ひとりでは生きられない子猫を救う活動拠点「にゃんズハウス」修繕へ

はじめに

長野県飯田市の保護猫ボランティア「猫にゃんズ」です。

私たちは「外という過酷な環境に生まれ、命を落としてしまう子猫を減らす」ことを目指して、地域猫の不妊去勢手術やお世話・見守り、また、自力で生きていくことが難しい猫の保護を中心に活動しています。

地域猫の短い一生を、地域で見守る

猫にゃんズはこれまで、元々古い家屋だった「にゃんズハウス」を活動の拠点として、猫の保護だけでなく、保護した猫と地域の皆様のご縁を繋ぐ譲渡会や勉強会などもおこなってきました。

保護猫と地域の皆様を繋ぐ活動を続ける中で、次第に、クラブ活動の一環としてお手伝いに来てくれる子どもたちや、なかなか学校に足が向かない子どもたちがここに集まるようになりました。

「にゃんズハウス」は猫たちにとってだけでなく、地域にとっても大切な居場所になっていったのです。

猫と地域がつながる「にゃんズハウス」

存続の危機をみんなで乗り越えたい

そんな猫と地域がつながる「にゃんズハウス」は、古いながらもメンバーが一生懸命DIYして守ってきました。しかし、重いセメント瓦が崩れ落ちそうな屋根をはじめ、にゃんズハウスはいよいよ危険な状態です。

毎年赤字で活動してきた猫にゃんズでは、この修繕費用を賄うことができません。

メンバーがたくさん補填をしても、皆さまからご寄付をいただいても、活動はいつもギリギリでした。

それでも、何か大きな災害が起こったとき、猫や人間に取り返しのつかないことだけは絶対に避けなければいけない。そんな思いで、今回のクラウドファンディングへの挑戦を決意しました。

猫と人間が共にしあわせに暮らせる社会を目指して、大切な拠点「にゃんズハウス」を守るため、どうか皆さまのご支援をお願いします。

◾️猫にゃんズについて

◾️活動の拠点「にゃんズハウス」の老朽化

　- 地域の大切な居場所でもあるにゃんズハウス

　- 大事なにゃんズハウスのピンチ

◾️クラウドファンディングに挑戦する理由

◾️猫と人間が共にしあわせに暮らせる社会をつくるために

◾️応援メッセージのご紹介

猫にゃんズの活動内容

保護した猫 390頭、譲渡した猫 311頭（2024年12月時点）

月2回の定期の譲渡会・不定期の譲渡会を実施

月1回のTNR活動*で、これまで436頭の猫に不妊手術を実施（2024年12月時点）

*T：トラップ＝捕獲・N：ニューター＝避妊去勢手術・R：リターン＝捕獲場所へ戻す　活動の略。飼い主のいない猫の繁殖を手術によって制限し、手術済みの猫たちが寿命を全うできるようみんなで見守っていく活動です。

・獣医師の松木しんけん先生による、地域猫勉強会を2回開催

「地域猫としての短い一生を地域で見守る大切さ」「野良猫の習性や繁殖力」「TNR活動の重要性」について講演。保護猫活動に興味のある人、野良猫に困っている人、市役所や役場の職員の方など、のべ約70名が参加。

・譲渡会やマルシェ出店時に、保護活動のポスターを展示

猫にゃんズの活動詳細はこちらから

猫がつないできた地域のつながり

・小中学生の課外授業の一環である「保護猫クラブ」への協力
・専門学校の社会参画活動の一環である学生ボランティアの受け入れ
・不登校の子どもたちへのにゃんズハウスの開放

｜不登校の子どもたちをサポートする「ALL南信州はなぶさ親の会」保護者の声

〇「行きたい場所がある、できた」から、外に出る機会が増えた。
〇 小さな命に触れることで、命の大切さや重さを実感するようになった。
〇 猫ちゃんたちのありのままの姿を見て、自分の感情も素直に出せるようになった。
〇 家族の共通の話題が増え、会話も楽しくできるようになった。

｜プロジェクト概要

●支援金の使途

支援いただいた資金は、にゃんズハウスの修繕費として大切に活用させていただきます。

春になり、子猫たちがたくさん生まれてくるその前に、にゃんズハウスを猫にとっても人にとっても安全な場所へと整えたいと考えています。

●目標金額

・第一目標金額：400万円（屋根の吹き替え・リターン品準備）

田中 秀彦

猫にゃんズ代表・DIY担当

この度は私たちのページをご覧いただき、ありがとうございます。

全ての猫を保護したい気持ちはありますが、それもままならず、泣く泣くお断りしなければならない、そのようなストレスを感じながら、それでも目の前の1頭を里親さんに繋げたい思いだけで活動しています。

