人の深刻な高齢化から犠牲になる猫を救うために。命を守る医療支援を!

人の深刻な高齢化から犠牲になる猫を救うために。命を守る医療支援を!
人の深刻な高齢化から犠牲になる猫を救うために。命を守る医療支援を! 2枚目
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支援総額

7,069,000

目標金額 5,000,000円

支援者
628人
募集終了日
2025年8月29日

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プロジェクト本文

※プロジェクトページには一部、動物がケガをしている画像等センシティブな内容が含まれています。

 

人の高齢化で増える命の危機
「猫が犠牲にならない」未来のために

 

 

NPO法人「ねこの古都なら」は、奈良県大和高田市を拠点に「小さな命に優しい街づくり」をモットーにTNR活動*1や保護・譲渡活動をしている保護猫団体です。

 

団体として活動して11年が経ち、NPO法人化した昨年以降は特に大きな変化がありました。10年間接点がなかった市長にようやく面会し、要望書を提出したほか、他地域の町長さんたちと意見交換も実現しました。

 

さまざまな方とあたたかいご縁を繋ぐことができたのは、昨年挑戦したプロジェクト「猫と人の温かいご縁を繋ぐ。開放型シェルターの開設へ」で実現した開放型シェルター「ねこまち長屋」の存在が大きかったと感じています。皆様の応援のお気持ちは、活動の幅を広げる大きなパワーになりました。「ねこまち長屋」は猫にとっても、人にとっても優しい拠点として地域に根づきはじめています。

 

開放型シェルター「ねこまち長屋」

 

しかし近年、人の高齢化に伴う保護の相談が急増しています。

 

私たちは不幸な命を増やさないために、TNR活動は自治会単位で推進し、累計1,200頭以上の猫たちに不妊去勢手術をしてきました。地域の餌やりさんと連携し、一代限りの猫の命を大切に見守ってきましたが、お世話を担ってくださる餌やりさん自身も高齢化が進んでいます。

 

高齢の飼い主さんから保護する猫たちも、同じように高齢であることがほとんどです

 

飼い主さんだけでなく、地域の餌やりさんご自身に万が一のことがあった場合、地域の猫たちが一気に居場所を失ってしまったら団体としてもサポートしきれません。手遅れになる前に、TNR活動はより加速していかねばなりません。

 

一方で、シェルターには継続的な運営費用がかかっています。

 

水道、電気代などの光熱費に加え、特に常時70頭以上いる保護猫たちの医療費の捻出には苦慮しています。私たちが保護する多くは、地域に戻せないハイシニアの子や、疾患やケガがある子たちのためです。

 

今後団体を引き継ぎ、地域みんなで支える仕組みを作るため、今動く必要があります。深刻さが年々増していく高齢化問題を、皆様とともに改善に向けて大きく前進させるために、再度お力をお貸しください。

 

 

NPO法人ねこの古都なら
代表 土井友加利

*1:T(トラップ=捕獲)・N(ニューター=避妊去勢手術)・R(リターン=捕獲場所へ戻す)の一連の活動のこと

 

 

 

「人とのご縁」を大切に
みんなで進める、命に優しい街づくり

 

猫にまつわる遺棄や多頭飼育崩壊などの課題は、貧困や孤独、高齢など「人の社会問題」と密接に関わっています。だからこそ、私たちはボランティアや地域の皆様、自治会、獣医師など多くの人を巻き込み、みんなで話し合い、解決に向けて前に進めるように「人とのご縁」を大切に活動してきました。

 

昨年はようやく大和高田市長に要望書を提出することが叶い、今年のふるさと納税の一部に「保護猫活動の費用」を組み込んでいただけることになりました。また、葛城市の担当課とTNRの推進に向けて会議を行ったり、他の地域の町長と意見交換会を実施するなど新たな方とのご縁や取り組みも広がっています。

 

御所市の新市長である山田さんへご挨拶したときの写真
大和高田市長へ要望書の提出したときの様子
葛城市の担当課の方と、TNR推進ミーティングにて
広陵町の前町長が施設に見学にきてくださったときの様子

 

