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日本の生態系を守り子世代、孫世代に豊かな自然を残したい

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支援総額

82,000

目標金額 300,000円

支援者
12人
募集終了日
2025年8月16日

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プロジェクト本文

 

 

 

この見渡す限りの美しい田園風景を御覧になって、心が和みませんか。 

 

 この一見、穏やかな田園には本来、たくさんのアマガエルといった両生類、ゲンゴロウ、ミズカマキリやタガメといった種々の水生昆虫が生命を育んでいます。

 この穏やかな田園にミシシッピアカミミガメ(以降、アカミミガメと表記)が侵入し、カエル、ゲンゴロウ、ミズカマキリやタガメを食べ尽くし、生物が居なくなった田園で空腹となったアカミミガメは稲を食べ始めます。

 

 既にアカミミガメによる稲への食害が確認され、その被害は年々増加傾向にあります。

 

  はじめまして!

 透き通るような清流と、のどかな田園に囲まれた岐阜県の片田舎で生まれ育った50歳の髙桑と申します。

 この「日本の生態系を守り子世代、孫世代に豊かな自然を残したい」プロジェクトは

準絶滅危惧種のニホンイシガメを絶滅の危機から救いたいプロジェクトから開始し、3年目を迎えました。

 活動の中心はミシシッピアカミミガメの捕獲・駆除が中心になっている感じに取られかねませんが、

日本固有の様々な在来生物を外来生物から保護し、豊かな自然を後世に残していく事を目的にしています。

 

 小さな頃から周辺の水田や河川で魚や亀を捕まえたり、山ではカブトムシやクワガタムシを捕まえるのが大好きで、大人になってからも変わっていません。水田にはカブトエビやホウネンエビといった甲殻類が棲息し、河川にはオイカワ、ウグイ、アユといった川魚がたくさん生息するなか、日本固有種であるニホンイシガメも棲んでいます。

 ニホンイシガメだけの保護ではなく、特定外来生物であるミシシッピアカミミガメを捕獲・駆除していくことで在来種が増え、ニホンイシガメも増えていく、というサイクルを考えています。

 近隣の河川を管理する漁業協同組合の方々とも交流を重ね、豊かな自然環境を後世に残すために環境整備を行なう中で、外来種を駆除し在来種の繁殖・増加を目的に活動しています。

 

 現在は環境省により準絶滅危惧種に指定され全国的にも珍しくなったニホンイシガメ9匹を飼育し、繁殖にも挑戦しながら近隣の河川の清掃活動もしながら環境整備活動とともにニホンイシガメの生息数が増えるよう保護活動をしています。

 

    ※日本固有種とは…日本国内にしか自然界では生息していない生物群を言います。

        つまり、ニホンイシガメは自然下では日本国内にしか存在しないのです。

 

        

 

 

 春になると桜が満開となり、川沿いをたくさんの人が散策します。

 そんな自然豊かな場所でも、ニホンイシガメの生息数がどんどん減少しています

 

 ニホンイシガメの生息数が減ってしまった原因は主に以下の3つが挙げられます。

  1.  自然環境の破壊による生息エリアの減少
  2.  ペット目的の乱獲による個体数の減少
  3.  外来種であるミシシッピアカミミガメとの生存競争の敗北

 上に挙げた理由のうち、1つ目の自然環境の破壊については、近年、環境保護が叫ばれ生息に適した環境が守られつつあります。

 また2つ目の乱獲についても近年はワシントン条約でニホンイシガメが登録されたことで海外への輸出が難しくなったこと、そしてペットとして飼育しているニホンイシガメの繁殖成功により、少しずつではありますが乱獲が減りつつあります。

 しかし現在、最大の問題となっているのが外来種であるアカミミガメとの生存競争です。もともと非常におとなしい性格のニホンイシガメは、気性が荒く体も大きいアカミミガメに勝てません。少しずつ生息エリアや餌がアカミミガメに奪われていき、数が減ってしまっているのです。

 

 また、アカミミガメはニホンイシガメと比べて繁殖も高く、1年に1回~2回、1回あたり1個~12個の産卵数と言われているのに対し、アカミミガメは1年に2回~3回、1回あたり2個~23個の産卵数となっておりアカミミガメはニホンイシガメより倍以上の繁殖力があるのです。

 

  

環境省  アカミミガメの生体より引用 

 

 

 

 

 

 ニホンイシガメは現在、環境省により準絶滅危惧種に指定されていますが、地域によっては絶滅に近い状態にあると言われています。

 

 そんな希少種であるニホンイシガメを絶滅の危機から救いたい、アカミミガメを駆除しニホンイシガメの生息エリアを守りたいと考えています。

    

 

 

 しかしなぜ、本来、日本にいないはずの外来種であるアカミミガメが、ここまで増えてしまったのでしょうか?

