プロジェクト概要

今回のプロジェクトは、誰もが自由に研究発表できる学会「ニコニコ学会β」の第5回目で、野生の研究者を支援するプロジェクトです。

 

 

はじめまして、江渡浩一郎と申します。私はITの研究領域において集合知の研究に従事している研究者です。私は長年、集合知の研究をする中で、みんなが一緒になって初音ミクの動画を作るように、プロとアマが一緒になって技術開発したり、研究発表したりする、そんな新しい共創の場を研究の世界にも実現したいと思っていました。

 

そうして立ち上げたのが、誰もが自由に研究発表できる新しい学会「ニコニコ学会β」です。ニコニコ学会βは、従来のプロの研究者だけが発表する学会ではなく、そのような枠組みを超えた「ユーザーのユーザーによるユーザーのための学会」なのです。

ニコニコ学会βは皆さまのあたたかいご支援のおかげで、これまで計4回のシンポジウムを開催することができました。また、シンポジウムで取り上げたテーマを元にした研究会も継続的に開催しております。

ニコニコ学会βデータ研究会

菌放送局「エクストリームきのこ狩り」

 

きたる2013年12月21日(土)に六本木ニコファーレで「第5回ニコニコ学会βシンポジウム」を開催します。また、シンポジウム開催後にはニコニコ生放送で報告会を実施します。

 

 

■ニコニコ学会βについて

 

"プロ"の研究者だけが研究者ではなく、日本各地には大勢の素晴らしい研究を行っている研究者がいると私は考えております。私はそれほど経験があるわけではありませんが、それでも他の国では科学者を含めた知識人の社会的地位はもっとずっと上のように思います。日本では、多くの研究者が非常に素晴らしい研究をしているにもかかわらずです。

 

新しい時代の研究は、「野生の研究者」によって拓かれると考えています。私たちは誰でも自由に研究に参加できるという意味を込めて、「野生の研究者」という言葉を使っています。私はこの野生の研究者を支援することが、この状況を打破する力になるのではないかと考えています。私たち自身が研究者となって研究を進める。そうしてできた成果をお互いにコンテンツとして楽しむ。そのようなサイクルを進めることで、お互いに研究をする心を養い、科学に目を向ける状況ができるのではないでしょうか。野生の研究者を支援することにはそのような気持ちがこめられています。

 

ニコニコ学会βサマーキャンプでみんなで議論している様子

(ニコニコ学会βサマーキャンプでみんなで議論している様子)

 

■過去4回の開催から見えてきた成果と課題

 

過去4回ニコニコ学会βを開催してきて、非常に充実してきたと思います。2013年9月、オーストリアのリンツで開催された、メディアアートの世界的フェスティバル、アルスエレクトロニカフェスティバルにおいて、ニコニコ学会βはアルスエレクトロニカ賞デジタルコミュニティ部門栄誉賞を受賞しました。これはメディアアートに革新をもたらした作品を表彰する賞であり、「学会」が受賞するのは、世界初の快挙といえます。

 

一方、問題点として浮かび上がってきた点は、野生の研究者を支援するといっても、容易ではないのです。とくに若手では、自分が考えていることが意味のあることだということを実感することそのものが難しい。そのためには、こちらから十分に踏み込んで相手の話を聞いて、それぞれに支援の仕方を考える必要がありますが、それは大変手間がかかる。また、自分のしていることに意味があると思っていないから、自分で旅費を払ってまで発表しようとは思わない人がたくさんいます。やはり発表する人には旅費を支援するというのは、大きなポイントではないかと思います。


これまでいわゆる研究発表支援の仕組みはいろいろ考えられてきましたが、既存の基準ではうまく評価できない胞芽的・野性的な研究を支援するためには、公的資金で支援することはなかなか難しいのです。

 

■そこで、第5回目を迎えるシンポジウムでは、これまで注力してきた「遠方に住む野生の研究者」の支援に加えて、高専生や大学生などの「若手の野生研究者」の支援に力を入れたいと考えています。

