保護活動継続のため、多頭飼育崩壊から保護した猫達の回復にご支援を

保護活動継続のため、多頭飼育崩壊から保護した猫達の回復にご支援を

支援総額

4,927,000

目標金額 3,500,000円

支援者
373人
募集終了日
2022年12月12日

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※ストーリーには一部、動物がケガをしている画像などセンシティブな内容が含まれています。

 

【達成のお礼とネクストゴールの挑戦】
 

皆さまのおかげで350万円を達成しました。
ご支援いただいた皆さま、応援のメッセージをくださった皆さま、拡散にご協力いただいた皆さま、この場をお借りしてまずはお礼をさせてください。本当にありがとうございました!

毎日毎日レスキューに走りながら、皆さんの温かいメッセージに支えられました。


私個人のことですが、身内の急死と重なり、自分自身動きが取れず、改めて命に関わるこの活動がいつも緊急であることを実感しました。


人には出来ることと出来ないことがありますが、大きくできることも一つ、細やかな小さなことも同じ一つ。命を思う一つひとつの思いや行動が私達を動かし、今消えようとしている子達に手が届いていると思います。

今日も明日も、これからも続きます。信頼できる仲間と一緒に前をむいて頑張っていきたいと思います。


<ネクストゴールに向けて>

ネクストゴールの目標金額は850万円です。
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●具体的な資金使途

個別ルームの工事費に63万円×4ルーム=252万円
個別暖房器具の設置 20万円×4ルーム=80万円
感染対策のための個別空気清浄機 18万円×4台=72万円
寒さを防ぐためのサッシュ工事(ルームに面している窓) 100万円

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これまで沢山の多頭飼育崩壊の現場に入ってきましたが、今回の美唄多頭飼育崩壊の猫たちのように、長い間狭い場所にとじこめられ、後ろ足の脚力が弱り、2段ケージの上段に前足でよじ登る事しかできない状態になっている猫達は初めてでした。ゆっくり体力を回復させ、日常生活に支障がないようにするには、市販のケージではなく、リハビリが出来るルームを備えることが必要だと思いました。


出産を控えた妊婦猫は長期で子育てをするために同様のルームが必要です。
また、風邪や胃腸炎の猫達の移動場所を作ることで、他の猫達に病気を蔓延させることを防ぐことができます。


ニャン友が個別のケージで猫達を管理しているのには理由があります。食事の量の確認、ふらつきや問題行動がないかを1個体1個体確認するためです。給餌と室内の消毒が終わったあと、猫達は自由にラウンジ内で過ごします。

 


現在の4階の一次待機室は、暖房と照明はついているものの、その他は通常の市販ケージが置かれています。病気の子や妊婦の子、リハビリが必要な子が過ごすには個別のルームが必要です。飛沫感染や使用しているトイレの個別管理も大切です。


<殺処分ゼロから動物福祉100%の地域を目指して>

私達、ニャン友ねっとわーく北海道は、下記の動物たちの5つの自由を実現したシェルターを高い水準で管理し目指しています。
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動物の5つの自由(The Five Freedoms for Animal)
1.飢え・渇きからの自由(Freedom from Hunger and Thirst)
2.不快からの自由(Freedom from Discomfort)
3.痛み・負傷・病気からの自由(Freedom from Pain, Injury or Disease)
4.本来の行動がとれる自由(Freedom to behave normally)
5.恐怖・抑圧からの自由(Freedom from Fear and Distress)
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今回のクラウドファンディングが資金調達のみならず、北海道の現状を可能な限り多くの人に知っていただく機会となり、将来的に殺処分ゼロだけではなく、動物福祉100%をご賛同いただける皆様と動物福祉100%を目指す機会となれば嬉しく思います。どうか、私たちの活動にご賛同いただける皆様のお力添えをお願いいたします。

NPO法人ニャン友ねっとわーく北海道

代表 勝田珠美
スタッフ一同

 

はじめに

 

NPO法人ニャン友ねっとわーく北海道(略称:ニャン友)代表理事の勝田珠美です。

 

私たちは北海道を中心に、自治体から行政処分される犬猫の引き取りや新しい飼い主へ譲渡する保護活動、動物の愛護と福祉の啓発活動を行っています。 

 

冬の北海道では、マイナス20度になることも少なくありません。そのような中での保護活動は時間との戦いです。また、多頭飼育崩壊の現場も多く、一度に多くの猫たちが保護されることもあります。