人とのご縁がさらに広く、深く繋がることができたのは、昨年のNPO法人化に加え、クラウドファンディングでたくさんの皆様のお力で開設できた開放型シェルター「ねこまち長屋」の存在があったからです。

 

(詳細はこちら

 

「自身の終活」として挑んだ一世一代のプロジェクトは、地元の新聞にも多数取り上げていただきました。拠点ができたことによって、保護頭数の増加はもちろんのこと、子どもたちからご高齢の方まで集まる啓発の場にもなっています。ご支援・応援いただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 

築90年近い築古物件を改修し、猫にも人にも優しい「ねこまち長屋」に生まれ変わりました。少しだけ、施設の中をご紹介させてください。

 

 

ねこまち長屋のご紹介

1階|エイズキャリアの子のお部屋とウッドデッキ

 

1階のキャリアっ子たちのケージがあるお部屋


1階のメインスペースはエイズキャリアの子たちが過ごすお部屋です。快適な環境でストレスなく過ごすことで、キャリアっ子も健康に長生きできることを、多くの人に知っていただきたいという願いを込めました。

隣接するウッドデッキで見られる、猫たちがのびのびとくつろいでいる光景は微笑ましく、中には若返ったかのように元気になった高齢猫もいます。シェルターの設計・デザイン・施工では、工務店さんだけでなく、京都芸術大学の教授にもアドバイスをいただきました。皆さんの優しい思いが形になった空間の一つです。

 

ウッドデッキ。日向ぼっこをしてる姿はたまらなく可愛いです

 



2階|ノンキャリアの子のお部屋

 

2階の成猫たち。みんないい子でかわいい子たちばかりです。

 

2階は健康な猫たちがのびのびと過ごせるスペースです。毎日掃除やお世話をしてくれるボランティアさんたちのおかげで人と接する機会が増え、人馴れ訓練中だった子が少しずつ甘えてくれるようになるなど、心の変化も見られるようになりました。

これまで別の場所で開催していた譲渡会では、環境が変わることで緊張して固まってしまう猫もいましたが、ここでは普段の暮らしの様子をそのまま見ていただけます。普段の可愛さを存分に発揮することで、譲渡にもつながりやすくなりました。何より、猫たちが楽しそうに過ごしている姿を見られることが、私たちにとっても大きな喜びです。

 

朝や夜はボランティアさんが清掃に入り、常に清潔な状態を保っています

 

その他、ねこまち長屋には「猫をいれないフリースペース」があります。

 

「子どもからお年寄りまで、気軽に通える地域に根ざした場所にしたい」という思いから、アレルギーがあるお子さんでも気軽に入れるように、猫を入れないお部屋を一部屋作りました。

 

 

この場所を活用して今年の5月にはシニアの方を対象に、靴下の端材を使った「猫のおもちゃ作りイベント」を開催しました。シニア就労センターを開設しているボランティアメンバーとともに、「シニア就労」と保護猫活動の収益になる仕組みを現在模索中です。

 

お年寄りのみなさんが孤独にならず、助け合えるような場を提供したいと思います。猫が好きな人もそうでない人も温かく繋がれるような、ワクワクするイベントを今後も増やしていきたいと思っています。

 

(左)靴下の端材でチャリティグッズを制作中。大和高田市は国内有数の靴下の生産地で、靴下の端材を多くいただけます
(右)お子さんにエイズキャリアの子と触れあってくれている様子


 

 

高齢化問題が深刻です
TNRの範囲を広げて加速させたい

 

拠点があることによって、新しいご縁や取り組みの機会が生まれ、「命に優しい街づくり」を一歩前に進められたという確かな実感はあります。不幸な命を増やさないため、自治会単位でTNRを推進し、累計1,200頭以上の手術を実現しました。

 

2025年に捕獲した子たちの一部。TNRは一斉に実施しています

 

一方で、近年特に深刻に感じているのは「地域の高齢化問題」です。

 

高齢の飼い主さんが、施設入居や急逝、飼育放棄による緊急保護依頼のご連絡が跡を絶ちません。それだけでなく、TNRしたあとの猫たちの命を大切にお世話する「餌やりさん」からも、SOSが複数届くようになりました。