 

 それはペットとして飼育していたミドリガメ(アカミミガメの幼名)を飼いきれなくなった飼育者が河川に逃がしたり、飼育者の不注意で逃げ出してしまった場合もあります。

 また2023年6月1日にアカミミガメは「条件付き特定外来生物」に指定されており販売が行われていませんが、条件付特定外来生物に指定される以前は地域の祭り等に出店している露店商が1回500円程度で「亀掬い」として販売していましたが、売れ残ったミドリガメを付近の河川に逃がしていたという事例もあったようです。

 そうして自然界に放たれたアカミミガメが高い繁殖力を活かし日本国内で異常繁殖しているのです。

 

 アカミミガメに罪はありません。全ては逃がしてしまった飼育者や心無い販売者のせいなのです。

 

 しかしながら、このままアカミミガメを野放しにして増殖させ続けることは日本の生態系と美しい自然に守るためにもよくありません。食物連鎖が崩壊し、本来、居るはずの川魚や川虫等が食い荒らされ、ニホンイシガメだけでなく他の生物も絶滅してしまうのです。

 特に植物に対する被害は深刻です。アカミミガメは食性も幅広く植物の若芽も盛んに食べています。そのために水草が全く見かけなくなってしまった河川や池沼もあり、水質が悪化する原因にもなっています。

 

 新潟県では国際的に重要な水鳥の生息地としてラムサール条約に登録されている佐潟のハスが、アカミミガメの食害により2018年に姿を消してしまって以降、全く見かけなくなってしまいました。

 ハス等の水草は水質悪化の原因となる「窒素」や「リン」を吸収し、水質改善の役割も担っています。その水草がなくなってしまった事で水質が悪化し川魚や川虫も住めない状態となってしまいました。

 こうした被害は報告されているだけでも全国各地で見受けられる状態ですが、恐らくは氷山の一角ではないかと考えています。

 

 そうして大繁殖したアカミミガメはニホンイシガメの住処や餌を奪い、結果としてニホンイシガメの数が減ってしまうだけでなく、他の日本固有の在来種も数を減り絶滅の危機に瀕しています。

 また、アカミミガメは稲やレンコン等の若芽も食べることから農業への被害も発生しています。

 

 アカミミガメに罪はありませんが、野放しにすることもできません。

 

 アカミミガメが全国にどれくらい生息しているか御存知でしょうか?環境省の統計によると、その数、なんと800万匹です。

 

 ではニホンイシガメはどうでしょうか?こちらも環境省の統計によると98万匹と言われています。つまり現在、日本国内に存在する亀の大半がアカミミガメであり、普段なにげなく見かける亀が実は2023年6月に条件付き特定外来生物に指定されたアカミミガメなのです。

 この800万匹を私だけで駆除することは出来ません。

 それでも近隣の河川からアカミミガメを駆除していこうと考え、一昨年より活動しています。

 自宅の近くにある河川にはアカミミガメの生息数は僅かでしたので一昨年の活動でほぼ駆除できた状態でしたが、昨年に近隣の別の河川でアカミミガメが大繁殖している場所を確認しました。

 この河川には500匹以上のアカミミガメが生息しているのではないかと考えています。昨年より、この河川でアカミミガメの捕獲・駆除を行なっておりますので、今年も継続し、この500匹以上のアカミミガメが生息している河川を中心に活動していく計画です。

 

  

環境省  全国の野外におけるアカミミガメの生息個体数の推定について より引用

 

 

     

※上に掲載した画像の亀は全てミシシッピアカミミガメです。

 

 

 

 

 

 

 アカミミガメを捕獲・駆除することで生息数を減らし、ニホンイシガメが生息しやすい環境へ整備し、ニホンイシガメの個体数を増やすことを目的に今年も継続して以下の事を実行していく予定です。

 

   1. アカミミガメの捕獲・駆除

        ① 河川を管理している漁協とは捕獲器の設置について許可をいただいております。

        ② 捕獲・駆除についても捕獲予定場所を漁協に説明し許可をいただいております。

        ③ 冷凍機を設置して駆除する場所については自宅敷地内の一角で行う予定です。

        ④ 最終的に処分センターへ持ち込み、焼却処分をしていただく事については

          何度も焼却処分を依頼しておりますので、今後もスムーズに処分をしていただく事が可能です。

 

   2. 河川の清掃

        ① 自治体が主催として行う河川周辺の清掃活動に参加していく予定です。

        ② 捕獲器を設置する際にゴミ等に気付いた場合には回収していく予定です。

 

   3. ニホンイシガメ(子亀)の保護・譲渡

        ① 保護した子亀は別途、里親募集を行ない譲渡いたします。

 

   4. 地域との連携強化

        ① 漁協内の会合等で活動内容の報告

        ② 地元大学の生物学部との情報交換

 

     

 

 

現在および今後の活動について

       1. アカミミガメの捕獲・駆除

          【捕獲方法】 

             ① 捕獲器を用いて捕獲

             ② 甲羅干ししている時を狙って網で捕獲

 

          【駆除方法】

             ① マイナス25度以下に設定された冷凍庫へ投入し7日以上冷却

             ② 凍結駆除したアカミミガメを焼却センターへ持ち込み

             ③ 動物死骸(捨骨物)として廃棄を依頼

 

       2. 河川清掃  ※収集したゴミは自治体の廃棄方法に従い廃棄します

          【日常清掃】

             ① 散歩等で河川周辺で気付いたゴミを収集

             ② アカミミガメの捕獲時にゴミを収集

 

