間が増えたことが、この10年間の継続の力となっています。

 

「季刊 日本で最も美しい村」は2021年2月現在、Vol.34を発行。表紙は美しい村のロゴマークをその村の「食」で表現

 

記念すべき最初の発行で訪ねた美しい村は群馬県中之条町です。「中之条ビエンナーレ」という国際現代芸術祭を町をあげて盛り上げようとしていました。

 

中之条町は草津温泉を一山挟んだ場所にあり、良質な温泉地が点在している地域でもあります。現代アートと温泉という組み合わせも面白いと思いました。

 

そして何よりも、小さな町(村)が自立のために地域資源に磨きをかける活動は、美しい村らしくて季刊誌で伝えたいと思ったのです。

 

「中之条ビエンナーレ」写真 左下は総合ディレクターの山重徹夫 氏

 

また、Vol.08の長野県中川村の取材を準備していた時のこと。

 

取材の約束を取る為、ある方にお電話したのですが、「これまでもテレビや雑誌、たくさんの取材が見えたのだけど私たちの真意は伝わらなかった。だからもう取材は受けたくない」とのお話しでした。

 

最もお会いしたい方のお返事にとても落胆しました。そしてお電話の最後に「前号の季刊誌をお送りします」とだけお伝えし電話を置きました。数日後、その方からお電話があり「季刊誌を読んだけどとても良かった。すぐにでも取材にいらして」とのお返事をいただきました。

 

その前号は原発事故に会い全村避難を余儀なくされた「飯舘村」の特集でした。初めて季刊誌づくりが認められたようで嬉しかった思い出です。

 

 

美しい村新聞の書籍化にお力を貸してください!


 

2020年12月現在、Vol.34をリリースしています。この季刊誌は毎号5,000部から8,000部を配布してきましたが、現状、限られた場所でしか販売されていません。

 

コロナ禍もあり、なんだか窮屈さが増している都会の暮らしだから、今こそ「美しい村の言葉」を届けたい。美しい村に触れて欲しい。そんな気持ちから季刊紙の書籍化に思い至りました。

 

2012年から2020年まで取材した30町村の中から、すでに編集及びレイアウト作業を終えました。

 

2012年から2020年まで取材した30町村の記事を整理、編集及びレイアウト作業を終えました

 

編集作業を終えてみると記事を絞り込んだつもりでも300ページを超えるボリューム。B5判変型というサイズもあり印刷費の見積もりは最初500万円。

 

そこでさらにページ数を絞り込んだ上で、印刷費をご支援いただこうと、本プロジェクトを立ち上げました。

 

印刷費は300万円(5,000部)です。本プロジェクトではそのうちの200万円が目標です。  

 

書籍完成イメージ 村の水彩イラストがカバーです。

 

書籍タイトルは「日本で最も美しい村の旅(仮)」ですが、美しい風景はあまり登場しません。全編ほぼポートレイトで構成されています。

 

この書籍の中で登場するみなさんは、美しい村づくりの実践者ばかりです。そして、旅の魅力は人との出会いです。

 

その瞬間のようにページを開くとまずその人の表情に視線が注がれ、次に言葉である活字を追う。そんなレイアウトになっています。

 

それでも人物の背景に映る深い緑や農村風景などから、美しい村の色合いを感じ取っていただけると思います。

 

 

書籍化することで、季刊誌はタブロイド新聞での発行でしたが、書籍ではオフセット印刷であり写真を鮮明にお届けできます。

 

また、書籍化にあたり、「COVID-19」が起こったことから取材者の追加コメントを掲載します。書籍化できましたら、全国の書店において頂く予定です。まちや学校の図書館、生協の通販でも取り扱っていただけるよう働きかけていきます。

 

 

地域で働くひとの姿を見て自由な働き方の選択肢を増やしほしい


 

フランスでは30代を中心とした子育て世代が、都市部から農村部へと移動しています。産業革命ベル・エポックの時代、故郷を離れ都会へと赴いた地方の人々は戻ってきています。

 

新しい感性を持つ人々が求めているのは自分の意見が届く規模での行政、顔が見える範囲での経済圏に違いありません。それは「最も美しい村」運動のコンセプトです。

 

現在のコロナ禍の中、観光政策ではなく社会ビジョンとしての「美しい村」は、日本人の働き方においても変化をもたらします。大事なのは自分だけの「仕事」です。

 

 

ですが、まだ日本は東京一極集中です。

 

この書籍に登場する美しい村のみなさんは里山、里海に暮らす人。バックカントリースキーのガイド、ニホンミツバチの博士、島唄の伝道師、ナチュラルワインの作り手、編集者、建築家など、そんな自然の中とともにいきいてきた方たちばかり。

 