 

前回挑戦したクラウドファンディングのプロジェクトでは、多くのみなさまに、目標を大きく上回るご支援をいただきました。おかげさまで、これまで以上に、助けを必要としている猫たちを救うことができました。

 

 

しかし、今年の4月から連続して3件の多頭飼育崩壊が起こりました。これまでもさまざまな現場に駆けつけてきましたが、過去にはないほど、過酷な状況に置かれている猫たちがいました。

 

まだまだたくさんの猫たちが助けを必要としているにもかかわらず、これまでに保護した猫の医療費に圧迫され、保護が追いついていない状況です。

 

小さな命を守るため、どうか皆さまのお力をお貸しください。

 

 

前回プロジェクトのお礼とご報告

 

昨年挑戦したクラウドファンディングのプロジェクトでは、767人の方から、目標金額を大きく上回る9,097,000円のご支援をいただきました。

 

皆さまからいただいたあたたかいご支援のおかげで、網走呼人、-16℃の納屋に取り残された猫たち18匹、小樽の倉庫内で繁殖していた17匹、積丹B漁港の猫たちを全部で60匹以上、又北見多の頭飼育崩から58匹の猫をレスキューすることができました。

 


 

 

部屋の中にいる猫たち自動的に生成された説明

人, 屋内, テーブル, 食品 が含まれている画像自動的に生成された説明

猫を抱いている女性中程度の精度で自動的に生成された説明

 

また、いただいた資金は、シェルターの改修費としても使用させていただきました。
3Fシェルター:窓工事(すべての窓を二重サッシ)ICUステーションの設置、酸素発生設備、照明工事、脱走防止工事、隔離室(防水工事、暖房工事)照明の設置、レールコンセントの設置、特設ケージの設置12か所、一時待機室の設置(賃料、他ケージ)に使わせていただきました。

 

この場を借りて、ご支援してくださったみなさまには、改めて感謝申し上げます。

 

 

しかし、昨年以上に多頭飼育崩壊が連続して起きて保護猫のレスキューは増えているのが現状です。
6か月で332匹、10月には新たに26匹の子猫が地方からレスキューされました。半年で350匹以上の保護に至っています。

 

 

 

小さな命を助けたい〜多頭飼育崩壊のレスキュー現場〜

 

4月から3件連続で多頭飼育崩壊が起きました。

 

 

1件目は、岩見沢(北村)にて75匹の多頭飼育。数件の離農した農家に残された猫たちは、家の中、プレハブ、2台のワゴン車の中にいました。車の中にいた25匹をレスキューし、残りの猫たちは飼い主様と飼育環境を整備し現在に至ります。(現在も継続中です)

 

窓, 猫, 座る, 写真 が含まれている画像自動的に生成された説明
プレハブの中には20匹以上の猫
建物, 座る, 籠, 車 が含まれている画像自動的に生成された説明
2台の車の中には10匹以上の猫がいました。まず緊急性の高い車の中の子を中心にレスキューしました。

 

 

2件目は、飼い主様が入院されたことで、18匹の猫が家に取り残されていました(札幌市内)。家の取り壊し5日前に飼い主の親族から連絡がきました。

 

屋内, テーブル, 散らかった, 座る が含まれている画像自動的に生成された説明
ごみ屋敷化した家の中から18匹の猫をレスキュー。乳飲み子もいました。

テーブル, 屋内, ボックス, 座る が含まれている画像自動的に生成された説明

 

3件目は、行政機関からのSOSで美唄市に向かいました。飼い主様が亡くなって2週間、ゴミの下に埋もれたケージの中にいた43匹の猫たちをレスキューしました。狭いケージ、キャリーの中に猫達は閉じ込められ、瀕死の状態でした。狭いキャリーの中から必死に逃げようとする猫、ゴミの下で動かなくなっていた猫もいます。

 

屋内, 覆い, テーブル, 座る が含まれている画像自動的に生成された説明
43匹の猫達はすべてゴミの下に隠れたケージの中に。
まずはご飯とお水をいれて、ごみを出すことからはじまりました。

屋内, 座る, ワイヤー, 犬 が含まれている画像自動的に生成された説明

保護した子達は皆長い間この狭いケージに閉じ込められていました。この子達は狭いケージやキャリーに長い間いたせいで、後ろ足の筋肉が落ち2段ケージにのぼることも初めはできませんでした。多頭飼育崩壊から来た猫たちは、状態が悪くかなり痩せています。体力の回復を待ってから基礎医療(避妊去勢、ワクチン、駆虫他)を行いました。