 

25頭の猫と暮らす年金暮らしのおじいちゃん



市外のある地域で、年金生活を送る高齢の男性が、一人で25頭もの未手術の猫たちの世話を続けていました。金銭的に余裕がない中、増え続ける猫たちに餌を与え続け、近所から私たちに相談が届きました。


このままではさらに猫が増え続け、ご本人の生活も破綻してしまう――。そんな危機感から、現地を調査して全頭の不妊去勢手術を実施しました。手術の費用負担が難しいということで、団体からは猫のフードを届けつつ、年金支給日に少しずつ手術費をお支払いいただきました。

今回は崩壊するまえに全頭手術に踏み込めましたが、「多頭飼育崩壊」は高齢や無知、孤立が招くといわれており、今後ますます増えていく可能性があります。


このケースをきっかけに、自治会単位でのTNR導入が進められるように市の担当課とも協議が始まっています。高齢者と猫のどちらの命も守るために、地域ぐるみで仕組みを整備することが急務です。

 

 

未手術の猫20頭以上をお世話していた餌やりさん



大和高田市のとある地域でも、未手術のまま猫にフードを与えたり、トイレ管理などをされないなどのマナーの悪い餌やりさんの行為により、長い間地域の方が頭を悩ませていました。
 

私たちはまず、自治会役員会で「TNRの必要性と方針」について丁寧に説明し、理解と協力を得た上で、市役所の助成金を活用して20頭の手術を実施。現場を歩きながら猫たちの様子を確認する中で、餌やりをしていた方とも直接お話しし、現場の状況を共有することができました。
 

現在も未手術の猫が2頭ほど確認されており対応を継続していますが、少しずつ地域の空気が変わり始めています。猫も人も穏やかな環境になるよう、引き続き寄り添っていきたいと思います。

 

 

 

「猫の問題」と「人の問題」は繋がっている

 

私たちは「小さな命に優しい街づくり」を目指しています。それには、「猫を助ける」だけではなく、猫と人が共に生きていくために「人の課題にどう向き合うか、人との関係をどう築いていくか」が大切だと思っています。

 

たとえば、今後同じ時期に、複数の高齢の飼い主さんや餌やりさんが施設に入居されたら、突然居場所を失う猫たちが一気に増えてしまうかもしれません。そうなってしまった場合、団体だけですべての地域猫を保護することはできません。

 

現在、一部の餌やりさんのご自宅には定期的に訪問して猫のフードを届けつつ、人の健康状態も確認しています。人が安心して暮らせていることが、猫たちにとっての安心な環境に繋がるためです。

 

 

また、これまで地域の自治会と丁寧に対話を重ねて、地域の理解を得ながらTNRを進めてきましたが、今後は「人の高齢化によって犠牲になる猫たちをゼロにする」ために、より一層自治会単位のTNR活動を加速させていく必要があります。

 

まだまだ自治会の理解が得られずにTNRを進められていない地域があります。

 

これまで大和高田市や御所市など、TNRによって課題を減らしてこれたように、他地域でも意識づけや仕組み作りを更に推し進めていきたいと思います。

 

自治会へ提出している回覧資料の一部です。​​​​地域全体の課題として受け止めてもらえるように、必要に応じて自治会の役員会に出向いて活動の趣旨やTNRの必要性をご説明させていただいています

 

「超高齢化社会」と呼ばれる現在、人の高齢化により飼育が困難となり、行き場を失う猫たちが全国で増え続けています。このままでは、不幸な命がさらに増えてしまう──。その現実に、私たちは強い危機感を抱いています。

 

クラウドファンディングという手段を通じて、多くの方にこの課題を知ってもらい、賛同の輪を広げていくことは、自治体や地域への働きかけにも繋がります。「この課題に向き合いたい」という民意を示すことが、猫たちを守るための制度づくりや支援の拡大に繋がり、「小さな命に優しい街づくり」をまた前に進めることができると信じています。

 

 

|プロジェクト概要


第一目標

・500万円

プロジェクト実施内容(資金使途)

・医療費(約8ヶ月分)

