NHKの朝のニュースに取り上げていただきました。

数日前になりますが、NHKの朝のニュース番組の中で我々のプロジェクトについて、取り上げていただきました。多くの方に知っていただく良い機会となり、大変ありがたく思います。

名草厳島神社は国の天然記念物・名草巨石群の指定範囲内に位置しているため、安易に手を加えることができません。さらには周辺の森林は県立公園の一部、農業用灌水のための保全林としての役割も担っているなど、管理者が複数にわたり、手続きが煩雑になっていることも困難さを増幅させています。

神社裏手から流れてくる沢筋が変化してしまったのか、『胎内くぐり』は常に水浸し状態(5月16日投稿の活動報告に掲載した写真をご覧ください)、某アニメの流行で注目を浴びている『弁慶の割石』は下部が土砂で埋まってしまっています。

その影響がそのまま参道に伝わり、参道の木杭が激しく傷んだり、ただでさえ傾斜がきつい参道がますます歩きにくくなっていたり、地元としては修復したい箇所が多数あるのが現状です。

資金難もさることながら、行政を動かすためにはそれ相応の理由が必要で、このプロジェクトがきっかけにはならないだろうかと期待している部分もございます。

取材の際、「目標金額が上回った場合には？」との問いに、早々に手を付けたい部分の修復を例に答えましたが、もし目標金額が2倍・3倍と上回った場合には……

参道中腹にベンチを設けたり、赤い鳥居脇の駐車場にカフェを作ったり、このカフェは地元の人が交代で毎日営業することで仕事を創出したり、トイレを見に来る人で人気になるくらいオシャレなトイレを建てたり、などなど諸先輩方には窘められてしまいそうなほど野望は膨らむばかりなのですが、それだけ、名草の人々が大切に守ってきた場所であり、これからも多くの人に愛され続けてほしい場所なのです。