プロジェクト概要

佐藤克春(原水爆禁止2018年世界大会・科学者集会 実行委員長

     大月短期大学准教授)

 

  はじめまして、佐藤克春と申します。普段は山梨県の大月短大で環境経済・政策論を教えています。
 社会にモノ言う研究者の集まり、日本科学者会議というNGOの社会的活動部長を務めています。その縁で、原水爆禁止世界大会の科学者版である本集会に関わってきました。
 今回の集会では、首都圏を中心とした30~40代の大学教員・大学院生で実行委員会を作り、企画を進めています。憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」し、対話と協働による安全保障を正面から考えるアグレッシブな集会にしたいと思います。(実行委員会を代表して)

原水爆禁止2018年世界大会 科学者集会in東京 実行委員会
秋山道宏(明治学院大学),岡田泰平(東京大学),梶原渉(原水爆禁止日本協議会),佐々木啓(茨城大学),佐藤和宏(東京大学),佐藤克春(大月短大)*,鈴木航(文教大学),土肥有理(明治大学),新井田智幸(東京経済大学),浜田盛久(海洋研究開発機構),真嶋麻子(日本大学),森原康仁(三重大学),山崎文徳(立命館大学)*実行委員長

 


 

核廃絶をめぐる情勢と核のない東アジアを目指して

 

 核廃絶をめぐる情勢は、今極めて重要な局面にあります。昨年、国連総会で核兵器禁止条約が採択されました。私たちは核兵器廃絶のための国際的規範を手にしました。米朝首脳会談では、朝鮮半島の非核化が主要テーマとして話し合われ、非核化に向けての具体的な歩みが始まりました。
 しかし、日本政府は依然として「核の傘」に固執し、核兵器禁止条約の調印・批准に極めて消極的な姿勢を取り続けています。また、北朝鮮に対しては、対話ではなく、圧力一辺倒の態度を崩していません。結果日本は、東アジア地域の平和に向かう大きな変化の流れの中で、取り残されることになっています。
 それに対して私たちは、日本国憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」という決意を具体化する、対話と協働による安全保障を求めます。またそれは、安倍政権が狙う改憲、そして日米安保体制を、正面から問うことにもつながります。
 私たちは東アジアの市民と連帯し、核のない東アジアを求めます。その実現に向けたささやかな一歩として、本集会を開催します。市民のみなさまのご参加、心よりお待ちしております。

 

 

原水爆禁止2018年世界大会・科学者集会

東アジア非核地帯構想~アジアでの市民的連帯を考える~

と き:2018年7月29日(日)10:30~17:00

ところ:明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント1F・グローバルホール

    (JR御茶ノ水駅・御茶ノ水橋口徒歩3分)

主 催:原水爆禁止2018世界大会・科学者集会実行委員会

後 援:明治大学教職員組合

 

■10:30~12:15
 基調講演:和田 春樹(東京大学名誉教授)
「朝鮮半島の非核化と日本海・日本列島・沖縄の非核化」

 長年、北朝鮮現代史について研究してこられた和田春樹さんによる基調講演です。いまだ終戦協定が結ばれていない朝鮮戦争からその歴史をひも解いていただきます。そして核開発、米朝合意に至る一連の流れの中で、日本がとるべきスタンスについて考察します。

 

北朝鮮現代史

 

 

■13:30~17:00
 パネルディスカッション 
 東アジア非核地帯構想~アジアでの市民連帯を考える~

 
 午前の和田春樹さんの講演を承けて、各地・各分野のパネラーによる報告をいただきます。その後に、和田さんを交えてパネラーによるディスカッションにて、アジアでの市民的連帯の可能性を探ります。

<パネラー>
・李俊揆 Jun Kyu Lee(韓国NGO「平和ネットワーク」)
 「朝鮮半島平和プロセスの展開と東アジア冷戦の解体」


 李俊揆さんには韓国から見た、北朝鮮の非核化の一連の流れについて、ご報告いただきます。日本のメディアを通した見方の狭さ、国際的見地に立つことの重要性を認識する内容になることでしょう。