・その他諸経費・運営費

・READYFOR手数料

 

第二目標

   ・800万円→700万円

   (業者さんのご協力により、+200万円で実現できることになりました)8/24追記

プロジェクト実施内容(資金使途)

・2階のノンキャリアの子の部屋のそばに猫庭デッキ増設

・READYFOR手数料

 

ねこの古都ならは「自己資金だけに頼らない、持続可能な活動」を目指して、「マンスリーサポーター制度」でもご支援を募っています。

 

しかし、団体で保護している猫たちの殆どは日常的に医療ケアが必要な子たちばかりのため、高額な医療費を賄うことは到底難しく、活動の資金の多くは、自分のアルバイト収入から捻出しているのが実情です。しかしTNRは、一斉に行わなければ猫の繁殖スピードに勝てず、またすぐに増えてしまいます。資金の枯渇を理由に止まるわけにはいきません。

 

 

 

いつも応援していただいている皆様に、今回もお願いすることになり心苦しくも思いますが、クラウドファンディングを一つの柱に、団体が安定的に活動できる状態を保ちながら、地域の緊急性の高い課題を「地域・行政を巻き込んだ仕組み」で解決していき、ゆくゆくは他地域のモデル事例にもなっていきたいと思っています。

 

不幸な猫を減らし、命に優しい街づくりをまた一歩前進するために、クラウドファンディングで「ご支援」という形で、私たちの仲間になっていただけないでしょうか。

 

 

 

命に優しい街づくりの継続を
人の問題で犠牲になる猫をゼロにする

 

現在、TNR活動に対する行政からの補助制度には、地域ごとに大きな差があります。

 

たとえば、ある市町村では避妊去勢手術に補助が出る一方、別の地域ではすべてをボランティアの自己負担で賄わなければならないという現状があります。

 

このような地域格差がある限り、TNR活動を継続的に進めていくことは非常に困難です。

 

それでも私たちは、開放型シェルター「ねこまち長屋」という拠点を皆様とつくることができたことで、「この場所で、地域に根ざした活動をより一層広げていきたい」という想いを強くしています。

 

今後は、保護している猫たちにとって更に過ごしやすい環境を整えながら、子どもやシニア世代など地域の方々とも関わり合いを増やし、より多くの人に「ねこまち長屋」を知ってもらいたいと思っています。実際に、ねこまち長屋で実施した譲渡会では、猫たちの自然な姿を見てもらえる機会が増えたことで、譲渡につながるケースもありました。

 

 

しかし、過酷な環境で暮らす野良猫や、人の問題から行き場を失う猫はまだまだたくさんいます。

 

だからこそ、地域みんなで解決していくことを諦めず、猫だけでなく人も笑顔になれるような場所を育てながら、地域の仕組みや制度を整えてまいります。

 

猫たちにとっても、人にとっても優しい街づくりを目指して。

どうかあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

代表から皆様へ

 

土井友加利
( NPO法人ねこの古都なら代表理事)

NPO法人ねこの古都なら代表理事をしております、土井友加利です。

 

昨年度は、皆さまのたくさんの応援と、あたたかいお気持ちのおかげで、新たな拠点「ねこまち長屋」が完成いたしました。現在、22匹の保護猫たちが、約20名のボランティアの皆さまのご協力のもと、朝晩しっかりとケアされながら、穏やかに、そして楽しく過ごしています。このような場所が生まれたこと、そして活動を安心してご覧いただける「拠点」ができたことに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今回のクラウドファンディングも、昨年に引き続いての挑戦となりますが、実は、実施するまでに私自身とても悩みました。

 

NPO法人を設立してから、1年。そして、ねこまち長屋がスタートして3ヶ月が経ちました。

「望まれない命をこれ以上増やさない」
「そもそも保護しなくてもよい地域をつくっていきたい」

 

そんな想いで、私たちは現在、自治会単位でのTNR活動に力を入れながら活動しています。しかし、現実としてTNRに入る地域には、必ず保護が必要な子たちがいます。また、譲渡に繋がりにくいハンディを抱えた子たちも多く在籍しており、医療費の負担が毎月大きくのしかかっています。

