プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

2016年6月開校予定の「貧困家庭向けのフィリピンの学校」の建設に伴い、水道事情の悪い地域で水洗トイレを設置します。

 

はじめまして!長井正典(まさのり)と言います。
大阪阿倍野区で泰然寺(たいねんじ)という小さな寺の住職を勤めており、2016年6月にフィリピンで貧しい子どものために新しい学校を設立する予定です。

 

みなさん、住職がフィリピンで学校を設立することを不思議なご縁と感じられると思います。私も2年まではみなさんの多くと同じく、フィリピンにはまったく無縁の人間でした。まさか、自分が同国の貧困の惨状を訴え、ご協力をお願いすることになるとは夢にも思っていませんでした。私は2年前に現地でやり切れない貧困の現実を目の当たりにし、その悲惨さが脳裏に焼きついて離れず、自分の無力に苦しんだのです。

 

なんと公開後25日で、学校のトイレを設置するための目標の500,000円を達成しました。これも皆さまのお陰です。ありがとうございます。次なる目標「あと20万円集まれば追加で予定している2クラスに充分な図書を配置できます。」トイレは建設できるものの通常学校の教室に必要な図書が全く足りていません。もう少しの間、みなさんの力を貸してください。


(テラコヤのメンバーとレイテ島スーパー台風の被災者支援)

 


■被災したレイテよりもひどかったマニラの悪夢


そもそもフィリピンに訪れたのはレイテ島のスーパー台風のボランティア訪問でした。というのも1995年に阪神淡路大震災が起こった時に、山梨県で修行中の身だったため、大阪へ帰ることもできずに過ごした経験から、仲間と定期的な災害支援を行っていたのです。2013年11月、みなさんの記憶にも新しいと思いますが、レイテ島を襲ったスーパー台風は同地に甚大な被害をもたらしました。しかし、その行程で滞在したマニラの悲惨さは、もっと私の胸を突いたのです。

 

 

■想像をしのぐ貧困の現実、悪臭が街を覆う


みなさん、マニラというとゴミ山(スモーキーマウンテン)をあさる子どもの姿を思い浮かべる方も多いでしょう。私も知識としてその現実を知っていましたが、実際に目で見るとそれはまったく知らない現実でした。同地の一人当たりGDPは2,865ドル、日本は36.331ドルで、比較すると約12.6倍もの格差があります。しかも国内では貧富の格差が大きく、全人口の32.9%(2006 年)が想像を超えた貧困層に属しています。マニラは鼻をつまみたくなるツンとすえた悪臭に覆われ、川や近海は生活排水で見たこともないほど真っ黒、汚れた幼い子どもが物乞いに近寄ってきました。

 

 

(フィリピンマニラ市街スモーキーマウンテン近辺にて)

 

 

■貧しい人はさらに貧しくなるだけ、貧困は悪循環する


私が最もショックだったのはレストランで幼いわが子を売る人身売買の契約書にサインを交わしている両親の姿でした。痩せた両親はただ力なく契約書にサインしていました。そこで私は衝撃的な事実に気づいたのです。その契約書は家庭用洗濯機の取り扱い説明書でした。

 

二人は字が読めなかったので、人身売買業者は適当に文字をプリントしたペーパーを渡して、サインさせていたのです。二人が幼いわが子を手放す契約の内容を何と聞かされていたのか分かりません。事情を知らない日本人の私にでも想像できることはたったひとつ、二人はもう二度とわが子を取り戻すことはできないだろうということです。

 


■この連鎖を止めるのは教育しかない、日本の民間人にできる最大のこと


私はこの現実を見て、無力にうちひしがれました。
帰路に自然と目頭が熱くなりました。けれども、私の涙があの両親や子どもを助けるわけではありません。一体、何かできるのかと考えました。教育施設の建設を思いついたのは、子どもを売る両親が、文字が読めなかったという現実を直視したからです。貧しい人が貧しくなるだけの社会、貧困の連鎖を食い止めるには教育しかないだろうとも思えました。

 

 

■最も貧しい子ども達の未来に笑顔を贈りたい、学校をサンタリタ市に設立した理由


学校名は“テラコヤ”としました。40人の2クラスで先生を2人募集します。給食費や制服などはすべて支給し、奨学金を取得できる学力を身につけることで、国立小学校への編入を推進する仕組みです。その昔、寺子屋は日本で地域の子どもたちに勉強や道徳教育を授ける場所でした。また、地域の人々が協力して、地域社会を良くしていく場所でもありました。日本人だからこそできる教育機関で、子供たちの未来に笑顔を贈りたいと思いました。私は仲間に呼びかけ、また私自身のわずかな貯蓄を切り崩して活動をはじめました。