保護猫や集まってくれる方々の安全を担保するべく、どうかご無理のない範囲でご支援いただければ、大変助かります。

よろしくお願いいたします。

常盤 美和

猫にゃんズ副代表

私達の、ページに目を止めていただきありがとうございます。

にゃんズハウスは取り壊す予定だったため、改修工事は一切していない状態です。

しかし、建物が古くて地震等災害が起きた時、ここにいる猫達はどうなるんだろう…小さな命を守るための施設なのに、安心安全でなければいけない...何かあったらこの子達を守ってあげられるのだろうか…と、とても不安でした。

そんな中、不登校の子ども達が遊びに来るようになり、初めは目も合わさず、一言も喋らなかった子が、猫と遊んでいるうちに笑顔が出て、話しかけると返事をしてくれるようになりました。

以前、近くの大工さんにこの家は危ないぞ！と言われており、この子達に何かおきてからでは責任が取れない！もうちょっと快適に過ごさせてあげたい！不登校の子も、障害がある人もない人も、おじいちゃんもおばあちゃんも、猫好きさんが気持ちよく安全に過ごせる場所を提供してあげたい。

そんな気持ちで挑戦することに決めました。

毎日のように、遊びに来てくれる地域の子ども達、大人の方々、もちろんここにいる保護猫達のために、温かい気持ちをお願い致します。

おねちゃん

猫にゃんズ　インスタ・出店・縁日運営担当

ここは保護された猫ちゃんたちの住みかです。
 

発足当初から、赤い糸で結ばれたずっとのお家が見つからない子達も数匹。　
地域猫として受け入れられなかった親子、兄妹。
野生動物の罠にかかり大怪我をし3本足になった子。
本来は受け入れしない猫たちも、ここには住んでいます。

春になると、たくさんの小さな子猫たちがチョロチョロ走ります。
そして大家族になった保護猫たちの中から、少しづつご縁のあるお家へと巣立って行きます。

近年は、予測不可の気象災害が増えています。数年前には一晩で1メートルの積雪があり、多くの古い建物やカーポートなどが半壊、倒壊したこともあります。ゲリラ豪雨災害も増えています。
 

何かあって建物が半壊、倒壊したら…　
猫たちが、あるいは猫たちに逢いに来てくれる地域の子どもたちが被害にあったら大変な事に!
この事態だけは避けなければなりません。

今回クラウドファンディングを通じて、猫にゃんズの活動を知っていただける場を設けていただきました。
保護猫活動はボランティア任せではなく、「地域社会貢献につながる活動である」と気づいてくださることを願っています。

にゃんズハウスの猫ちゃんたちと共に、皆さまのあたたかな応援、ご支援をどうぞお願いします。

くまさん

猫にゃんズ　お掃除担当

縁あって保護された可愛い猫ちゃん達。いろいろな顔を日々見せてくれます。

ですが、昨今の異常気象や地震等の自然災害を考えると、猫ちゃん達の住みかのにゃんずハウスはちょっと心配です。素人のDIYではどうにもならない状態でした。

今回クラウドファンディングというかたちになりました。皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願いします。
このような機会をいただきき、活動を知ってもらえたことに感謝です。

さいとう

猫にゃんズ　お掃除・預かり担当

保護した猫ちゃんたちにとっては、ずっとのお家が見つかるまでの仮の住まい、終の棲家になる場所です。
せっかく助かった命、できるだけ安全で快適に生活してもらいたいです。

古い建物ということもあり、悪天候が続くとにゃんズハウスは、猫ちゃんたちは大丈夫だろうか、、、と不安になります。メンバーも補修をしておりますが、なかなか修繕が追いついておりません。

どうか皆さまのご支援、応援をよろしくお願いいたします。

ひぐち

猫にゃんズ　お掃除担当

ここは保護された猫達の仮住まいです。
 

不幸中の幸いで助かった命を守り、次へ繋がるようお世話をしています。
今では猫好きの方、大人から子どもまで大勢の方が来てくれます。学校に足が向かない子どもたちもここへ来て笑顔で帰って行かれます。