 

助成金を探しても、設立1年目の私たちのような団体が対象になることは少なく、そもそも「保護猫」というカテゴリが、行政的にも支援対象になりづらい現実があります。こうした活動の位置づけが、まだまだ低いのだと痛感しています。

 

とはいえ、医療を受けさせないという選択はできません。今までは、自己資金を切り崩しながらなんとか補ってきましたが、もう自身にそんな力がお恥ずかしながら残っていません。「自活できるボランティア団体になるには、どうしたらいいのだろう?」という思いが、日々頭から離れません。

 

団体として目指していきたい未来は鮮明にあります。

 

地域の皆様に外の猫たちをあたたかく見守っていただけるように。
地域の揉めごとや苦情を防ぎ、柔らかな街並みをつくっていく。
私たちは、そんな地域コミュニティを支える存在でありたいと思っています。

だからこそ今、もう一度お力を借りたいと思いました。この活動を未来に引き継いでいくためにも、少なくとも、今年を含めたあと2年は踏ん張らなければなりません。


地域の課題は刻一刻と変わっていきます。今は「人の高齢化」による猫の飼育放棄、多頭飼育崩壊なども増えています。地域で猫の命を守ってくれている餌やりさんも高齢化しています。人の社会課題の裏で、動物が犠牲になってはいけないと思っています。お年寄りの皆様を福祉面でサポートしながら、猫たちと共生していく仕組みを整えていくことが必要です。

 

1頭の子猫との出会いが、こんなにも自分の人生を変えるとは思いませんでした。人通りの多い場所で、たったひとり泣いていた子猫。2日間も誰にも気づかれず、亡くなってしまった命があったことに、強い疑問を抱いたことがこの活動の原点です。

 

「辞められない。投げ出さない。」
そんな活動を続けて、私自身の資金は使い果たしてしまいました。でも、これからは、同じような苦労を繰り返さなくてもよい仕組みにしなければ、次の人へ、活動を繋ぐことができません。


皆様のお力に頼る形となってしまい、申し訳ない気持ちもありますが、これは単なるお願いではなく、「継続できる仕組みづくり」のための一歩です。それがきっと、人と猫、どちらの未来にも繋がると信じています。

 

どうか今一度、人と猫の未来のために、力を貸してください。


これまで、本当にたくさんの方に助けられ、ここまで歩んでくることができました。
このプロジェクトが無事成功し、また次の一歩へつながることを願って。

いつか、「保護活動が必要のない時代」を目指して。

 

心よりご支援をお願い申し上げます。

 

 

 

いただいた応援メッセージ

 

 

上島直志様
(大和高田市北市場総代)

「私の願い ― ネコが見た地域課題」

 

私は遊びが大好きな女の子です。空き地には草がいっぱいで空き地もあって自由に行き来できるので、友だちと毎日楽しく過ごしています。ある家のおじちゃんはおいしい食べ物やおやつをくれるのでよく行きます。

 

でも私たちを見ると悪い顔と声で追い出そうとする人たちもいます。どうも畑の土を掘り返されたり、おしっこをされたりするのが嫌なようです。以前おじちゃんと近所の人たちがケンカになり警察の人が来たこともありました。

 

この町が好きなので、みんなもうちょっと話しをして、私たちみたいに仲よくしたらいいのにと思います。「ねこの古都なら」の土井さんたちは、私たちのせいでトラブルにならないようにTNRやシェルター作りをして守ってくれます。でもシェルターを続けていくのはお金もかかるみたいで大変そうです。

 

どうか皆さんが少しずつ力を出し合って、私たちを助けて下さい。私たちが好きな人も嫌いな人も一緒に知恵を出し合い、いつまでも大好きな町であり続けますように。

 

生川真也様
(御所市議会議員兼、団体メンバー)

5年前、どうにもならない状態に陥っていた多頭飼育の現場に、土井さんたちと一緒に訪問し、猫たちを保護・不妊去勢手術を施したうえで、適切な場所へと移す取り組みを共に行いました。また、身動きが取れなくなっていた飼い主さんの生活再建もお手伝いすることができました。