          【特別清掃】

             ① 自治体主体の河川等の清掃活動に参加

             ② 豪雨等での増水が理由で発生した流木や建築資材等を撤去

 

       3. これまでの活動実績

          【掲載Web頁】

             ① 外来種 アカミミガメの実態について

               https://note.com/hearty_carp2922/n/n8d186e45845c

 

             ② 2024年「準絶滅危惧種のニホンイシガメを絶滅の危機から救いたい」

               https://readyfor.jp/projects/nihon-ishigame-2024

 

             ③ 2023年「準絶滅危惧種のニホンイシガメを絶滅の危機から救いたい」

               https://readyfor.jp/projects/nihon-ishigame

      

       4. 今後の活動方向

          まだまだ先の話となってしまいますが、いずれは耕作放棄地などを借り、

          そこで捕獲したアカミミガメを保護し繁殖できないような人工的な環境下で

          寿命を全うしてもらえるような施設を作っていきたいと考えています。

          もちろん、飼育できなくなったアカミミガメも引き受けていく予定です。

 

 

             

 

 

集めた資金の使途

  • 保護・繁殖した子亀の飼育用品等購入...5万円

       ① 飼料(餌)、水中用ヒーター等消耗品の購入

       ② 水槽や足場等の壊れにくい物は以前より使用している物を継続使用

  • アカミミガメ捕獲・駆除費用...45万円

       ① 捕獲用品の購入(塩ビパイプ、ネット等)

       ② 冷凍庫の購入

       ③ 駆除費用  ※事業系のゴミとして引き取っていただく事になるため

  • 河川清掃費・ゴミ処分費用...60万円

       ① 自治体指定のゴミ袋、表示用シールの購入

       ② ゴミ処分施設への運搬・ゴミ処分費用

 

   ※上記必要資金(110万円)と目標金額(30万円)の差額(80万円)は自己資金にて対応していく予定です。

    また余剰が発生した場合には捕獲・駆除費用に充当したいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 まずは、居住する周辺地域を中心にアカミミガメを捕獲・駆除し、ニホンイシガメの生息エリアの保全活動を図っていきます。

 一昨年に実施したA川は2024年と2025年もアカミミガメの姿を全く見なくなりました。2年連続で確認できていないので、ほぼ確実に全滅できたと考えております。

 しかしアカミミガメは繁殖能力が高いこともあるので、継続監視していき見つけ次第、捕獲・駆除していく予定です。

 

 また昨年より捕獲・駆除を開始した隣町のB川(A川の支流)は昨年に500匹近く生息しているのではないか、と考えていましたが繁殖した分も考慮すると現在は600匹近くに増えているのではないか、と考えています。

 今年はなんとか300匹を捕獲・駆除できるようにしたいと考えています。

 そのため昨年以上に捕獲数・駆除数を増加させる必要があり、捕獲器の増設も必要ですが冷凍庫の追加購入も必要であると考えております。

 

 川を管理する漁業協同組合様(以下、漁協)への継続的に当方の活動内容を説明し、ニホンイシガメの保護だけでなく河川清掃等を行なっている事を伝え、現在の自然環境を次世代に遺していく活動目的が漁協と同じであることを御納得いただいております。

 漁協とも生態系保護や自然保護活動において協力し、捕獲器等の設置に当たって漁協へ連絡し捕獲数の報告も行っております。

 今後も連携しながらアカミミガメの駆除活動・ニホンイシガメの保護活動と河川清掃を含めた自然環境の保護活動を行っていく事となります。

 

 

今後の予定

      ⑴ アカミミガメの捕獲・駆除活動(2025年6月より開始済み2025年11月中旬まで)

      ⑵ 河川の清掃(現在、継続中)

      ⑶ ニホンイシガメの繁殖・子亀の保護(2025年7月開始予定)

      ⑷ 保護または繁殖した子亀の譲渡(希望者がいれば随時)

 

 

 

 

 最後となりましたが、此処までお読みいただきまして有難うございます。

私の活動を御理解いただき、御支援くださいますようお願いいたします。

 

 

プロジェクト実行責任者:
高桑公二
プロジェクト実施完了日:
2025年11月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

アカミミガメの捕獲・駆除を2025年11月下旬まで行う、また子亀の繁殖・保護については2025年11月下旬まで行う。集めた資金については飼育用品等購入費用に5万円、アカミミガメの捕獲・駆除費用に45万円、河川清掃費用に60万円を見込んでいます。 尚、飼育用品については現在使用中の物も継続使用し費用の抑制を行う予定です。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
※上記、必要金額(110万円)と目標金額(30万円)との差額は自己資金にて対応していく予定です。 また、余剰が発生した場合には捕獲・駆除費用に充てたいと考えています。

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プロフィール

小さな頃から野原や川で生き物たちと触れ合ってきました。 アラフィフの2児のシングルファーザーで、現在は会社員をしながら希少なニホンイシガメの保護活動をしています。 貴重な生物と豊かな自然環境を子世代、孫世代に残すべく河川清掃にも力を入れています。

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