捨てられた猫達を守りたい。保護猫カフェが閉鎖の危機！

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。埼玉県熊谷市の保護猫カフェ「GoodLuck」を運営している田中祥一です。

 

私は猫の殺処分の現状を知ったことで、殺処分をなくしたいと強く思うようになり、2015年に埼玉県熊谷市で、小さな保護猫カフェ「GoodLuck」を始めました。猫カフェが初めてのお客様は、最初はやや緊張気味ですが、お帰りの際は笑顔に。また、受付を終え、猫ルームに入室した瞬間、「天国！」と言われた方もいらっしゃいます。

そんな皆様のご支援のおかげで、「GoodLuck」は、2020年5月で7年目を迎えることになりました。里親さんのもとで幸せに暮らすようになった保護猫は62匹にもなりました。

 

 

しかし、活動すればするほど赤字は増えていくばかりです。

 

保護した猫が里親さんにもらわれるまでには、たくさんの費用がかかるのです。病気になれば、多額の医療費がかかります。捕獲した猫を保護してほしいという連絡があっても、医療費などはこちらが負担して当然という方も多く、お金がかかるとなるとそれっきり、という方も多数います。

1人で経営していることもあり、開業1年ほどで資金不足に陥りました。そのため、ここ5年は、夜勤のパートで収入を得ながら保護猫カフェを続けてきました。

 

しかし、そんな必死で続けてきた保護猫カフェは、2020年4月で施設の賃貸契約が切れてしまいます。再契約をする場合は、新たに契約金がかかります。現状では資金がなく、継続できる見込みがありません。もしこのまま資金の調達ができなければ当店は閉鎖となります。

 

残された保護猫達のためにも、なんとか継続していきたく、クラウドファンドに挑戦することにしました。ぜひ皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

里親を希望される方に譲渡する場合は、ペットとしてではなく、家族の一員として生涯一緒に暮らしていける方だけを対象にしています。

 

そのため当店では、里親になる方には最低3回は来店してもらい、その後1週間のトライアル（相性や環境になれるかなどの期間）を経て譲渡となります。

数年来の常連さんが、改築・引っ越し・ご結婚などで里親さんになっていただけることも多くあります。人柄まで把握できた上で譲渡していますので、とても安心して送り出せます。その後もご来店いただき、近況報告をしていただいたり、メールで成長した画像を送っていただいたりしています。

 

当初は年間100匹の里親を探すことが目標だったため、7年間で62匹という数はかなり非力です。ただ、譲渡会やネットでの里親募集ではお相手の本当の姿が分からないため、保護猫カフェを通して里親を探すことを徹底しています。数をこなし、たくさんの猫を里親を希望される方に、と考えてしまうと譲渡先の人柄までは見えなかったのかもしれません。

 

 

 

 

これまでに保護した猫は71匹です。現在は9匹の保護猫スタッフがいます。

 

開業当初は10時開店でしたが、13時開以降にお客様がいらっしゃることが多く、1ヶ月後からは13時開店に変更。午前中は広報活動（ビラ配り）をしていました。毎日ビラをコピーし、配布をする日々が続きました。

開業5ヶ月目にして、後半年で資金が尽きる算段となり、カフェが終わってから別の仕事を探しました。当初は22時までの営業でしたので、なかなか見つからず、結局閉店時間を繰り上げて、夜勤の工場勤務をすることになり、5年が経過しました。

 

保護猫活動や殺処分ゼロの発信元としては小さなカフェです。でも、通りすがりの人が立ち止まり、店先の「殺処分ゼロ」や「虐待は犯罪です」のポスターに目を向けてもらえたり、猫カフェとしてご来店されたお客様でもお帰りの際には、保護猫のことを認知していただいたりしています。

 

また、猫が好きだけれでも何らかの事情で飼うことができない方の癒しの場としてもご利用していただいています。

 

私も十数年前は殺処分の現状や猫の虐待が多いことを知りませんでした。現状を知り、猫の保護活動に踏み込めるきっかけとなる場所として残せるのであれば、夜勤だろうが何だろうが続ける意義があると思います。

 

カフェがあることによって、猫が救われるだけではなく、里親さんが猫を家族の一員として迎え、里親さんが猫に癒され、救われるのです。

 

 

 

 

2018年の夏、店先に子猫5匹が捨てられていました。熊谷市の真夏の炎天下、それも熱風が吹き出すエアコンの室外機の上に…...。

 

見つけたときはグッタリし、数匹死んでいるのではと血の気が引きました。幸いにも、5匹とも命に別条なくホッとしましたが、あと数分遅れていたら、死んでいたかもしれないと思うと今でもゾッとします。

 

血液検査、ノミ・ダニ・検便などの医療処置をし、カフェに迎えました。昨年に入り、歯周病で歯の全摘出手術、3匹の子猫が真菌（猫カビ）、ヘルニア、避妊などで例年以上の医療費がかかり、これまでの支援金が尽きてしまいました。

 

2019年10月以降、消費税増税の節約志向なのか客足が遠のき、土日でも来客数が0人の日があるようになりました。ラクビーワールドカップとも重なり、熊谷市では連日のようにイベントが続き、イベント中は、店内がガラガラで悲惨な状況でした。消費税増税で客足が遠のく中、利益を見込めず夜勤のパートの給料だけでは、運営をカバーすることが難しくなりました。

 

しかし、殺処分ゼロ、そして保護猫達のためにも、なんとかしてカフェを継続したいと強く思っています。

 

 

 

 

殺処分される猫達を1匹でも減らし、必要な治療を受けさせ、安心して暮らせる家族を見つけるための場所として、このカフェを残したいと思っています。

手を伸ばせば助けることができる命のため、この活動のご理解くださる皆様のご支援をお願いします。
誠に勝手なお願いで恐縮ですが、保護猫達を守ってください！

近い未来、殺処分がなくなり、保護活動が必要のない、秩序ある日本になることを願っています。