 

そして、なんとかサンタリタという街にテラコヤは建設されることになりました。実は一番悔しかったことは、救いたいと思ったマニラに学校を建てることができなかったことです。同地は韓国系マフィアの問題が複雑で、仮に設立しても頓挫することは目に見えていました。未来に向けた教育で、私一番大切だと感じるのは“継続”です。サンタリタ市はマニラから車で北に二時間ほど走った田舎の街ですが、こころざしに共鳴してくれた市長が、なんと市の国営小学校の中にある敷地を一部提供すると申し出てくれたのです。同地にも学校に行けないほど貧しく支援を待つ子供はたくさんいますが、何度もここでよかったのかと自分に問いました。結局、スタートさせることが大切で、いつか継続の中でマニラにも支援を広げていこうと心に誓ったのです。

(左から副代表 児玉、私、サンタリタ市長、現地代表ABRAHAM OCAMPO Jr《ニックネーム:ラリ》)


(サンタリタ国営小学校内:テラコヤ建築予定地)
 

(テラコヤ完成イメージ)

 

■テラコヤにどうしても下水道を整備したい

(2015年9月15日、テラコヤ事業のスタート「地鎮祭」を執り行う事が出来ました。)

建築はスタートし、2016年6月に開校を予定しています。
さて、私は建築にあたり、なんとしてもやりたいことが、下水道整備です。
水洗トイレを設置したいと言った時、資金集めに苦労していることを知る現地民は言いました「そこまでしてあげることはありません。貧しい子どもたちは学校に行けるだけで十分です」。

 

フィリピンの上水道普及率は53.2パーセント(2011-2012)下水道整備率は31.2パーセント(2011)です。その数字を見れば、一部中流家庭や、隣の国立小学校にはあっても、貧しい子供の通う学校には水洗トイレがなくてもガマンしなさいと考えるのはもっともです。食べるものにも困るフィリピンの貧しい人々には下水道はおろか“衛生”という価値観すらありません。私は足から膿が出て、そこが虫に食われて腐敗している子供を見たことがあります。彼は「そのうち治るよ」と笑顔で語っていました。手洗い、消毒、医者、薬などはまるで無縁なのです。

 

■衛生教育よりももっと大切な教育とは


最後に、もうひとつ私が、みなさんに問いかけたいことがあります。私達はどんな社会を実現したいかということです。「貧しいなら不自由なガマンの暮らし、お金があれば豊かで満たされた暮らし」は当たり前のことでしょうか。少なくともその格差社会はこれからフィリピンで私達が目指していく教育という場にふさわしくないと私は思います。まだはじまったばかりのこのテラコヤは悩み考えながら、立ち上げました。水洗トイレの設置は決して贅沢なお願いではありません。考えに賛同してくださる方はわずかでも結構です。
ご協力をよろしくお願いします。

 

(テラコヤメンバーなんとか頑張っています。何卒力添えをよろしくお願いいたします。)
 

◆◇◆◇◆◇引き換え券について◆◇◆◇◆◇

ご支援いただいた方には、以下の引き換え券をお贈りいたします。


ご支援いただいた全ての方に、感謝を込めてお礼のメールをお送りします。

開校式やテラコヤに通う子どもたちの写真も添付にて送らせて頂きます。)


・報告書をメールにて送らせて頂きます。

 

・サポーター名刺を発送します。
(テラコヤのロゴが入ったデザインです。)

 

フィリピンの特産品(バナナチップ等のお菓子ほか)
(内容は変更する場合もあります。)

 

・ステッカーセット(1枚)
(デザインは予告なしに変更する場合もあります。)

 

学校の壁面にお名前残します。
 

・責任者、長井が支援者様とお会いする場をセッティングいたします。

(団体の活動についてや現地フィリピンの様子をお話させていただきます。場所や日時については、支援者様と直接やりとりをして決めさせていただきます。)

 

・開校式(2016/6/6)にご招待
※現地までの渡航費等は自己負担となります。

 

◆◇◆◇◆◇こちらもご覧ください◆◇◆◇◆◇
NPO法人TeraKoya公式サイト:http://tainenji.net/terakoya/
NPO法人TeraKoyaFacebookページ:
https://www.facebook.com/terakoya.npo/

 


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