 

猫も人も救うことができた、忘れられない経験です。

 

命を大切にしたいという土井さんの熱意に、私自身も大いに刺激を受けました。そして同時に、「熱意だけでは足りない」という現実を目の当たりにしました。土井さんほど深く理解している人はいないとも感じています。一緒に各自治体への働きかけを進めた結果、御所市ではTNR助成にふるさと納税を活用できるようにもなりました。少しずつですが、仕組みも動き始めています。

 

そして今、次の課題は「猫たちの医療」です。

 

人の高齢化の影で、「高齢猫の保護」も増えています。厳しい環境から保護された猫たちは、病気やけがを抱えながらも、懸命に生きています。新しい家族と出会うためには、医療のサポートが不可欠です。

 

命の未来を守るために。このクラウドファンディングへのご協力、そして情報の拡散を、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

尾崎英二様
(おざき動物病院グループ 代表)

一匹の傷ついた猫を「助けたい」という思いから、NPO法人「ねこの古都なら」の活動は始まりました。代表の土井さんが、生活圏内で目にした傷病猫を放っておけず、たった一人で保護に踏み出したのがすべての始まりです。
 

その真摯な行動に共感した人々が次々と仲間に加わり、今では、地域に根差したTNR活動、傷ついた猫の保護、シェルターの運営、そして里親探しまで多岐にわたる猫の命を守る取り組みが行われています。私も心を動かされ、TNR活動に利用できるスペイクリニックの建設に踏み切りました。

 

猫は自分で「助けて」と言うことができません。だからこそ、「ねこの古都なら」は声なき命に寄り添い、費用も時間も惜しまず、日々目の前の命と向き合っておられます。この活動は、自治体さえも動かす力を持つほどに成長しました。
 

しかし、その一方で、保護・治療・飼育にかかる費用は年々増加し、物品販売や寄付ではまかないきれない厳しい状況が続いています。私たち獣医師も、命を守る一員として支援を行っていますが、この活動を未来へつなぐためには、皆さま一人ひとりの応援が不可欠です。

 

今こうしている間にも、ケガや病気で苦しむ猫たちがどこかにいます。「救いたい」という思いが、現実の命を救う力になります。

 

どうか、「ねこの古都なら」の活動に目を向けてあげてください。
そして、その一歩を、応援という形で共に踏み出してあげてください。

 

 

連紗智様
(ディア行政書士法人 代表行政書士)

シェルターも完成し、いよいよですね!

 

今後ますます活動を本格化され、若い方を中心に団体の輪が広がって、地域に根ざしたなくてはならない存在になっていくでしょう。活動への関わり方は人それぞれかと思いますが、一人でも多くの方々に活動の趣旨を知っていただき、1頭でも多くの猫ちゃんの生命が救われることを願っています。応援しています!

 

 

西岡亜紀子様
(シニア就労 よりあい屋)

代表の土井さんとは小さい頃からの知り合いで、親戚のお姉ちゃんのようなお付き合いをさせてもらってきました。保護猫活動をしていることは知っていて、私自身、元捨て猫ちゃんを飼っていることもあり何か手伝えることあるかな?と1年ほど前に連絡をしたのがきっかけでした。


そして少しづつ関わる中で、保護猫活動の継続には医療費、フード代、シェルター維持費など大きな費用が必要になることを知り、多くの方の協力が必要だと感じました。

 

保護猫を支援することは単に特定の猫を助けることだけではなく、動物と人間がより良い関係を築ける社会を作る一助となります。小さな命を尊重する気持ちが広がることで無責任な飼育や動物虐待の減少にも繋がり豊かな共生社会が実現できると願っております。


ひとりひとりができることは小さなことかもしれませんが、たくさんの方が協力できれば大きな力になると思います。できることからひとつずつ、皆さんの気持ちが一つになれば誰もが暮らしやすい街になると信じております。

 

 

石井麻里様
(里親様)

私が「ねこまち長屋」と出会ったのは、保護猫の譲渡会で一匹の猫ちゃんを迎えたことがきっかけでした。
その日お話した代表土井さんは、猫たち一匹一匹の過去や性格を丁寧に説明しながら、少しでも幸せな未来へつなげようと、真剣なまなざしで語っておられました。


