プロジェクト概要

 

 

 

科学系博物館を、全員が楽しめるように。


ページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

国立大学法人筑波技術大学教授の、生田目 美紀(なまため みき)です。

 

2014年から、博物館への情報アクセシビリティ調査や、国内外での視覚・聴覚障がいに対する先進事例などの調査、茨城県内の文化施設と障がいのある方々との意見交換会、水族館での手話コンテンツの実証実験などを実施して来ました。

 

大学では、科学系博物館・美術館・水族館・動植物園などにおけるユニバーサルデザインや情報アクセシビリティの研究をしています。学生には、聴覚障がいに関わらず、誰にとってもわかりやすい、直感的に理解できるような情報はどのようなものなのか、どのような工夫をすれば良いのかなど、情報デザインを教えています。

 

情報のユニバーサルデザインについて、ひとりひとりの考えを大切にしながら一緒に考えます。

 

これまでの研究活動を通じ、科学系博物館では、視覚や聴覚に障がいのある方に対応をしていきたい気持ちはあるが、どうしたら良いのか、どこから始めれば良いのかわからない、予算の関係でできないことが多いなどの現状がわかりました。

 

一方で、視覚や聴覚に障がいのある方で、科学系博物館を利用したことがない方はほとんどおらず、小さい頃から大人になっても、公的な学校行事や、家族・友達とのプライベートでも訪れていることもわかりました。

 

科学系博物館に行って、解説を受けたことにより、世界が大きく開くことを経験された方は多いと思います。しかし、もしそこで情報を得ることができなければ、そのような経験は得られません。できるだけ多くの人が楽しめる工夫が必要だと痛感しました。

 

そこで今回、誰もがより楽しみ、より学べる科学系博物館の実現を目指して、聴覚障がい者ボランティアさんの育成をするためのプロジェクトを立ち上げました!

 

ぜひ皆さまの温かいご支援を、よろしくお願いいたします。

 

皆様からいただいた寄付金は筑波技術大学に入金され、社会貢献事業として本プロジェクトで活用させていただきます。

 

プロジェクトの概要(手話ガイドさん育成のお手伝いをいたします。)

 

 

「博物館はつまらない」という悲しい現状。


「もっと知りたい!もっと学びたい!」その気持ちは、小さな子供からお年寄りまで、みんなが持っているものです。

 

そして、そんな気持ちを引き起こしてくれる「楽しい学びの場」は、学校外にもたくさんあります。科学系博物館も、その一つだと思います。

 

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博物館には、たくさんの学びがあります。(撮影協力:国立科学博物館)

 

しかし現在、日本国内の科学系博物館で、手話通訳案内が導入されているところは、ほとんどありません。

 

2016年度実施した全国調査結果では、ビデオ動画などの音声付き展示に対して、64%の施設は、字幕をつけるなどの配慮をしていませんでした。(97件/151件)
また、貸出用展示解説機器は、ほとんどが「音声ガイド」です。

 

実際、過去の調査では、聴覚に障がいのある方々から、

 

「放送とスタッフが話している内容がわからない」
「手話通訳がいないので知りたいことを知ることができない」
「解説説明は音声がほとんどなので困っている」
「楽しめないので積極的には行かない」

 

などという意見が多く寄せられました。

 

十分に情報が得られない科学系博物館に遊びに行っても、「科学系博物館はつまらない」「積極的に行きたくない」という現状を作ってしまい、「楽しめない&学べない&発見できない」ということになってしまいます。

 

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音声・文字・図解など複数の方法による展示は多様な人々に対応できます。(撮影協力:国立科学博物館)

 

 

聴覚障がい者ボランティアを募集。

 

一方、聴覚に障がいのある方々を対象にした、解説を携帯端末で見られるようにした水族館や博物館の実験では、

 

「知らなかったことを知ることができ、新しい発見ができて楽しかった」
「友達とワイワイしゃべりながら展示を見ることができて楽しかった」
「普段の鑑賞では知ることのできない、細かい情報を得ることができた」
「楽しい発見がたくさんあった」
「もっとゆっくり色々なところに歩き回りたい」
「ワクワクした」

 

という意見が寄せられました。また、参加者全員が「また行きたい」と回答してくれました。

 

水族館での実験の様子。手話コンテンツのおかげで、学生たちの素晴らしい笑顔を見ることができました。
(撮影協力:アクアワールド茨城県大洗水族館)

 

聴覚に障がいのある方にとって、わかりやすい展示や案内は、子供や高齢者はもとより、多人数・混雑時の鑑賞まで対応が可能であり、多くの方にとってわかりやすい展示や案内になります。