 

※ブログにて当時の様子を綴っています。

https://nyantomo55.blog.fc2.com/blog-entry-2307.htm

※現場写真は、依頼主より掲載許可を得ています。

 

長い間、過酷な条件の中で耐えてきた猫たちは、体調が不安定です。


 シェルターでは、初めに一次待機室の美唄多頭の猫が体調を崩すと、シェルター内の他の50匹の子達も体調を崩しました。預かりボランティアさんのところでも体調を崩す猫が多く9月中旬には1日に17匹の通院が1週間続きました。

 

吐いている子には注射。ご飯を食べられない子は点滴に通っています。保護時の状態が悪く、症状がひどい子は朝から夕方まで点滴をしています。


このような中でも、全道からの子猫の保護依頼の電話は毎日鳴りやみません。

 

ある猫は、北海道の漁港で大きな釣り針が口に刺さり、目から針の先が出ていました。動物病院に緊急搬送し摘出の手術をしていただき一命を取り留めました。
 

 

苫小牧から保護した子猫3匹、札幌市東区TNR活動(※)の現場から保護された4匹はヘルペス、クラミジアの混合感染で治療中です。眼球の破裂は免れました。

※TNR活動:T(トラップ=捕獲)・N(ニューター=避妊去勢手術)・R(リターン=捕獲場所へ戻す)の略。

  

 

洞爺湖町からは段ボールにいれて捨てられていた4匹の子猫たちも瀕死の状態でした。

この日北海道は台風の影響で雨風が酷く警報が出ていました。保護された子猫は顔を持ち上げることができないほど衰弱していました。

 

ベッドで寝ている猫たち低い精度で自動的に生成された説明

 

山の中の工事現場で保護された乳飲み子7匹。

 

屋内, 猫, 座る, 横たわる が含まれている画像自動的に生成された説明

 

シェルターの猫たちを病院に連れていきながら、状態の悪い子猫たちの治療と強制給仕がつづきました。
 

譲渡会も毎月週末に開催し、8月には30匹以上子猫を譲渡しました。しかし、10月の半ばには、当会全体で60匹以上の子猫がいる状況です。

 

先日も岩見沢でゴミ箱に捨てられていた600gの子猫を迎えにいきました。喜茂別町からは感染症と栄養状態の悪い子猫が室蘭支部のメンバーによってレスキューされました。
 

ベッドの上に座っている猫自動的に生成された説明

 

地方では外猫が餌をもらっている家の周りで子猫を生みます。生まれた子猫たちの助かる確率はとても少ないのが現状です。ここの現場も半数近くの子猫が亡くなっていました。札幌から4時間の場所にある現場です。
 

北海道には、もう冬が近づいており、地方では6℃を下回るところもあります。札幌には保護団体や個人の保護をしている方がたくさんいらっしゃいますが、地方では助けられる受け皿が少ないことも重なり、北海道全域からレスキューを行う当会が最後の砦となっています。


当会も預かりボランティアさん、メンバー、各支部のメンバーと協力をし、シェルター、一次待機室をフル活用し、万全な感染対策を行いながらケアを続けています。

 

ですが、医療費が追いつきません。

 

小さな命を守るため、どうか皆さまのお力をお貸しください。

 

 

みなさまからいただいた資金の使い道

 

いつもは、隔離を行いながら猫たちの健康を保ち、時間をかけてでも丁寧にケアを続け、新しい家族に命を繋ぎながら、冬のレスキューに供える時期です。

 

しかし、今年の異常気象の影響で、北海道では夏から秋にかけて気温の高い日が続き、現場ではたくさんの命が生まれています。そして、10月に入り急激に温度が下がるため、たくさんの子猫が犠牲になっています。


全道からレスキューの依頼が来ており、緊急性の高い子から保護を続けていますが、保護した子猫たちの医療費が追い付きません。また、さまざまな感染症から個体を守るためには、整った設備が必要です。

 

みなさまからのご支援は、この小さな命を守り、新しい家族に繋ぐ命のリレーに使わせていただきたいと思っています。

 

みなさまからいただいた資金は、以下のように使用する予定です。

 

資金の使い道

 

 

