馬を飼っている人のお宅訪問

いすみ市の隣市で馬を飼っていらっしゃる方がいると聞いて、見に行って来ました。

勝浦市にお住いのIさんご夫婦、リタイアして馬のために埼玉から移住して来られたそうです（私の個人名フェイスブックのリンクから、ご本人に連絡可能です）。

馬は引退競走馬2頭と木曽馬がおりました。引退競走馬の1頭は、サクラバクシンオーの弟で父サンデーサイレンスの24歳、競走馬名ポッシブル君です。現役時は中央で3勝したようで、ご記憶にある方もいるのではないでしょうか。バクシンオーというよりサンデーサイレンス似のイケメン君でしたね。

 

ポッシブル君

 

木曽馬のカイ君

馬房はご主人の手造りだそうです。かなり本格的でプロ並みの出来でした。リタイアして田舎で馬と暮らす、素敵ですね。

ちなみに月々の飼葉代は3頭分で4万円程度だそうです。1頭でしたらそれほど負担になる金額ではないですね。

Iさん宅はかなり本格的でしたが、もっとシンプルな馬房でも十分個人で飼っていけるのではないでしょうか。

 

話は変わりますが、先日、農水省より来年度のコメの適正生産量が発表されました。

コロナ禍や人口減少によりコメはだぶつき、過去最大の50万トン程度、面積に換算すると10万ヘクタール規模の転作が求められるようです。農業従事者の平均年齢は67歳弱です。稲作から新たな作物に転作するのは、なかなか簡単には行かないのではないでしょうか。

そこで養老牧場はどうでしょう？農水省、或いはJRAの補助金次第では、転換利用の可能性も広がるのではないでしょうか。

私は、より多くの引退馬を救うという理念でアイデアをひねり出しております。本文の繰り返しとなりますが、乗馬等にセカンドキャリアを求めても需要は限られます。養老牧場がいくつか増えたところで助かる命が飛躍的に増えることはありません。

仮に日本国民1万人に一人が個人で馬を飼ったら、1万2000頭の命が助かることになります。1万人に一人くらい、条件がそろって馬を飼いたいと思っている馬好きさんがいるのではないでしょうか？

いすみ市でも個人で1頭の馬を飼ってらっしゃる方がいるそうなので、機会があったら訪問してみたいですね。クラウドファンディングは終了しているかもしれませんが、許可が得られたらSNS等で報告したいと思います。

多くの命を救うために、馬を飼うハードルは高くないという意識の浸透を図る事に意義があると思っています。