 

また、科学系博物館で必要とされる専門用語手話は、そのものや現象などの特徴を、見てわかるように表しています。手話を通して科学を知ることは健聴者や小さな子供にとっても学びが深まると考えます。

 

そんな経験をより多くの方にしてもらえるように、今回皆さまからいただきましたご支援で、手話を活かして活動する、聴覚障がい者ボランティアを3名養成したいと思います。

 

手話解説とキャプションがあれば、正確な情報を得ることができます。

 

2018年度の調査で、「どのような展示やイベントがあると文化活動が楽しめるようになりますか?」という質問に対し、「文字や手話で楽しめる展示やイベント」と回答した聴覚障がいの方が47人(70人中)もいらっしゃいました。

 

一方、博物館が大好きで関わりたいと思っている聴覚障がいの方もおられることがわかりました。大学には、将来博物館での情報保障の研究をしたいと夢見ている聴覚障がい学生もおります。


ボランティア面接やボランティア養成研修の時に、手話通訳をつけるなどのお手伝いをいたします。ぜひご一緒に活動してみませんか?

 

今回は、3名という少ない人数からのスタートになりますが、このプロジェクトを、聞こえる聞こえないに関係なく、誰もがワイワイと楽しめる文化施設作りへの第一歩にしたいと考えています。

 

《ボランティア養成プログラム スケジュール》

 

【6月〜7月】

ボランティ希望者募集案内&ボランティアを必要としている科学系博物館の把握調査開始

↓↓
【7月〜8月】

両者のマッチング作業
↓↓

【9月】

ボランティア志望者面接・面談
↓↓

【10月〜12月】

ボランティ志望者研修(研修回数は博物館により異なる)
↓↓

【12月】

ボランティア養成の終了&当該博物館での手話ガイドツアーなどのご案内&手話ガイドをご希望される団体の方へのご案内

 

みなさまから頂戴したご支援は、大切に、以下のように活用させていただきます。

・面接時や研修時の手話通訳派遣費等 (情報保障関連費用) (3人育成分) 883,700円
・通信費&交通費&手数料 266,300円

 

本プロジェクトを通して得られたノウハウや知見は、より多くの方に知ってもらい、役立ててもらうために、様々なメディアを通じて公表していきたいと考えています。

 

「誰もが楽しめる博物館」の実現に向けて!!!

 
このプロジェクトが達成しましたら、次なるボランティア養成を準備し、ゆくゆくは「ボランティア希望の方と、ボランティアを必要とする施設をつなぐ『ハブ』」を作りたいと考えています。

 

ボランティアを通して、聴覚障がい者の方もそうで無い方も、自分のことを振り返り、楽しんで生きていけるような世の中を作る第一歩にしたいと思います。

 

「誰もが一緒に楽しめる科学系博物館」を実現するために、どうぞご支援をお願いいたします。

 

博物館を訪れる全ての人を、笑顔にするために。ご支援をお願いいたします。
(撮影協力:アクアワールド茨城県大洗水族館)

 

 

《関連サイト紹介》

アクアワールド茨城県大洗水族館と一緒に試験的に運営しているサイトです。


皆様のお声を集めるためのアンケートサイトもあります。よろしければご覧ください。

 

アクアワールド多言語テストサイト

個人的には「クラゲ」の手話が可愛くてオススメです。
水族館アンケート
 

協力:アクアワールド茨城県大洗水族館

 

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* 税制上の優遇措置について *

 

筑波技術大学へのご寄附に対しましては、確定申告を行うことにより、税制上の優遇措置が受けられます。(詳細はこちら:http://www.tsukuba-tech.ac.jp/kikin/kikin_05.html

 

《優遇措置の内容》
■ 個人でご寄附をされる場合

 

〔所得控除〕

総所得金額等の40%を限度とする寄附金額について、2,000円を除いた額が所得額から控除されます。(所得税法第78条第2項第2号により「寄附金控除」の対象となります。)

 

〔個人住民税の軽減〕

お住まいの都道府県・市区町村が、条例で本学を寄附金税額控除の対象として指定している場合、総所得金額等の30%を上限とする寄附金額について、下記のとおり翌年の個人住民税額から控除されます。


・都道府県が指定した寄附金 [寄附金額-2,000円]×4%に相当する額・市区町村が指定した寄附金 [寄附金額-2,000円]×6%に相当する額 ※都道府県・市区町村の双方が指定している場合は10%となります。


その他、ご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

 


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