限られた資金と時間の中で、猫たちの命を守るために真摯に取り組む姿勢に、自然と応援したい気持ちが生まれました。保護猫の医療費は、入院や治療が必要になると何万円もかかることがあり、個人で支えるには限界があります。
 

その負担のせいで、助けたくても手を差し伸べられない命があるという現実を知り、とても胸が痛みました。

一匹でも多くの命が救われるよう、私もできる範囲で支えていきたいと思っています。


命に寄り添い、静かに続けられている活動が、少しでも多くの人に届きますように。

 

 

真山(梅林)悦子様
(自営業)

仕事でお知り合いになったゆかりさんを通じて「保護猫活動」を知りました。
 

何故同じ命なのに軽んじられるのか?言いようのない怒り、哀しみがこみ上げてきます。
 

これからも「ねこの古都なら」の活動、シニア就労、新しい命の保護医療費、日々のお世話に掛かる費用などなど、とうていボランティアでまかなえる範囲ではないと思います。
 

クラウドファンディングで少しでも多くのご支援が集まることを切に願っています。私も微力ながら継続的な支援をさせていただきたいと思っています。

 


ご留意事項

※ページ内で使用している画像は全て使用許可を得て掲載しています。


※ご支援の前に必ず利用規約をご一読いただき、規約にご同意の上ご支援をお願いいたします。


※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページをご確認ください。

 

※支援時にご回答いただく質問項目への回答は支援の確定後、変更できません。あらかじめご承知おきください。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、有効期限を設けている体験型のリターンについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。

 


 

第一目標達成のお礼と最終目標の決意
2階の猫たちのために
猫庭デッキを増設したい

 

この度は、NPO法人ねこの古都ならのクラウドファンディングに、たくさんの温かいご支援と応援メッセージをいただき、誠にありがとうございます。

 

皆様のおかげで、8月24日(日)に無事 第一目標を達成 することができました。第一目標でいただいたご支援は、約8ヶ月分の医療費 として活用させていただきます。日々増え続ける猫たちの診療や治療、手術などに充てられる、大変心強いご支援となりました。

 

前回の大きな挑戦に続く今回の挑戦は、正直「果たして皆様に受け入れていただけるだろうか…」という不安もありました。それでもこうして多くの方に応援いただき、また新たな一歩を踏み出せたことに、心から感謝しています。

 

近年、人の高齢化に伴い「飼えなくなった猫の保護依頼」や「餌やりさんの高齢化による地域猫の居場所喪失」といった相談が急増しています。

 

「命の危機にさらされる猫をこれ以上増やさないためにどう動くか。」

その答えの一つが、安心して過ごせるシェルターの安定稼働です。

 

昨年開設した開放型シェルター「ねこまち長屋」は、猫たちにとっても、人にとっても優しい拠点として地域に根付きはじめ、行政や地域の方との新しい協力関係も生み出しています。その役割をこれからも果たしていくためには、運営の負担を軽減し、継続的に基盤を整えていくことが欠かせません。

 

第二目標について
猫庭デッキの新設を目指して

 

残り僅かな期間ですがネクストゴールは「2階に猫庭デッキを増設する」ことを目指し、700万円に挑戦します。(700万円に満たない場合、医療費・運営費として活用させていただきます)

 

 

現在「ねこまち長屋」には、1階にエイズキャリア専用のウッドデッキがあります。


キャリアの子たちは外の空気を感じながらのんびり過ごすことを毎日の楽しみにしており、その姿は猫たち自身にとっても、私たちボランティアにとっても大きな癒しになっています。

 

一方で、2階に暮らすノンキャリアの子たちは、とても元気いっぱいで遊びたい盛り。そのエネルギーを十分に発散できる場所がなく、もっと自由に動ける環境をつくってあげたいとずっと感じてきました。

 

2階にウッドデッキを整備すれば、外の空気を感じながら遊んだり日向ぼっこをしたりでき、健康的で安心できる毎日を過ごせます。そして、その穏やかな姿を見てもらうことが、里親さまとのご縁に繋がる大切なきっかけになります。「ずっとのお家」が見つかれば、また新たに助けを必要としている猫たちを救うことができるのです。

