ネパールの女性農業組合と一緒に高倉コンポストと薬草茶で村興し

バッテダンダ村から歩いて20分のところにあるバザールでも、高倉式コンポストの作成がスタートしました！

 

 

 

 

バッテダンダ村はタマン族という民族が多いのですが、そのバザールでは主にネワール族が住んでいます。

 

 

ネパールの民族についてちょっとご紹介しますね。

 

 

タマン族　Wikipediaより

 

 

タマン族（たまんぞく 英:Tamang）はネパールの民族。
居住地域は、主にネパール北部と東部である。人口は、1,280,000人で国の人口の5.6%を占めている。ネワール族よりわずかに多い。（2001年国勢調査）

 

言語もタマン語といい、チベット語、シェルパ語と関係している。シナ・チベット語族、チベット・ビルマ語派に属する。

 

信仰は90.26%は仏教、 7.69%はヒンドゥー教である。（2001年国勢調査）

「タマン」という言葉は、チベット語で騎馬戦士のことをいう。タマン族は755年ごろ、チベットのトリソン王から国境警備のための警察官として派遣されたのが起源である。多くが、山岳民族で、トレッキングガイドも勤める。グルカ兵として英軍、印軍に参加するものもいる。タマン人はボン教、ヒンドゥー教の要素の混じったチベット仏教を信仰し、タンバイスト信仰を持つ地区もある。僧侶には「ラマ」「ボンボ」「タンバ」がいる。 大部分のタマン人は他の民族との通婚を禁じているが、いくつかの部族は認めている。

 

 

 

ネワール族 　　Wikipediaより

 

 

ネワール族は主にネパールのカトマンドゥー盆地一帯に居住する民族。ネパールでは人口で5.48%(2001年)。6番目の民族である。主要言語はチベット・ビルマ語派のネワール語（ネパール・バサ語）。

 

ネワール族はその長い歴史から高度な都市文明を形成している。カトマンドゥー盆地での居住は約3世紀から4世紀だと言われている。

ネワール族は高度な文字文化を維持し、農業、商業、教育、行政から医療、法曹、宗教、建築、美術、文学の幅広い分野で多く活躍している。ネワール建築についてはアジアの仏塔建築に大きな影響を与えている。ネワール族の木彫技術や金属工芸も世界的に有名である。カトマンドゥー、パタン、バクタプルの美しい寺院や王宮の建築は主にネワール族の建築家、芸術家によるものである。

 

ネワール族は音楽、舞踊、豪華な食事を楽しむことで知られている。伝承・伝統的な楽器を持った楽士がおり、伝統的なラブソングや仮面を付けた舞踊、コミカルな演劇などもある。

特に結婚式では様々な種類の肉・野菜・果物がカレーやヨーグルト、スープ、米とビールなどと共にふるまわれる。

 

 

 

 

ネワール族の文化には昔からコミュニティーで生ごみを管理する習慣があったそうです。ネパールのゴミ問題の歴史に関する興味深い文献を見つけたので、ぜひ読んでみてください。

 

 

論文タイトル：パッケージ化される開発援助とごみの「穴」をめぐる生活変容 : ネパール・キルティプル市における生活改善プロジェクトを事例として
著者：Kasai, Eriko, 葛西, 映吏子
所属：関西学院大学先端社会研究所紀要 = Annual review of the institute for advanced social research, 8: 55-71
発表：2012-10-31

 

 

都市におけるネワール人の住居は、隣接する家々が密接して建てられており、多くの場合、住居には家庭からでる「ごみ」を捨てる「穴」があった。サガー（Sa : Ga : ）、ナウガー（Nau : Ga : ）と言われるその穴は、単にごみを捨てる場所ではなく、肥料をつくり田畑へと還元する生活システムの一部であった。（論文より一部抜粋）

 

 

 

 

タカクラー　wikipedia

 

高倉式コンポスト管理・知識を通じて地域と環境に配慮した継続可能な都市・農村の在り方を考える人達の総称。

 

 

、、、、、とネット検索したら出てくるようにしたいですが、まだそういう項目はないみたいです。（汗）

 

 

 

 

プラシャンタの指導で高倉式コンポストの作り方と管理方法についてのレクチャーが行われました。

 

 

 

 

高倉式コンポストは現地で手に入る材料で簡単に始めることができます。

 

 

 

 

ネワール族のコミュニティーも、タマン族のコミュニティーも、同じものを目指す者同士、民族や文化の違いを越えて、一緒に良い街づくりが出来るとよいなとおもいます。

 

ネパールに少しずつ高倉式コンポストが広まっていることは良いことですね！