映画『ミュジコフィリア』を通して新しい「京都×アート」を一緒に
寄付総額
目標金額 10,000,000円
- 寄付者
- 110人
- 募集終了日
- 2022年2月28日
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- 1,850,000円
- 寄付者
- 118人
- 残り
- 20日
プロジェクト本文
終了報告を読む
初めまして。プロデューサーで脚本家の大野裕之と申します。
私は京都で映画制作や演劇活動をしています。
日本映画の都であるこの街で、京都ならではの映画を作りたい!そんな思いが集まって、今回の映画『ミュジコフィリア』の企画が持ち上がりました。その映画を多くの人に知っていただくため、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。
志を同じくする人々とともに作品を盛り上げたいというのが、クラウドファンディングに挑戦する第一の理由です。
皆様からいただくご寄付で、『ミュジコフィリア』をめぐるさまざまな活動を通じて京都の映画作りの技術の継承をはかり、漫画や音楽など他ジャンルとの交流を盛り上げ、最先端の芸術運動を広く紹介していきたいと思います。
そして今回のプロジェクトが終わった後も、ご寄付いただいた方お一人お一人と繋がりを持ち、皆様の気持ちを作品として形に残していきたいです。
「私たちのプロジェクトの成功」がゴールではありません。この街から日本のアートシーンを牽引する新しい才能が生まれるための、土壌づくりを目指します。
どうか皆様、お力添えのほどよろしくお願いします。
本プロジェクトはふるさと納税型クラウドファンディングです
ふるさと納税と同様に、寄付額から2,000円をこえる分について税の控除が受けられるため、実質自己負担額2,000円でご寄付いただけます。
※控除対象額には上限があります。また、寄付する人の収入や家族構成に応じて還付・控除額は変わります。
※詳細はページ下部の「税制上の優遇措置について」もご覧ください。
日本文化の都で創作をするということ
このたび、多くの皆様のお力添えを得て、映画『ミュジコフィリア』を制作しました、プロデューサーで脚本家の大野裕之と申します。大阪で生まれましたが、大学以来京都に住んで映画制作や演劇活動をしています。
言うまでもなく、京都は日本文化の都であり世界の人々を魅了する街です。
歴史と文化の集積、日本のアートシーンを創ってきた多くの先達、そして今も進取と前衛の精神を大切にするこの街で多くを教わりながら、創作をしております。
8年前には京都・太秦の撮影所を舞台に『太秦ライムライト』という映画を制作しました。「5万回斬られた男」として名高い福本清三さんを主演に、時代劇の舞台裏を描いた作品でした。
これからも京都ならではの芸術作品を創っていきたいと思っています。
東洋のハリウッドと呼ばれる京都で、京都ならではの映画を作りたい
京都は「東洋のハリウッド」と呼ばれ、日本映画の半数は京都で制作・撮影されてきました。黒澤明監督の『羅生門』、溝口健二監督の『雨月物語』など、世界に日本映画の水準を知らしめた多数の傑作がこの街から生み出されました。
しかし近年は、未だ少なくない作品が京都で撮影されているものの、その数は激減しています。
映画は総合芸術です。最新のテクノロジーを集めた撮影や照明のほかに、衣裳や小道具には西陣織の伝統や古くからの工芸技術が受け継がれています。
今、京都の映画の職人技を受け継がないと、世界にその名を知らしめた技術は途絶えてしまいます。
日本映画の都であるこの街で、京都ならではの映画を作りたい!そんな思いが集まって、2014年に『太秦ライムライト』を、京都市の全面協力で制作いたしました。作品は高く評価され、カナダのファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、主演男優賞、ニューヨーク・アジアン映画祭で観客賞など、国内外で13の賞を受賞。京都の時代劇の今の姿を広く世界に知っていただけました。
京都で活動をするからには伝統を次世代につなぐ一員でありたい——そのために一石を投じることはできたのではないかと思います。
そして第二弾として、今度は現代劇を作ろうということになり、映画『ミュジコフィリア』の企画が持ち上がりました。
映画『ミュジコフィリア』
映画『ミュジコフィリア』の原作は、京都精華大学で長年教鞭をとられ、⽂化庁メディア芸術祭マンガ部⾨優秀賞を2度受賞、⼿塚治⾍⽂化賞マンガ優秀賞受賞など輝かしい実績と数多くのファンを持つ漫画家のさそうあきら先生による同名の漫画です。京都の芸術大学を舞台に、「現代音楽研究会」のメンバーたちが繰り広げる青春群像劇です。
京都の芸術大学に音楽へのコンプレックスを持って入学した主人公・朔が、ひょんなことから現代音楽の世界に身を投じ、さまざまな出逢いを経て自分の音楽を創りあげていきます――。美しい風景や音で満ちている京都を舞台にしたこの映画のために、監督には京都生まれの谷口正晃監督をはじめ、京都にこだわったスタッフ陣と豪華キャストが本作に結集しました。
自然のなかの「音」を理解し、モノの形や色が「音」として聴こえる特殊な才能を持ちながら、著名な作曲家の父と若手天才作曲家として期待される異母兄へのコンプレックスから音楽を遠ざけてきた主人公、漆原朔(うるしばら・さく)役に、2008年『トウキョウソナタ』で新人賞を多数受賞し、若手実力派として活躍をつづけ本作が長編映画初主演となる井之脇海さん。
