命の線引きをせず全ての猫たちのために。たんぽぽの里、覚悟の挑戦

命の線引きをせず全ての猫たちのために。たんぽぽの里、覚悟の挑戦 7枚目
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命の線引きをせず全ての猫たちのために。たんぽぽの里、覚悟の挑戦 2枚目
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支援総額

11,803,000

目標金額 10,000,000円

支援者
540人
募集終了日
2023年11月30日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

\クラウドファンディング挑戦中!〜2024/11/15(金)23時まで/

 

 

(11/24追記)

第一目標達成のお礼と

セカンドゴール挑戦について

 

多くの皆様のおかげで、1,000万円という覚悟の金額を達成できました。本当にありがとうございます。そして新規保護猫対応も休止することなく、活動を継続させていただきありがとうございます。

 

今回の挑戦中にも、市内で70頭の多頭飼育崩壊の初期医療の一部をたんぽぽの里で対応させていただいたり、火事で大火傷をおった猫たちの保護など、ここ最近の緊急治療などで運営費がかなり逼迫しています…。

 

ですので、11/30の終了までは、先日の多頭飼育崩壊現場で立て替えた分と今後3ヶ月分の治療費に充てさせていただいたり、これから保護の必要なTNRや傷病猫の治療費に充てさせていただくとして、セカンドゴール1300万円を設定し、挑戦したいと思います。

 

苦しいスタートのなか、この様な大きな達成に心より感謝しております。セカンドゴールにむけて、短い期間ですがチャレンジしたいとおもいます。どうか、猫たちの為によろしくお願い申し上げます。

 


 

目の前の命を救うことに精一杯で長年叶えられなかった夢への挑戦

 

これまで、たんぽぽの里として猫たちを守るためにクラウドファンディングの挑戦を繰り返してきました。ご支援、応援してくださった皆さん。本当にありがとうございました。

 

 

今回は目の前にいる猫たちを今すぐに助けるための資金ではなく、これから出会う動物たちの福祉を守るためのクラウドファンディングです。たんぽぽの里がずっとやりたかったができなかった挑戦であり、これから出会う猫たちを守っていくための覚悟の挑戦。

 

運ばれてきた猫の緊急治療や多頭飼育崩壊の手術対応・野良猫の避妊去勢手術がいつでもできるように、治療スペースを拡充して、すでにいる保護猫の治療スペースと、外からやってきた子をいつでも治療できるスペースを確保するというのが今回のプロジェクトの目的です。

 

今までも多くの命を救ってきました。しかし、時には施設で保護している猫たちにたくさんのしわ寄せが行くこともありました。このままだと、助けたくても手を差し伸べられなくなることが想定されます。たんぽぽにゃん’sを守りながら、助けを必要とする猫たちに手を差し伸べるために。

 

誰もが出会った猫を保護できるわけではありません。でも、出会った人間がその猫の運命を決めることになります。誰もが命をつなげるようになるために、一人で背負うのではなくみんなで命をつなげるように……。

 

|たんぽぽの里とは

 

目次

 

 たんぽぽの里

  命の線引きをすることなく、目の前の子たちを助けてきました

 

多頭飼育崩壊現場の対応は50件以上

 

たんぽぽの里は、1995年に私石丸がお手伝いをしていた団体から11匹の猫を保護したことがきっかけで立ち上がりました。

 

これまでに対応した多頭飼育崩壊現場は50件以上。費用がない、保護したものの費用を捻出することができないとの情報が私たちの元に入り、手弁当で保護するケースが度々あります。特に多頭飼育崩壊では、支払いの念書を交わしていても音信不通になってしまうことも多くあります。


心を閉ざした飼い主さんを説得したり、殺処分のためではなく、命をつなぐための交渉をするのも私たちの大切な働きかけの一つです。ただ動物を飼い主から取り上げるだけではなく、動物を守りながら飼い主のフォローを担うことも増えてきました。また行政職員が連携してくれる機会も増えてきました。

 

 

多頭飼育崩壊現場より緊急保護

 

 

たくさんの子たちを保護・譲渡してきました

 

2005年、たんぽぽの里の立ち上げから、たくさんの方の協力をいただきながら10,000頭以上の猫約300匹の犬の保護を行ってきました。また、同時にたくさんの猫たちの最期を看取ってきました。現在は神奈川県の相模原市や茨城県を中心に保護活動を行っています。

 

できるだけ「譲渡しやすい健康な猫」や「慣らしの不要な猫」はセンターへの収容をお願いし、たんぽぽの里では、センターでの収容が不適と思う猫を中心に、「多頭飼育崩壊で傷ついた猫たち」や「医療が必要な猫」の対応を優先してきました。命に関わるような状況であった猫たちも、多くの皆様のおかげで回復し、素敵な出会いをいただけております。

 

 

 

「たんぽぽあだぷしょんぱあく」とは


「たんぽぽあだぷしょんぱあく」は、たんぽぽの里で保護されている猫を譲渡する機能を有した施設です。

 

「あだぷしょん」には養子縁組という意味があり、私たちが保護した猫たちが素敵なご縁をいただける場所、広場という意味を込めて保護動物病院を「あだぷしょんぱぁく」とネーミングしました。センター職員であった小野内先生と私で決めた名前です。

