これからも猫達に充実した医療を受けさせたい。

「はちえちゃん」は、解体前のビルに住んでいました。

TNR後、そのビルが解体工事が始まっても、

彼女は毎日その場所にご飯を食べにやって来てくれました。

 

 

 

  ある夜、その日は工事現場が煌々と灯りで照らされていました。

あれ？今日は夜に工事をしてるんだな・・・

はちえ来てくれるか？と心配しましたが

彼女は工事現場の中から駆け出してきました。

 

彼女に餌を与えると、工事現場の責任者らしい人物からエライ剣幕で怒られました。

「ここで餌をやるな！こないだ、この子瓦礫に埋もれていたんやで！」

「良い事をしてると思ってるけど、 死なせたら何にもならへんやろ！」・・・と

 

 

 

「 助けて下さったんですか？」と尋ねると

 

「・・・助けへんわけにはいかへんやろ！

でも、ここは危ないからやめてくれや！」と。

 

無事で良かった！

 

仰ってることはもっともだ・・・と思い

急遽捕獲をする必要が有った為にプロの方に捕まえて頂き、

「はちえちゃん」は2020年7月にお店にやって来ました。

 

ケージに入れお世話をしましたが、可哀想に思い、フリーにした所

彼女は他の猫たちの仲間に入る事が出来ず、

いつも高い所に登ったままで 食事もトイレも全て高い所でしていました。

 

 

他の猫が居るとトイレにも行けず、トイレ以外の場所で排泄をしてしまう事も多々有り、

再度ケージに入ってもらう事にしました。

 

 

最初は怒って抗議をしていましたが、ケージが自分の安心出来るお家だと理解をしてくれてからは、

リラックスをしてくれる様になって来ました。

 

ある日、またたびの付いた手を彼女に近づけた所、

スリスリ〜としてくれ、そこから急速に彼女との距離が縮まりました。

 

 

懐いた「はちえちゃん」は今度はうるさい位に「にゃーにゃー」と甘え、

意思表示をしてくれる甘えたにゃんこに変身。

 

そして遠方から足繁くお世話に来てくださるボランティアスタッフのTさんが

「はちえちゃん」のことを気に入って下さり

３年もかかりましたが、やっとやっと「はちえちゃん」に家族が出来ました。

 

 

お外に居る時は

雨の日はびしょびしょになりながら暗闇から

走って出て来てくれた子事も何度もありました。

さぞ濡れて冷たかっただろうに・・・

 

夏は蟻などの虫が沢山出て来ました。

 

小さな身体で一生懸命生き抜いた「はちえちゃん」

 

ですが、お外での長い年月耐えてきた生活は

すっかり記憶の彼方に消え去り

今は一人っ子を満喫し、わがままいっぱいに楽しく暮らしている様です。

 

 

 

 

里親になって下さったスタッフのT様から、応援メッセージを頂いていますので、

後ほどご紹介をさせて頂きますね〜！

 

 

 

お店が完成したら

念願の自分がお世話をしているお外で頑張っている子達を、

「はちえちゃん」の様にみんな保護して幸せにしてあげたい！と思います。

もうフィリックスやニーナの様な最期を看取れないお別れは

絶対にしたくないから。

 

保護する為にも費用がたくさんかかり、

保護した後、ウイルス検査・ワクチン・血液検査といった一通りの検査が必要です。

 

300万まで後もう少しです。

どうか引き続き応援をお願い出来ないでしょうか？

 

 

小さな団体のため、私たちの力だけでは限界があるとも感じています。

どうか、応援いただく皆様、ご支援・応援のご拡散をどうぞよろしくお願いいたします。

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