しかし、建物がかなり古くなっていていつ崩れてもおかしくない状態となっています。
猫達や来てくれる人達に何か危険があってはいけないと心配になります。
そのために、今回クラウドファンディングに挑戦することになりました。

このような機会をいただき感謝すると共に、皆さまのあたたかい応援をよろしくお願いいたします。

おかあさん

猫にゃんズ　会計補佐担当

たくさんの猫たちも、そこを訪れる人たちも安心でき、冬は暖かな場所の確保に向けて、皆さんのお気持ちを少し分けて下さい。

よろしくお願いします。

陽だまり動物病院　スタッフ一同

猫にゃんズさんは保護猫ボランティアとして、皆さん働きながら活動されています。

猫ちゃんのお世話をして、休日には讓渡会を開催し、調子が悪くなれば仕事の合間等に病院に連れて行く、讓渡した後も里親さんが困っていればサポートをしている姿も見られました。

1頭でも多くの命を守る為、ただその思いで猫にゃんズさんは頑張り続けています。

ぜひ皆様のお力添えをお願い致します。

福井県あわら市　安楽寺

にゃんらくじ代表　杉本成範

私達は長野県からは遠く離れた福井県あわら市のお寺で保護猫活動を始めた市民ボランティア団体 にゃんらくじ です。猫にゃんズ様とは2023年10月よりインスタグラムを通じて出会いました。

SNS投稿などを拝見すると保護猫活動に限らずさまざまな活動やイベントを多方面に企画・開催されており、その熱意と行動力に驚きました。活動を始めて間もない私達にもたくさんのアドバイスをくださり、特に、今年5匹発生したFIP（猫伝染性腹膜炎）の治療では教えていただいた方法を参考にして５匹とも快方に向かい感謝をしてもしきれません。

昨年に起きた能登半島地震・豪雨災害でも、私達や石川県の団体様に遠くから温かいご支援をたくさんしていただいています。ご自身の活動だけでも大変なのに、まるで菩薩様のような御心の広さに「私達もがんばらなければ」と勇気を頂いています。

そんな猫にゃんズ様が、運営されている猫ハウスの改修に挑戦されると聞きました。かわいい猫ちゃんたちが住まう場所だけではなく、お子様や地域の方が交流される大切な場所。

ぜひ、あらゆる命が安心して過ごせる空間になるよう、皆様のお力添えをどうぞ宜しくお願いします。

ALL南信州はなぶさ親の会

学校に足が向かない子どもたちと親サポートをしている「ALL南信州はなぶさ親の会」ですが、ひょんなことから「保護猫活動」をされている方々とご縁がつながり、現在関わりを持たせていただいてます。

学校に行けなくなることで傷つき、人に会うことが難しくなってしまうお子さんたちがいます。それでも「猫ちゃんたちなら」と思って、思い切って保護猫に会いに来てくれて、とても穏やかに触れ合い、関わる子どもたちの姿を何度も見てきました。中には、自ら保護猫活動に参加するお子さんもいらっしゃいます。

保護猫のみならず、それに関わる子どもたち、大人たちにとっても大切な居場所となっているハウスが、安心・安全な場所となるよう応援していただければ幸いです。

かたりば 不登校を学ぶ会

「かたりば 不登校を学ぶ会」として、不登校に悩む保護者の方の支援をしています。

昨今、年々増加傾向にある不登校へご理解いただき、猫が好きだけど飼えない、猫を飼っているけど保護猫活動に関わりたいという方が居場所として利用させていただいています。

保護猫活動に触れることが命の学びの場となっていることに感謝しています。

学校に行けなくなると人目を気にして外出する機会が少なくなってしまいます。学校に行けなくなり家でばかり過ごしていた子どもさんが「猫と遊びたい」と猫ハウスに行くようになり、外出のキッカケになったことがあります。

また、初めての場所は緊張して話ができなくなってしまう子どもさんが「猫のお世話をしたい」と毎週掃除に行かせてもらうことで、自信がついて他のことにも挑戦できるようになってきました。
毎週の猫ハウスの掃除以外に、保育園にボランティアで行くようになり、園児たちと遊んだり本の読み聞かせをしたりしているそうです。
 

保護者の方が猫と触れ合うことで、我が子の不登校の悩みから短時間でも離れられるという方もいました。また、不登校に悩む保護者の方は、初めて親の会に行きづらいという時も、猫ハウスでお話をお聞きしたことがあります。
猫たちがいることで、話しやすい環境になっています。

