傷つく野良猫がいない未来へ。行き場を失った保護猫150頭に医療費を

こんにちは。ねこともやまなしです！

やる事がたくさんあり、バタバタとこなしている間にもう2024年が半月も終わっていて驚いています…！！

以前ご紹介した保護猫のトウアちゃん。

生後すぐに低体温、下痢、鎖肛と３回も危険な状態になりながらも生き抜いてくれて、その後はすくすく成長してくれました。そして2023年10月31日に避妊手術を受けようとした際に子宮と卵巣の奇形が見つかり、その場ではそのままお腹を閉じました。

一度開腹した傷も治り、発情も見られたため獣医師３人という万全の体制のもとで2024年1月11日に再度避妊手術に臨みました。手術から５日経ち、体調安定しているのでご報告させていただきたいと思います。

通常15分ほどで終わる手術ですが、トウアの手術時間は２時間強でした。

手術は無事に成功しましたが、トウアの子宮と卵巣、そして１部の内臓は今まで見た事がない状態だったそうで、２つの卵巣はそれぞれ小腸と肝臓に癒着しておりその都度血管の走行の確認や細かく止血を繰り返しながらの、薄紙をはがすような手術だったそうです。

終わった後先生が「３人いてやっとでしたよ」とおっしゃっていました。

今回獣医師３名体制でオペしていただけたことも本当に運が良かったとしか言いようがありません。

やっぱりお空の家族に守られているのかな。

今回トウアの避妊手術（卵巣摘出）は成功しましたが、その際に脾臓が腹壁に癒着していること、子宮は動脈と一緒に脂肪と膜に包まれており負担がかかりすぎるため３分の２程の切除にとどまったこと（通常は子宮も全摘出）、背骨の１部にも奇形が見られ、２つの脊椎が１つに融合し通常のアーチを形成できていない部分があることがわかりました。

ただ脾臓も背骨も現段階で治療が必要という事はなく、この先何かしらの疾患のリスクになる程ではない。とおっしゃってくださいました。

ただ、もしかしたら譲渡は難しいのかなとも考えています。

トウアの全てを受け入れてくださる方が果たして現れるのか…

先の事はまた考えます。

今はとにかく手術から無事に帰ってきてくれたことを喜び、１日も早く回復してくれるようにストレスのない場所で栄養のあるものをたくさん食べてもらおうと思います！

今回の大手術にこのタイミングで踏み切れたのも皆様のご協力のおかげです。応援ありがとうございます！！