・林泉忠Chuan-tiong Lim(台湾中央研究院)
 「台湾を取り巻く中米日角逐の新しい展開

  -「2025無核化」政策と運動を兼ねて-」
 

 昨年台湾では「脱原発法」が成立し、2025年までの全廃炉が決まりました。他方で、台湾と中国の間では長らく緊張関係が続いています。李泉忠さんには、台湾から見た今後の東アジアの安全保障の見通しを語っていただきます。 

・前泊博盛 Hiromori Maedomari(沖縄国際大学)
 「朝鮮半島情勢と日米安保-在日、在沖米軍基地問題を中心に-」

 東アジアの軍事的緊張の前線に位置付けられているのが、沖縄です。辺野古新基地建設をはじめ、その位置づけはますます強化されようとしています。前泊博盛さんには、沖縄の軍事基地問題を切り口として、日米安保、そして東アジアの安全保障のあるべき姿についてご報告いただきます。

・メリ・ジョイス Meri Joyce

 (ピースボート・東北アジア平和構築インスティテュート(NARPI))
 「東北アジア市民社会ネットワークの取り組みと朝鮮」


 NARPIでは、東北アジア(日本・朝鮮半島・台湾・中国・モンゴル・東ロシア)の学生などが相互の国を訪問し、フィールドワーク・平和学習・紛争予防といった学びの取組みを市民レベルで続けています。先の東アジア各地からの報告を承け、市民連帯に向けた実践と課題について、語っていただきます。

・梶原渉 Wataru Kajihara(原水爆禁止日本協議会)
 「核兵器のない世界と東アジア非核化構想-反核平和運動の課題-

 原子爆禁止日本協議会は、長年、多くの被爆者と共に日本の反核運動を担ってきた団体の一つです。梶原さんには、各地各分野からの報告を承け、今後の日本の反核運動の進むべき道とその課題について、提起していただきます。

 

 

本集会はみなさんからの支援で開催されます

 

<本集会のあゆみ>
 原水爆禁止世界大会・科学者集会は、原水爆禁止世界大会の一環として開催されています。1987年から始まり32年目となります。その前身である科学者協議会(1958~1965年)、原水爆禁止科学者会議(1966~1986年)から数えると、51年目の開催と長い歴史を有しています。
 核兵器は、科学者の研究成果を基に作られました。そして広島・長崎をはじめ、世界各地でヒバクシャを生み出してきました。科学者は自己の研究成果に対して社会的責任を自覚し、その成果を平和的に利用するよう社会に働きかける、そんな意義をもって、これまで本集会は開催されてきました。また本集会は、ヒバクシャの被害の実相を明らかにする、科学者によるヒバクシャ援護としての位置づけも有してきました。現在は、幅広く核と平和について考える集会として、その精神は引き継がれています。

<みなさんの浄財で運営>
 本集会はこれまで、核兵器の廃絶を願う人々からの支援によって運営されてきました。しかし、かつて平和運動を力強く担ってきた世代が徐々に鬼籍に入りつつあります。
 こうした従来からの寄付に加えて、今回初めてクラウドファンディングを試みることとなりました。みなさんからの想いのこもった支援を、本集会に役立たせていただきます。また、首都圏にお住まいの方は、ぜひ明治大学までお越しになり、ご参加ください。 

 

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<支援金の使用用途>

以下をもってプロジェクトを完了とする 
1. 2018/07/29に、原水爆禁止2018年世界大会・科学者集会を開催する 
2. 2018/09/30までに、報告書を送付する

<内訳>
会場使用料,報告集作成,通信発送費,講師謝礼・講師交通費
宣伝費(サーキュラー印刷・世界大会出張・報告費含む)、

実行委員諸費用(交通費、人件費、振込手数料等),Readyforへの手数料・消費税

 

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<写真は昨年の集会の様子です>
 昨年は、高知で「核兵器禁止条約の締結と核被災者の救済を目指して」をテーマに開催しました。1954年にビキニ環礁で操業していた日本のマグロ漁船が被ばくしていた実態を、これまで国が隠していた「ビキニ被ばく国賠訴訟」など、今なお世界で続く核被害などについて討議しました。

 

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2000円以上の支援で報告集を贈呈いたします

 

 本シンポジウム後に、その内容をまとめた報告集を作成します。2000円以上支援していただいた方に、報告集を贈呈いたします。シンポジウムの約2ヶ月後に発送の予定です。

 


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