ウクライナ学生緊急人道支援 継続支援中!
昨年(2022年)6月27日より開始しましたウクライナ学生緊急人道支援「ウクライナから退避する学生の受入・生活支援」の寄附受付は9月25日の23時をもちまして終了しました。おかげさまで、延べ424名の方から7,917,000円ものご寄附をいただきました。
ご支援のおかげで、4名の学生を受け入れ、日本語・茶道文化・マーケティング・観光・茶道文化等の科目履修、学園内各学校との異文化体験交流等に取組むことができました。
第1陣として受け入れた学生1名がウクライナ本国家族の意向により本年(2023年)3月末に本学で10カ月の学びを経てチェコスロバキアに出国、2023年4月には第2陣として入国した学生1名が本学入学試験を経て正規生として入学、2023年9月には1名の学生が本学入学試験を経て正規生として入学しました。
9月末現在2名のウクライナ学生が正規生として1名が科目履修生として学んでいます。引き続き授業料免除、生活費の支援を継続中です。
プロジェクト完了報告として、寄附金の使途、活動報告及び今後の支援について報告させていただきます。
ご支援いただいた使途は、次の通りです。
支出費目 |
支出額 |
支出詳細 |
奨学費 |
4,600,000円 |
生活費 |
住居費・食費・水光熱費 |
2,120,000円 |
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雑費 |
134,090円 |
自転車購入費 |
旅費交通費 |
83,900円 |
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LEADYFOR手数料 |
1,359,490円 |
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計 |
8,297,480円 |
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【活動報告】
1)日本語・茶道・マーケティング・観光・日本文化等の科目を履修
2)学園グループ小中学校・高等学校と異文化交流
社会貢献の一環としてウクライナ学生緊急人道支援にて受入れた学生を本学のみならず学園挙げて支援すべく、九州文化学園小・中学校・高等学校の児童・生徒と交流を行いました。
3)学園祭(開国祭)にて模擬店およびチャリティーイベントの実施
本学受入ウクライナ学生4名と共に佐世保市在住ウクライナ避難民6名が、「自分たちに出来ることで日頃の支援に対して、恩返しをしたい。」という思いより協働で、本学学園祭にて「ウクライナカフェ」の出店および「チャリティーイベント」を実施。「ウクライナカフェ」では、ウクライナの代表的料理「ピロシキ」を200食提供。
4)米海軍佐世保基地内にある「E.J.キング ミドルスクール、ハイスクール」と交流
E.Jキングスクールの児童・生徒より、ウクライナの平和を願い折りあげた千羽鶴と激励のメッセージが届けられ、初めて目にする色鮮やかな千羽鶴と心のこもったメッセージカードに、ウクライナ学生はとても感動した様子でした。
5)原爆公園および原爆資料館を訪問
長崎新聞社様の招聘に応じたウクライナ人留学生4人が被爆地・長崎市を訪れ、被爆者との対話や座談会などを通じて、戦争や平和について考える機会を得ました。4人は、一日も早い戦争終結を願い、長崎と母国を重ねながら復興を誓いました。
6)受入学生の内2名が、正規生として入学
受入学生2名が、より学習を深めたいと本学入学試験を受験し合格、正規学生として人間社会学部国際観光学科へ入学しました。
【今後の支援】
希望する者に対して正規入学試験の受験する機会を提供し、合格および入学した場合は、修了(標準修業年限)まで、支援を継続する予定です。充実した日々を過ごせるよう、密にコミュニケーションをとりながら親身かつ熱心にサポート・伴走をして参ります。
心と体の負担をかかえたままの生活に変わりはありません。彼、彼女らが祖国の復興や、世界の人々のために活躍できる人材となれるよう、より一層、教職員が一丸となってサポートしてまいります。引き続き皆様のご支援を賜りたく存じます。