こうした人達の「働き方」「生き方」「生活の仕方」を知っていただける機会を作ることで、場所を選ばす自由に働きたいと思う方の背中を押したいと思います。

 

 

 

「日本で最も美しい村」連合からの応援コメント


 

日本の美しい景色、美しい文化や伝統は、そこに住むひとの生活の営みによって守られています。ジュリアーノさんは長きに亘り、美しい地域を守っているその大切な日常を言葉で綴り、日常の空気を切り取り、私たちに伝えてくれています。

 

読むひとの心を動かし、地域に誇りを生み出し、日本の小さな町村を守り伝えるパワーとなっています。もっと多くの皆さんに、ジュリアーノさんが見出した美しい村のものがたりを知っていただきたいと私たちは願っています。

 

 

***

 

※ 2021年07月31日(土)までに書籍の発行を終えたことをもってプロジェクト完了となります。

 

※ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

 

 

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プロフィール

グラフィックデザイナーです。自転車レース、ツール・ド・フランスやジーロ・デ・イタリアで見られる美しい村と笑顔の人々。そんな美しい村づくりを日本で目指しています。日本中を美しい村に!

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リターン

5,000


alt

【応援コース】お礼のメール(5千円)

・お礼のメール


※ご支援のほどんとを活動費用に充てさせていただきます※

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

8,000


お礼のメール + 美しい村新聞最新号

お礼のメール + 美しい村新聞最新号

・お礼のメール

・『季刊 日本で最も美しい村』最新号(1部)をお届け

支援者
0人
在庫数
100
発送完了予定月
2021年8月

10,000


《基本セット》お礼のメール&完成本

《基本セット》お礼のメール&完成本

・お礼のメール

・完成本(1冊)

支援者
77人
在庫数
1915
発送完了予定月
2021年8月

10,000


alt

【応援コース】お礼のメール(1万円)

・お礼のメール


※ご支援のほどんとを活動費用に充てさせていただきます※

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

15,000


《基本セット》+美しい村新聞1年分計4冊

《基本セット》+美しい村新聞1年分計4冊

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・『季刊 日本で最も美しい村』1年分 計4冊

支援者
3人
在庫数
47
発送完了予定月
2021年8月

15,000


《基本セット》+完成本にお名前記載

《基本セット》+完成本にお名前記載

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・完成本にお名前記載

支援者
18人
在庫数
31
発送完了予定月
2021年8月

18,000


《基本セット》+「美しい村と彗星」Tシャツ1枚

《基本セット》+「美しい村と彗星」Tシャツ1枚

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・「美しい村と彗星」Tシャツ (男女兼用)

秋田県東成瀬村付近から撮影したネオワイズ彗星。コロナ禍により、地上では移動の制限を強いられていた2020年の夏、夜空ではネオワイズ彗星がその活動のピークを迎えていました。しかし彗星が最接近する7月は雲が多く、東成瀬村付近では撮影条件に適した夜が少なかった中で捉えた1枚です。彗星が次に太陽に近づくのは5000年以上先とのことです。東成瀬村は「日本で最も美しい村」連合加盟村出あり、「美しい星空日本一」と呼ばれる村でもあります。

※デザインは変更になる場合があります。

支援者
4人
在庫数
26
発送完了予定月
2021年8月

18,000


《基本セット》+「島のバンビ」Tシャツ1枚

《基本セット》+「島のバンビ」Tシャツ1枚

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・「島のバンビ」Tシャツ(男女兼用)
---
長崎県五島列島の北端に浮かぶ小値賀島(町)。なだらかな地形の小値賀島を中心に大小17の島からなり、島全体が西海国立公園に指定されている「日本で最も美しい村」です。
UNESCOの世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に認定されている野崎島には、小値賀港から小型の町営船で海を渡るのですが、野崎島に近づいた時、一段と船の揺れが激しいポイントがあり乗船客全員どよめきました。そして野崎島の「密かな信仰が続いた集落跡」を抜けルト、1匹の子鹿が神聖な島への来訪者を見つめていました。

※デザインは変更になる場合があります。

支援者
1人
在庫数
28
発送完了予定月
2021年8月

18,000


《基本セット》+「ウッドストック」Tシャツ1枚

《基本セット》+「ウッドストック」Tシャツ1枚

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・「ウッドストック」Tシャツ(男女兼用)
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中川村の木の駅「ウッドストック」
山を整備し、地域通貨で経済も元気に。そんな「木の駅」の取り組みが中川村ではじまっている。木の駅、という名を聞いたことがあるだろうか。「地域の山林から林地残材や間伐材を受け入れ、支払いは地域通貨で行う」という仕組みで、荒廃する地方の山林に活気を呼び込もうと全国で広がりつつある取り組みだ。2009年ごろからスタートし、現在活動する木の駅は80カ所あまり。そのほとんどが各地域の有志が立ち上げた自主組織によって運営されている。