 

これまでも、高専生が成果を残してきた事例があります。まさしくスケルトニクスです。
沖縄高専の学生3人組が、在学時代にスケルトニクスという外骨格型のロボットを開発しました。今は卒業していますが、現在もスケルトニクスの活動を続けています。電気を使っていない機械的な仕組みですが、高い工作精度を要求され、ロボット工学的知見から見ても優秀であると評価されています。そして、現在は「スケルトニクス株式会社」を設立し、世に売り出そうとしています。第2回ニコニコ学会βでの発表はその出発点となったのです。

 

(外骨格型の人力パワードスーツ「スケルトニクス」。

沖縄高専の学生が作り上げた)

 

スケルトニクス株式会社代表の白久レイエス樹さんからメッセージをいただきました。
「ニコニコ学会をきっかけに、動画を飛び出して活動の場を広げることができました。また学会会場では多くの方とお話する機会を頂き、今も交流は続いております。」

 

READYFOR?の支援によって野生の研究者、特に地方に在住する学生が都内で発表する機会を得て、そこから人のつながりや知名度を得て、研究の継続や新たな事業の誕生、仕事の獲得へと繋がっているケースが増えています。まさしくREADYFOR?で支援してきてくれたみなさまのおかげということができるでしょう。
そのような野生の研究者への支援をさらに発展させたい。そのために、さらなる支援をお願いしたいのです。

 

■目標金額の使用用途


今回ご支援いただく資金は、下記の目的で使わせていただきます。

・遠方からの登壇者の旅費及び宿泊費など。
・デモを行う作品などの輸送費など。
・若手研究者への研究費支援など。
・登壇者への最低限の謝礼。
・その他、運営に関わる事務費、雑費。

上記金額の支払いに充てた後に生じた余剰金は、次回以降のニコニコ学会βの準備費用として、有効活用させていただきます。

 

■引換券詳細

 

ニコファーレに支援者の方のメッセージを表示いたします(2525円以上ご支援の方)
合計30文字以内のメッセージをあなたのお名前と共にニコファーレの壁に表示します。

 

(ニコファーレの壁に表示されている様子)

 

エンドロールにあなたのお名前を表示します(2525円以上ご支援の方)
シンポジウム最後のエンドロールに、登壇者、実行委員、スタッフの名前と共にあなたのお名前も表示されます。

 

実行委員長からのお礼状をお送りします(1万円以上ご支援の方)
シンポジウム開催後に実行委員長からのお礼状をお送りします。

 

ニコニコ学会β特製ロゴ入りノートをお送りします(1万円以上ご支援の方)
表紙にニコニコ学会βのロゴを箔押しした特製ノートです。高級感ありますよ!

 

ニコニコ学会β特製ロゴ入りノートのイメージ

(ロゴ箔押しのイメージ)

 

ニコニコ学会βの本または登壇者オススメの本をサイン入りでお送りします(1万円以上ご支援の方)

A. 『進化するアカデミア』(実行委員長のサイン入り)
B. 『ニコニコ学会βを研究してみた』(実行委員長のサイン入り)

C. 希望する登壇者オススメの本(登壇者のサイン入り)

登壇者は、江渡浩一郎、池上高志氏、宮下芳明氏、福地健太郎氏、稲見昌彦氏、保坂健太郎氏、飯沢耕太郎氏、伊沢正名氏、とよ田キノ子氏、白水貴氏、橋本直氏、古山善将氏の中からお選びください。
A、B、Cのどれかを選び、Cの場合は希望する登壇者のお名前と共にコメント欄にお書きください。

 

(『進化するアカデミア』について説明)

 

ニコファーレで開催される「第5回ニコニコ学会β」へご招待します(3万円以上ご支援の方)