 

現在病院名は、猫の病院だということがわかるように「たんぽぽキャットクリニック」となりましたが、保護施設の場所として初心を忘れないようにという思いで施設名はそのまま残しています。譲渡施設として、「たんぽぽあだぷしょんぱぁく」に併設する病院の中にシェルターがある、といった新しい形の保護施設です。

 

 

猫の病院「たんぽぽキャットクリニック」について


保護猫には医療が必要なケースが多くあります。たんぽぽの里では命の線引きすることなく対応してきたために年間1,000万円以上を動物病院にお支払いしていたことから、センター職員を退官された小野内先生と保護猫たちのための初期医療・避妊去勢手術を主にする病院を開院しました。

 

結果、多くの猫の医療をかけてあげることができるようになりましたが、より高度な医療を施すためにはやはり他院での受診が必要であり、たんぽぽの里の運営は窮地に陥ってしまいました。

 

一時は病院を閉めることも検討しましたが、ご縁があって現院長との出会いがあり病院の立て直しを図るとともに保護猫シェルターの医療ケア充実にむけた対応を開始しました。今ではFIPの治療や負傷猫・病気の猫の受け入れも対応できるようになってきています。そして、麻布大学病院と保護猫の診療に関する協定を結ぶなど、一歩一歩着実に歩んできています。

 

 

 

緊急治療なども受け入れてきました

 

・依頼があり北海道まで駆けつけて保護

・長崎の犬の多頭飼育崩壊のお手伝い

・軽井沢のブリーダー崩壊(成犬譲渡の会さんからの相談)で猫対応

・町田の多頭飼育崩壊と岐阜の多頭飼育崩壊の保護先である静岡県の2次崩壊
・京都の多頭崩壊

などなど
 

気がつけば数えきれないほどの緊急要請に対応するため、日本各地に駆けつけてきました。

 

多頭飼育崩壊の相談も増えていますが、私たちボランティアがすぐ動かなければいけないのは命に関わる病気や怪我をしている動物の保護です。最近ではそういった子の緊急対応もとても増えています。

 

\緊急の対応をした子たちのご紹介/

■クロちゃん|保護主 祝さん

 

■アスラン&ルーちゃん|保護主 南久松さん

アスラン
ルーちゃん

 

 

 

 これからも、猫たちを守り続けていくために

  緊急性の高い子たちを多く受け入れてきた中で現状抱える課題

 

トップ画像の子猫は箱に捨てられて、カラスか何かに足先を潰された「ひまわり」。破傷風という難病にかかりながらも、なんとか命を繋いだ猫です。今は里親様のもとで幸せに暮らしています。

 

ひまわり

 

計画的に治療を実施する場合、外部寄生虫や感染症が蔓延して感染拡大してしまうリスクがあるために一般外来をお休みして対応しています(すでに保護している猫全頭に駆虫薬の予防をしています)。
 
6月に多頭飼育崩壊からのレスキュー依頼が立て続けに舞い込み、子猫たちにワクチンを打つことになったのですが(弱毒化されているワクチンではありますがワクチンを打っていない猫には感染症のリスクがあるため)、接種をきっかけにパルボを発症してしまうというアクシデントが起き、病院をクローズ。保護猫たちも感染しないように更に細かく隔離をして、治療を行いました。

 

約80匹いた子猫たちの中で、発症は十数頭、うち死亡が5頭。それ以外の猫たちの治療、予防でも100万円前後の治療費がかかりました。

 

通常の病院であればクローズする必要もありませんが、たんぽぽキャットクリニックでは多くの保護猫が院内シェルターの中にいるために休診を選択せざるを得ません

 

今年4月から起きた多頭飼育崩壊のケースは、一般家庭(30頭)、高齢者の転居(10頭)、高齢者の餌やり(25頭)、外の猫問題(50頭以上)。1ヶ月の間に同時進行で起きましたが、どのケースも避妊去勢手術の費用を少し出していただくだけで基本的には丸投げ案件。その他の治療費はたんぽぽの里の負担となります。

 

正直、断りたいと思う時もありますが、放っておけば更に状態悪化することは目に見えていることなので、飼い主たちが手術に同意した際には対応を行っています。

 

多頭飼育崩壊も社会問題となってきていますが、行政に収容してもらうまでの間に繰り返し出産したり、動物のレスキューが難航するケースが多くあります。飼い主が保護を依頼してきた際に、スムーズに対応できるシステムの構築が必要だと考えています。

 

そして何より、傷病猫の受け入れには「待った!」がかけられません。今医療をかけなければ亡くなってしまう命がそこにあります。
 
今のたんぽぽキャットクリニックの獣医師は臨床経験豊富ですので、4月・6月の多頭飼育崩壊の子たちも適切な治療を受けた今では元気になり、もうすぐ新たな家族のもとへと巣立ちます。
 
そんな待ったをかけられない猫たちと遭遇した場合、祝さんのクロちゃんのように半年以上の入院・手術などで100万円を超えることもあります。気づけば猫も置き去り、費用も未払いといったケースも多くあり、たんぽぽの里でその費用はすべて請け負っております。