朔と同じように自然にある音や物を理解し声で表現する能力を持ち、朔に想いを寄せる芸大のピアノ科生、ヒロイン浪花凪(なにわ・なぎ)役に、2017年の連続テレビ小説『ひよっこ』での注目以降、ドラマ『この世界の片隅に』映画『酔うと化け物になる父がつらい』ほか主演作も相次ぐ松本穂香さん。
朔の異母兄で天才作曲家としての将来を期待される一方、父親の呪縛から逃れられないでいる貴志野大成(きしの・たいせい)役を『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』など数々のミュージカル作品はもとより、近年ではドラマ『下町ロケット』『エール』など幅広い活躍をみせる山崎育三郎さんが演じます。
他に、石丸幹二さん、神野三鈴さん、濱田マリさんに加え、京都にゆかりのある辰巳琢郎さん、杉本彩さん、茂山逸平さん、きたやまおさむさん、栗塚旭さんらが出演。
作品を彩る現代音楽の新曲は、すべて京都市立芸術大学の学生・大学院生・卒業生が作曲し、演奏も京都市立芸術大学の学生有志が行いました。
本作は、2021年11月19日TOHOシネマズ日比谷 他にて全国公開(京都ではTOHOシネマズ二条で11月12日に先行公開)され、京都では9週間を超えるロングラン上映を記録するなど、おかげさまで高い評価を受けています。
漫画や音楽など多彩なジャンルの魅力を発信し、その技術を若い世代に伝えたい
しかし、このプロジェクトは、単に「映画を製作・公開しておしまい」というものではありません!
京都の映画作りの伝統を次代に伝えること。本作を起点に、漫画や音楽など多彩なジャンルの魅力を発信し、その技術を若い世代に伝えること。本作のテーマとなっている、「現代音楽」の楽しさを広く紹介すること。など、幅広い視野で「京都×アート」の可能性を育てていきたいと思っています。
具体的には、
(1)各地でのアンコール上映において、監督・原作者・出演者・スタッフによる映画・漫画・演技についてのティーチインとワークショップの開催。
(2)本作に登場する「現代音楽」を作曲してくれた京都市立芸術大学のチームによる、現代音楽コンサートの実現。
(3)京都の魅力を発信するための海外映画祭への出展、海外上映。
(4)そして、プロジェクトの総決算としての永久保存版Blu-rayの製作。
などを考えています。今回皆さまからいただく寄付金で、上記を実現することが可能になります。
■目標金額:1,000万円
■目標金額の使途および実施内容:
京都・東京をはじめとする全国での『ミュジコフィリア』アンコール上映、および監督・出演者によるティーチインに300万円。京都での『ミュジコフィリア』現代音楽や漫画など、ジャンルを超えた文化イベントの開催に300万円。作品の海外映画祭出品、海外配給のために200万円。永久保存版Blu-rayの製作に200万円。
※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。
クラウドファンディングを行う理由
今回は豪華キャストが出演する映画ですし、たとえば大手企業の出資も見込まれるかもしれません。しかし、その方法だと潤沢な資金が確保できる一方で、作品をつくるための自由が制限される可能性も否めません。
実は『太秦ライムライト』の製作時、ある企業から「出資するので、製作費の安い台湾で撮影しましょう」と言われたことがあります。それでは京都の映画の伝統技術を受け継ぐという方針に反しますので、もちろんお断りしました。
志を同じくする人々とともに作品を盛り上げたいというのが、クラウドファンディングに挑戦する第一の理由です。
もう一つの理由は、これがただのクラウドファンディングではなく、ふるさと納税を使ったクラウドファンディングであるということです。ご存知の通り、ふるさと納税は実質2,000円の負担ですので、あまり皆様にご負担をおかけしなくて済むということもあります。
なにより、行政と一緒に作る文化寄付のあり方として非常に面白い試みであるということが挙げられます。コロナ禍で人々の活動が制限された時、人間が生きていくためには衣食住と同じだけ文化の力が必要なことがあらためて意識されました。
諸外国に比べて必要な文化寄付が少ないと言われる我が国において、納税者が能動的に文化寄付のための意思表示ができる、ふるさと納税を使ったクラウドファンディングは、未来の文化行政のための重要な問題提起であると信じます。
このクラウドファンディングを通じて、皆様と交流をさせていただき、映画文化への思いをお聞かせいただければ嬉しいです。
今回のプロジェクトはもちろんですが、今後も皆様と繋がりを持ち、ご寄付いただいた方お一人お一人の気持ちを作品という形にしていきたいです。
プロジェクトの展望・ビジョン
『ミュジコフィリア』をめぐるさまざまな活動を通じて、京都の映画作りの技術の継承をはかり、漫画や音楽など他ジャンルとの交流を盛り上げ、最先端の芸術運動を広く紹介していきたいです。
「私たちのプロジェクトの成功」がゴールではありません。この街から日本のアートシーンを牽引する新しい才能が生まれるための、土壌づくりを目指します。
どうか皆様、お力添えのほどよろしくお願いします。
税制上の優遇について
本プロジェクトに対する個人様からの寄付金は、「ふるさと納税」の対象となります。ふるさと納税制度とは、自治体への寄付額のうち2,000円を除く金額が所得税・個人住民税から控除される制度です(例:30,000円の寄付をした場合、合計28,000円の税金が控除)。
