北朝鮮政府を訴える裁判支援プロジェクト終了と活動のご報告
「『もういちど、会いたい…』北朝鮮政府を訴える史上初の裁判へご支援を」にご支援くださったみなさま
ReadyForを通じたご支援をいただき、本当にどうもありがとうございました。私たちのプロジェクトは、139人もの方々に総額3,088,000円もの温かいご寄付をいただきました。私たち原告団は大変高齢で大変な日々が続いておりますが、とても励まされました。また、10月30日(月)午後2時には、東京高等裁判所の判決言い渡しが予定されており、裁判プロセスとしても節目を迎えることになります。勝訴を勝ち取るべく、弁護団と二人三脚でがんばっている毎日です。
こちらは今年7月7日、東京高等裁判所で行われた第2回目の口頭弁論期日の様子です。裁判所内では写真撮影が許されませんので絵をかいていただきました。
みなさまからいただいた支援金はREADYFORサービス・決済利用手数料を除き全額、本裁判の弁護団にお渡しさせていただきました。弁護団からは、この支援金を、本訴訟にかかる交通費や資料代、意見書や尋問等で協力いただいた専門家への謝礼、弁護士等への謝礼等として活用したこと、そして残金については、高裁判決の後をみすえた準備金として残し、10月30日の東京高裁判決の内容によって、勝訴判決に基づく強制執行のための調査等各種費用ないし上告審における主張立証のための費用と弁護士への謝礼に充てる予定であるとの連絡を受けております。
今から約60年前に「北朝鮮帰国事業」のもと、「北朝鮮では豊かな暮らしができる」という謳い文句に騙されて、日本から渡北した私たち原告は、そこで壮絶な差別や迫害を数十年間にわたって受け続け、その後命懸けで脱北しました。「帰国事業」により、北朝鮮に渡った在日コリアンと日本人は約93,000人に上り、北朝鮮に閉じ込められている「帰国者」とその子孫が今もたくさんいます。多くの私たちは今こそ、多くの皆さまに「北朝鮮帰国事業」により起きている悲劇を知っていただきたく思います。
本裁判の今後については、弁護団のブログやX(ツイッター)などをご覧いただき、引き続きのご注目とご支援をいただけましたら幸いです。