 

たくさんの方々からのご支援をはじめ、立て直した病院の収益で治療を行うことができています。だからこそ、今あるたんぽぽキャットクリニックを存続させながら外猫たちが怪我をしたり、行き倒れていたり多頭飼育崩壊の手術対応・野良猫の避妊去勢手術がいつでもできるように拡充して保護猫スペースが必要なのです。

 

 

 

 皆さまのご支援で実現できること

  保護猫の治療ができるスペースを拡充する

 

野良猫の手術は、現在月曜に2件まで・火曜金曜が手術対応となっております。皆様のご支援によって新しい治療スペースを作ることで、一般外来を通常通り行いながらの緊急の対応が可能になります。安全安心に手術ができるようにすでに麻酔機・手術代の購入は済ませました。現在支援物資置き場となっている場所はスケルトンとなっているため、そこを改装する予定です。
 
酸素の配管工事、水道、電気の配線工事なども全て行うため1,000万円以上かかる予定です。そのため今回のクラウドファンディングではこれまでの挑戦ではたどり着いたことのない1,000万円という目標金額を掲げさせていただきました。
 
このプロジェクトが実現すれば、多頭飼育崩壊や、野良猫の不妊手術のための一時預かりをしながらオペができるようになることから、多くの猫たちの手術の受け入れができるようになります。費用が多く集まった場合には、きちんとストックして、すべて猫たちのために使用する予定です。
 
「たんぽぽあだぷしょんぱぁく」を作った当初の想いを忘れることなく、猫ファーストでありたいと思います。

 

たんぽぽキャットクリニック 

院長 椿直哉 

 

自分たちのことよりも、猫のことを第一に。


猫たちに罪はありません。

だから、猫たちが幸せに暮らすために私には何ができるのか、我々団体には何ができるのか、それぞれの団体には何ができるのか。常に主語は「猫」であるべきで、それこそが私たちたんぽぽの里が目指す動物愛護の形だと考えています。

 

すべての猫を救おうとしているわけではありません。中には人間が嫌いな子もいますし、野生で生活することを選んだ猫もいます。治療ができる子もいれば、残念だけど現状を維持することを選択する場面もあります。すべての猫たちが、穏やかに健やかに暮らせる環境を作ってあげられたら、それで十分です。獣医師という動物の専門家である以上、猫に代わって、人と猫がどのように共生していくことがベストなのかを具体的に指し示しつつ、活動をしていくことが私の目標です。 

 

猫を取り巻く社会課題はまだまだたくさんあります。これら1つずつ解決していくためには、私たちたんぽぽの里が活動を続けていくことが重要で、そのためにはこのクラウドファンディングのチャレンジを成功させたいと思っています。

 


「猫を助けたい」と約20年前に一人で活動を始め、たくさんのボランティアさんや看護師、獣医師の助けをいただいて、多くの猫を救い、多くの新しい飼い主さんとの出会いがありました。

 

今回の挑戦は、これから出会う猫たちのための挑戦となります。私たちにどうか力をお貸しください。

 

 

 最後に

  未来の展望、皆さまへのお願い

 

助けを求めている猫に出会った人だけが悩み・責任を抱え込むのではなく、猫たちが穏やかに暮らせるようにみんなで協力していくためのシステムの構築をしたいと思っております。

 

目の前にいる猫を助けるということは、当たり前のようで当たり前ではありません。命への責任があるから安易に引き取れないという判断はある意味賢明だと思いますが、それでも命を助けたいという思いを、一人ではなくみんなで繋げるようにしていきたいと考えています。

 

たんぽぽの里で助けた命は10,000頭を超えますが、それはたんぽぽの里だけでなく、多くの方々の懸命な努力や、猫たちを思うたくさんの方々のおかげです。

 

これまで、たくさんの挑戦を繰り返し行ってきました。

・たんぽぽの里で保護した猫たちの医療を受けさせるため

・たんぽぽの里で保護した猫たちのこれからを守るため

・多くの現場で保護を必要とする猫たちのため

・多くの病気や怪我で苦しむ猫たちのため

それは、どれも保護をしている猫や保護を前提としたお願いでありましたが、今回はこれから出会うであろう猫たちのためにたんぽぽの里としての創設の想いであり、「殺処分ゼロ」ではなく「持ち込みゼロ」のためへの道標です。

 

すべての猫たちが、穏やかに健やかに暮らせる環境を作ってあげるための挑戦です。

 

 


ご留意事項
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

 

※掲載の写真は許可を得て掲載しています。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、有効期限を設けている体験型のリターンについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
石丸雅代(ねこの杜|たんぽぽの里)
プロジェクト実施完了日:
2024年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

保護猫の治療ができるスペースを拡充するための資金

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
動物病院開設届けの変更届け(拡充部分の届出):2024年3月中に取得予定
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
預貯金

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プロフィール

行政に収容された猫を中心に保護活動をしいます。貰われにくい猫・県域の多頭崩壊にも可能な限り手を差し伸べ、年間保護数400匹をこえています。

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