一般社団法人　地域共生ふらっと
宅老所ふらっと　管理者　三澤ゆみ

猫にゃんズさんの活動は以前より聞いており、凄いなぁ〜と、ただ感心するばかりでした。

目の開かない小さい小さい子猫を引き取り、2時間から3時間おきにミルクを与え、自分ではまだ排泄もできないため排泄をさせてお世話をしている姿を何度か拝見させていただきました。

不登校の子達も来るようになり、その子達が明るくなって来た話を聞き、猫ちゃんパワーだと思いました。
言葉の話せない猫ちゃん達ですが、人間にはない癒しのパワーがあるんですね。

この前、建物を確認に行くと確かに、にゃんズハウスは古く改修工事が必要だと思いました。

猫ちゃんも子どもたちも安心して過ごせる場所作りに協力したいと思います。

頑張ってください。
応援してます。

株式会社ウィズファーム

松川町地域活動支援センターあすなろ所長　寺澤美和

きっかけは…なかなか社会との繋がりを持つことのできない方、でも自身も猫を飼い、猫が大好きな方、その方が保護猫のお世話のお手伝いをすることで、社会参加の機会になるのではないかと相談させていただいたことでした。

猫にゃんズ訪問を地域活動支援センターのプログラムとして入れさせていただき、毎回好評を得ています。かわいいたくさんの猫と触れ合うことが皆さんの癒しの時間となり、また膝の上で眠る猫から、甘えられている、頼られている、守ってあげなくてはという気持ちになる等の感想をいただいています。

猫との触れ合いを通して、癒しやリラックス、そして心温まる優しい感覚になり、訪問後は皆さんいつにも増して笑顔になっています。

穂高病院　運営管理室　課長
医療安全管理者　田中和代

誰にでも自分にしかわからない悩み、苦しみってあります。ちょっとしたきっかけで傷が広く、深くなってしまい戻りたくても足が遠のき、それが明日も明後日も続いて暗く苦しい闇にはまってしまい、自分の存在価値さえ否定的になってとても苦しくて辛い時間だと思います。私も苦しい時間がありました。

人には話せなくても動物になら不思議と自然に話せるんですよ。声かけちゃうんですよ。気持ちも穏やかになります。じっと目を見て聞いてくれるし寄り添ってくれるんです。保護ネコ活動は、本当に大変だと思います。命ですから！

生きて行く事が難しそうな赤ちゃんも諦める事なく病院に通い、寝る間を惜しんでお世話している保護猫団体「猫にゃんズ」の皆さんに感銘を受けました。メンバーの皆さんは、猫が好き。可愛い、猫の幸せしか考えていない人達です。

過酷な環境から救われたネコちゃん達との触れ合いやネコちゃんを通じて少しでも気持ちが穏やかになれる時間、場所があるなら覗いてみて欲しいです。保護ネコちゃんとメンバーの皆さんが心の凝りをほぐしてくれますよ。

名古屋市東区　ジーニアル総合法律事務所
（なごやペットパートナーシップ事業所）

弁護士　鴨下沙登子

今から8年前のこと、帰宅した私を出迎えてくれた黒猫さんは、生後3ヶ月くらいの子猫でした。

引っ張り出そうにも、本ニャンはウーシャー激怒りだし、背伸びして何とか届く高さだし、ピッタリはまっていて掴む隙間もないし…無理に飛び降りてケガをしないようにとステップを作り、少し離れたところで見守ると、無事、降りてきてくれましたが、しまった！逃げられた！

必死で探しましたが、再会はできませんでした。
お外をさまよう子猫さんは、決まった居場所を持っていないので、もう一度会えることはまず無い…まさに「一期一会」と言う現実を痛感した、苦い苦い思い出です。

「猫にゃんズ」さんは、出会えたそのタイミングを逃さず最大限受け入れ、必要な医療を受けさせ、迎えてくださるご家族へ繋ごうと、猫好き有志が集まり、昼夜を問わず奔走されてきました。今や、地域の子どもたちも集うようになり、猫も、子どもも、それを見守る大人も、共に安らぐコミュニティが醸成されています。

各地で災害が起きる中、猫も人も集う癒しの場が、安心安全な場所となるようお力添えください。
よろしくお願いいたします。