 

「猫が犠牲にならない未来」を皆様とともに実現したい。
今回の挑戦は、そのための小さくても確かな一歩です。

どうか最後まで応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

追記:2025年8月24日
NPO法人ねこの古都なら代表 土井友加利
スタッフ一同

 

プロジェクト実行責任者:
土井友加利(NPO法人ねこの古都なら)
プロジェクト実施完了日:
2026年5月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

約8ヶ月分の医療費・運営費として大切に活用します

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プロフィール

私たちは奈良県大和高田市を拠点にTNR活動及び保護活動、啓発活動をしております。TNRは市役所の担当課と共に自治会単位で行い人と猫が共存出来るように間の立場でトラブルを回避出来るように継続的にフォローするよう心がけております。 元々市役所に持ち込まれた子達が全員保健所で殺処分されてたのを知り始めた活動です。先ずは市役所から保健所へ行かさないように全頭引き上げ里親さまへ繋げましたが、そのうち母猫の手術から早くTNRが進むように地域単位での活動に移行してきました。 市役所からの保護は無くなりましたが保護活動の殆どはTNR現場からの保護が主になってきており赤ちゃん猫から大人猫、傷病猫たちを保護し医療にかけてケアしております。今後は未来のボランティアさんたちが活動しやすいシステム作りに重点をおきながら保護をしなくて良い日を夢見てコツコツと皆んなで頑張っていますので皆さまどうぞ宜しくお願い致します。

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リターン

3,000+システム利用料


【リターン不要】全力応援コース|3千円

【リターン不要】全力応援コース|3千円

こちらのコースはリターン費用がかからないため手数料を除いた全額をプロジェクトに使わせていただきます。

●お礼のメール
●活動報告レポート

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※一度に複数口のご支援を上乗せいただけます

申込数
388
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

10,000+システム利用料


【リターン不要】全力応援コース|1万円

【リターン不要】全力応援コース|1万円

こちらのコースはリターン費用がかからないため手数料を除いた全額をプロジェクトに使わせていただきます。

●お礼のメール
●活動報告レポート
●開放型シェルターの様子を動画でお届け

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※一度に複数口のご支援を上乗せいただけます

申込数
239
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

3,000+システム利用料


【リターン不要】全力応援コース|3千円

【リターン不要】全力応援コース|3千円

こちらのコースはリターン費用がかからないため手数料を除いた全額をプロジェクトに使わせていただきます。

●お礼のメール
●活動報告レポート

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※一度に複数口のご支援を上乗せいただけます

申込数
388
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

10,000+システム利用料


【リターン不要】全力応援コース|1万円

【リターン不要】全力応援コース|1万円

こちらのコースはリターン費用がかからないため手数料を除いた全額をプロジェクトに使わせていただきます。

●お礼のメール
●活動報告レポート
●開放型シェルターの様子を動画でお届け

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※一度に複数口のご支援を上乗せいただけます

申込数
239
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月
1 ~ 1/ 12

プロフィール

私たちは奈良県大和高田市を拠点にTNR活動及び保護活動、啓発活動をしております。TNRは市役所の担当課と共に自治会単位で行い人と猫が共存出来るように間の立場でトラブルを回避出来るように継続的にフォローするよう心がけております。 元々市役所に持ち込まれた子達が全員保健所で殺処分されてたのを知り始めた活動です。先ずは市役所から保健所へ行かさないように全頭引き上げ里親さまへ繋げましたが、そのうち母猫の手術から早くTNRが進むように地域単位での活動に移行してきました。 市役所からの保護は無くなりましたが保護活動の殆どはTNR現場からの保護が主になってきており赤ちゃん猫から大人猫、傷病猫たちを保護し医療にかけてケアしております。今後は未来のボランティアさんたちが活動しやすいシステム作りに重点をおきながら保護をしなくて良い日を夢見てコツコツと皆んなで頑張っていますので皆さまどうぞ宜しくお願い致します。

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