控除を受けるためには、翌年の1月10日までに「寄付金税額控除に係る申告特例申請書(ワンストップ特例申請書)」を京都市文化芸術企画課に提出する、もしくは京都市からお送りする「寄付金受領書」を添付の上寄付をした翌年の3月15日までに確定申告をする必要があります。
※寄付をした方の給与収入や家族構成などに応じた控除額の上限がありますのでご注意ください。全額(2,000円を除く)控除される寄付金の上限目安は総務省ホームページから確認ができます。
寄付金受領日に記載する寄付金受領日は、READYFORへのご入金日が確認できた日付となります。
Arts Aid KYOTOとは
本プロジェクトは京都市「Arts Aid KYOTO」の事業認定型のクラウドファンディングです。
2021年10月からスタートした「Arts Aid KYOTO~京都市 連携・協働型文化芸術寄付制度~」は、京都市による、文化芸術活動を寄付するための取り組みです。ふるさと納税などの仕組みを活用して個人・企業の皆様からいただいたご寄付のうち、7割を京都で活躍する文化芸術関係者の寄付に、3割を京都市における文化芸術振興策に活用する仕組みです。
通常支援型(京都市が寄付を呼びかけ、公募で選んだ団体等に資金を分配するタイプ)と、事業認定型(京都市の認定をうけた団体等が、自らプロジェクトに対する寄付を呼びかけるタイプ)の2種類があり、私たちの取り組みは「事業認定型」となります。
ご留意事項
■返礼品選択時にご回答いただく質問項目への回答は寄付確定後、一切変更できませんのでご注意ください。
■「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクト公開中・終了後もPR等で利用させていただく場合がございます。ご了承ください。
■本プロジェクトのリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 京都市/大野 裕之/株式会社とっても便利
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年7月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
京都・東京をはじめとする全国での『ミュジコフィリア』アンコール上映、および監督・出演者によるティーチインに300万円。京都での『ミュジコフィリア』現代音楽や漫画など、ジャンルを超えた文化イベントの開催に300万円。作品の海外映画祭出品、海外配給のために200万円。永久保存版Blu-rayの製作に200万円。
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プロフィール
映画『ミュジコフィリア』は、出演に井之脇海、松本穂香、山崎育三郎他、監督は京都生まれの谷口正晃。京都市の後援を得て、京都市立芸術大学の学生たちが楽曲・演奏を担当し、オール京都ロケによる京都の美しい風景と古都ならではの音に満ちた青春映画。 本プロジェクトの責任者である脚本・プロデューサーの大野裕之は、京都大学在学中にミュージカル劇団とっても便利で演劇活動を開始。映画にも活動の場を広げ、『太秦ライムライト』(2014年。福本清三主演。第18回ファンタジア国際映画祭最優秀作品賞)等のプロデューサーと脚本を担当。また、チャップリン研究家として国際的に活動し、著書『チャップリンとヒトラー』(岩波書店)で第37回サントリー学芸賞。近年は「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)でコメンテーターとしての出演も多い。2006年ポルデノーネ国際映画祭特別メダル、2014年京都市文化芸術表彰。
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ギフト
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●『ミュジコフィリア』Blu-ray(Blu-rayを一般発売に先駆けていち早く進呈いたします)
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- 55
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10,000円
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プロフィール
映画『ミュジコフィリア』は、出演に井之脇海、松本穂香、山崎育三郎他、監督は京都生まれの谷口正晃。京都市の後援を得て、京都市立芸術大学の学生たちが楽曲・演奏を担当し、オール京都ロケによる京都の美しい風景と古都ならではの音に満ちた青春映画。 本プロジェクトの責任者である脚本・プロデューサーの大野裕之は、京都大学在学中にミュージカル劇団とっても便利で演劇活動を開始。映画にも活動の場を広げ、『太秦ライムライト』(2014年。福本清三主演。第18回ファンタジア国際映画祭最優秀作品賞)等のプロデューサーと脚本を担当。また、チャップリン研究家として国際的に活動し、著書『チャップリンとヒトラー』(岩波書店)で第37回サントリー学芸賞。近年は「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)でコメンテーターとしての出演も多い。2006年ポルデノーネ国際映画祭特別メダル、2014年京都市文化芸術表彰。