ニコファーレはとても狭い会場なので、スタッフ、登壇者なども含めて合計115席しかご用意できません。その中の30席を支援者用に確保しました。発表者の熱気、会場全てを覆うLEDディスプレイ、そこに流れるコメント、そんな特別な空気を味わうことができるのはニコファーレ参加者だけです。そのような貴重なニコファーレの入場券をお送りいたします。

 

ニコファーレで行われた第3回ニコニコ学会βの様子

(ニコファーレで行われた第3回ニコニコ学会βの様子)

 

登壇者や実行委員の感想メモをまとめた学会レポートを開催後にお送りします(5万円ご支援の方)

第5回ニコニコ学会βの登壇者や実行委員がシンポジウム中に書いた感想メモをまとめて「学会レポート」という一冊の本にします。ニコニコ生放送を見るだけではわからない、登壇者や実行委員の感想を手書きメモで見ることができます。

 

第5回ニコニコ学会βシンポジウム学会レポート

(「学会レポート」のイメージ)

 

12月28日に開催するアフターパーティーにご招待します(5万円ご支援の方)
1週間後の12月28日(土) 18:00〜21:00に、登壇者、実行委員、スタッフを交えたアフターパーティーを開催。そこにあなたをご招待いたします。ニコニコ生放送の動画を振り返りながら、共に感想を語り合いませんか。場所は東京の神保町付近を想定しています。

 

■第5回ニコニコ学会βシンポジウムの詳細

 

第5回ニコニコ学会βでは、特に「生命の境界」というテーマを設定しています。生命と非生命の境界、主体と客体の関係、動物でも植物でもない生命体。私たちの世界にはさまざまな「境界」があります。今回の第5回ニコニコ学会βでは、そのような「生命の境界」を探る研究に焦点をあてます。科学の面白さ、幅の広さ、一般の人が参加できる領域の広さについて実感してもらえると思います。
 

【日時】2013年12月21日(土) 15:00〜22:00(予定)
【場所】六本木ニコファーレ
【Webサイト】http://niconicogakkai.jp/nng5/
【セッション構成】

 

◆1stセッション「過剰性が創りだす構造と力」

座長:池上高志(東京大学大学院総合文化研究科教授)

人工生命の領域から生まれたMassive Data Flowという概念を元に議論を行います。

 

◆2ndセッション「いきものマテリアル」

座長:
 宮下芳明(明治大学総合数理学部准教授)
 福地健太郎(明治大学総合数理学部准教授)

生き物のように柔らかく、生き物のように動き、生き物のように思考する。そんな材料について議論します。

 

◆3rdセッション「第5回研究100連発」

座長:稲見昌彦(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)

錯視や錯覚に焦点をあて、人間の外界を知覚・認知する能力の不思議さについて扱います。

 

◆4thセッション「菌放送局特番『きのこ会議』」

登壇者:
 保坂健太郎(きのこ研究者/国立科学博物館研究員)
 飯沢耕太郎(きのこ文学研究家/写真評論家)
 伊沢正名(糞土師/糞土研究会代表)
座長:
 とよ田キノ子(きのこ愛好家/ウェブデザイナー)
 白水貴(菌類研究者/国立科学博物館日本学術振興会特別研究員)

動植物の死を新たな生命誕生につなげる菌類、特にきのこに焦点をあて、多様性と人類とのかかわりについて探ります。

 

◆5thセッション「研究してみたマッドネス」
登壇者:
 募集中(一次〆切11/16、二次〆切11/24)
座長:
 橋本直(明治大学総合数理学部専任講師/工学ナビ)
 古山善将(デバイス作家/エンジニア)

ネット上で活動している野生の研究者などの方々に、オープンな場で、普段取り組んでいる研究を発表していただく場です。今回のテーマは<「見る・見られる」の発見>です。

第5回研究してみたマッドネス発表大募集中!!!!

第5回研究してみたマッドネス発表大募集中

 

皆様のあたたかいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。これからのニコニコ学会βを一緒に作り上げていきましょう。

 


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