※デザインは変更になる場合があります。

支援者
12人
在庫数
18
発送完了予定月
2021年8月

18,000


《基本セット》+「吉野山の祈り」Tシャツ1枚

《基本セット》+「吉野山の祈り」Tシャツ1枚

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・「吉野山の祈り」Tシャツ(男女兼用)
---
金峯山とは吉野山から山上ヶ岳までの一帯を指し、奈良時代から修験道の聖地として知られる。修験道とは、日本古来の山岳信仰に、神道や仏教などが混合してできた日本独自の宗教で、その神髄は、「実践性」。厳しい山の中に分け入って命がけの修行をし、霊力を身につける道をいう。修験道の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)は金峯山で修行、人々を迷いや苦しみから救うために、金剛蔵王権現を祈り出された。そのお姿を山桜の木に彫り、お堂を建ててお祀りされたのが、蔵王堂の起こりであり、金峯山寺のはじまり。山号(さんごう)は国軸山、「宇宙の中心の山」という意味を号する。

※デザインは変更になる場合があります。

支援者
3人
在庫数
27
発送完了予定月
2021年8月

18,000


《基本セット》+「美瑛のサンピラー」Tシャツ1枚

《基本セット》+「美瑛のサンピラー」Tシャツ1枚

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・「美瑛のサンピラー」Tシャツ
---
北海道美瑛町在住のフォトグラファー、中西敏貴さん(アトリエnipek)さんのサンピラーをデザインしたTシャツ。
「そっと光を観にいく」。理想の観光はそうあってほしいと中西さんは願っている。有名だからとこぞって押しかけるのではなく、その地域が持つ土地のパワーや、美しい光、感動する瞬間を謙虚な気持ちでそっとのぞかせてもらう。心洗われる美しい光景を再び見たいからこの場所にまた来たい、だから大切にしよう。そう思える美しい村でありたい。

※写真はイメージです。

支援者
2人
在庫数
28
発送完了予定月
2021年8月

30,000


alt

【応援コース】お礼のメール(3万円)

・お礼のメール


※ご支援のほどんとを活動費用に充てさせていただきます※

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

50,000


【応援サポーター向け】上勝町「JOCKRIC RECLAIM」アップサイクルヌイグルミセット

【応援サポーター向け】上勝町「JOCKRIC RECLAIM」アップサイクルヌイグルミセット

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・上勝町アップサイクルヌイグルミ

ゼロ・エミッション(zero emission)宣言のまち、徳島県上勝町にあるJOCKRIC RECLAIMさまから、アップサイクルヌイグルミをご提供いただきます。上勝町は「日本で最も美しい村」連合加盟村です。

ヌイグルミ「REBUILD TOY」の製作は使われなくなったヌイグルミを回収して製作しておりますので、デザインは一点ものになります。

※画像の「REBUILD TOY」は現在は完売しているものになります。実際にお届けするものはデザインが異なりますので、予めご了承ください。

支援者
0人
在庫数
5
発送完了予定月
2021年8月

50,000


alt

【応援コース】お礼のメール(5万円)

・お礼のメール


※ご支援のほどんとを活動費用に充てさせていただきます※

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年8月

100,000


【応援サポーター向け】木曽のヒノキレコード盤

【応援サポーター向け】木曽のヒノキレコード盤

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・木曽のヒノキレコード盤
---
伊勢神宮をはじめとする多くの神社仏閣建築で使われている「木曽ヒノキ」。かつて、江戸時代には尾張藩の管理のもとで「木一本、首一つ」と言われるほど貴重なものでした。
この木曽ヒノキにお好きな音源を刻みます。
時間は2分以内。
音源は著作権のクリアされたものに限ります。

支援者
1人
在庫数
4
発送完了予定月
2021年8月

300,000


【法人向け・自治体向け】デザイン広告プラン シングルページ=1ページ

【法人向け・自治体向け】デザイン広告プラン シングルページ=1ページ

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・美しい村新聞 紙面への記事広告1ページを掲載

※掲載内容については達成後にメールにてやりとりさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
5
発送完了予定月
2021年8月

500,000


【法人向け・自治体向け】デザイン広告プラン 見開きページ=2ページ

【法人向け・自治体向け】デザイン広告プラン 見開きページ=2ページ

・お礼のメール

・完成本(1冊)

・美しい村新聞紙面への記事広告 見開きページを掲載

※掲載内容については達成後にメールにてやりとりさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
5
発送完了予定月
2021年8月

プロフィール

グラフィックデザイナーです。自転車レース、ツール・ド・フランスやジーロ・デ・イタリアで見られる美しい村と笑顔の人々。そんな美しい村づくりを日本で目指しています。日本中を美しい村に!

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