ついに工事スタートへ｜新渡戸記念館にて安全祈願祭&リニューアル計画発表！

2025年11月27日（木）リニューアル工事の着手にあたり、安全祈願祭および改修計画発表の記者会見を行いました。

 

当日は、クラウドファンディング関係者及び改修工事のおもな関係者にご出席いただき、新渡戸記念館の再生にご支援いただいた皆さまの想いを改めて胸に刻む場ともなりました。

 

クラウドファンディングの実施メンバーとしてご尽力いただいた上総一宮・氷川神社の権禰宜・遠藤胤也さまに安全祈願祭にて、ご祈祷をお務めいたいただきました。厳かな祝詞の声が館内に響き渡り、関係者全員が工事の無事と円滑な進行、そして記念館再生への決意を新たにする事ができました。

 

また、記者会見では新渡戸記念館 新渡戸常憲館長が、ご挨拶の後、設計を監修される竹山聖京都大学名誉教授（株式会社設計組織アモルフ代表取締役）よりのメッセージを代読しました。

 

「学びと出会いの場」としての記念館の未来に期待を寄せ、安全で強固な建築の実現とともに、何より人々に愛される施設となるよう、関係者と共に力を尽くして下さるとの心強いメッセージを頂戴しました。

 

その後、建物の安全性とリニューアルの方向性、今後の再生の取り組みについて、金子寛文先生（構造設計一級建築士、株式会社ジャスト役員）、現地で設計を統括する杉山貴亮氏（合同会社杉山建築設計事務所）から説明を行いました。

 

改修後のイメージ図や改修内容、リニューアル後の活用展望について発表し、新渡戸稲造の思想と開館当初の生田建築の価値を尊重しながら、「学び」「交流」「保存」が調和する空間を目指す方向が示されました。具体的には一部シャッター、照明撤去改修やルーバーの塗り直し、幻の生田オリジナル「月星ベンチ」の作成設置、吹き抜け部分を多目的に使えるホール兼展示室にすることなどが盛り込まれています。

 

新渡戸記念館は、新渡戸稲造が100年前に掲げた設立理念「博覧啓蒙」と新渡戸家伝統の「温故知新」の精神を起点に、歴史資料の適切な保存と活用、そして来館者が学びとくつろぎを両立できる空間づくりを目指し、工事を進めてまいります。ご来館された方が、新渡戸稲造の「武士道」の原点を感じて、心に何かを持ち帰っていただける館となり、寄せられたご支援に応えられるよう、取り組んでまいりますので、引き続きご支援ご協力をお願い申し上げます。

 

メディア掲載（2025.11.29現在）

● NHK

●ATV青森テレビ

●RAB青森放送

●東奥日報（web東奥）

●デーリー東北（電子版）

 

🙏 ご来館者・皆さまへのお願い

リニューアル工事のため、12月からは一般のご見学対応もお休みとなります。工事状況をご覧になりたいご支援者さまにつきましては、ご来館前日までにお電話でご予約の上お越しくださいますようお願い申し上げます

 

新渡戸記念館100年プロジェクト

関係者一同

 

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