※1 必要な医療費の詳細

  難治性口内炎、歯肉炎の抜歯、再生不良貧血の治療、混合感染症の治療、
  子猫の風邪の回復治療、基礎治療、多頭待機の猫達の医療費

  (2021年度の医療費は、1900万を超えています)

 

※2 設備費用
  次亜塩素空気清浄機、オゾン発生器フィルター交換代金、備品

 

 

これは動物たちの問題なのでしょうか

 

美唄多の頭飼育崩壊の現場で、ゴミに埋もれたケージの中にいる猫をレスキューするため、私たちは数トンのゴミを捨てなければなりませんでした。
 

※現場映像は、依頼主より掲載許可を得ています。

 

これは、動物たちの問題なのでしょうか。


猫たちは、数年もの間、この狭いケージやキャリーの中で過ごしていました。保護時には歩くこともできないくらい筋肉が衰え、大きなケージに移しても2段目に上がることさえできませんでした。


大きな水入れに何度お水を入れても空になるほど、猫たちはお水を飲み続けました。

 

小さなキャリーの中で子猫を生んだ母猫。水も食べ物もトイレもない中、2週間もの間、生まれた子にお乳をあげていました。
 

フェンスの中にいる動物自動的に生成された説明

ベッドで寝ている猫自動的に生成された説明

 

これまでにたくさんの多頭飼育崩壊の現場を訪れていますが、今回のように、狭いケージに何匹も入れられ、何年も背中をまるめて体を伸ばすことができずにいた猫たちは初めてでした。

 

籠の中にいる羊と犬低い精度で自動的に生成された説明

籠の中にいる猫中程度の精度で自動的に生成された説明


思いっきり平らなお部屋で走らせてあげたかったのですが、当会にはそのようなリハビリをする場所はありません。一次待機室には冷暖房はありますが、基本ケージ管理になります。2~3段ケージではありますが、思いっきり体を伸ばせるほどの大きさではありません。今回のことで改めて、リハビリルームが必要であると実感しました。また、母猫が安全に子育てできる育児室も必要だと感じました。


そして、強く思うことは、このような状態になる前に、どこかに相談できるところや見守っていくことのできる機関がなかったのかということです。

 

 

飼い主様とペットにとって、何が必要かを考えます

 

多頭飼育崩壊は繁殖制限をせずに増えてしまい、適正飼育ができず崩壊します。


当会には地域の包括支援センターや福祉課から、飼い主様が病院へ入院してしまう、施設に入ってしまうから猫を引き取ってほしいと連絡が入ります。保護が必要な期間まで、あと1週間しかない場合やすでに入院して猫が取り残されている場合など、さまざまな状況での相談が多数あります。
 
高齢な猫、若い猫、多頭飼育、すでに保健所に持ち込まれた老猫の相談もあります。
 
ほとんどの子の名前はわからず、病歴も、かかりつけの病院もわからないまま連れてこられます。私は思うのです。もう少し早くわかっていたら、せめてこの子たちが呼ばれていた名前で呼んであげることができたのにと。

 


現在の日本はペット大国と言われ、ペットを飼っている人は総人口の4割となりました。これは18歳以下の子どもの数よりも多いことがわかっています(※)。飼い主様と伴侶動物であるペットが、少しでも長く一緒に暮らすことができるように、どのようなサポートができるか考えていきたいと思います。

※参照:一般社団法人ペットフード協会
 
私たちニャン友ねっとわーく北海道は、終生施設を大きくするのではなく、動物福祉の観点から、飼い主様が元気なうちから飼い主様と飼い猫の情報を知り、一緒に考えていけるシステムを構築することこそ、不幸な動物たちを減らす第一歩だと考えています。

 

みなさまのあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ニャン友ねっとわーく北海道

 

私たちは北海道を中心に、自治体から行政処分される犬猫の引き取りや、新しい飼い主へ譲渡する保護活動や動物の愛護と福祉の啓発活動を行っています。

 

また、地域活動として不妊去勢(TNR活動)を行い、野良猫の繁殖を抑えつつ、譲渡に繋げていっております。2016年にNPO法人として認可され現在まで3000頭以上の猫を保護し譲渡につなげる活動を続けています。

 

・2012年~2015年(任意団体時)の保護頭数1328匹

・2016年11月~2022年9月までに保護した頭数3099匹、譲渡頭数2548頭
 

詳しい活動内容については、こちらをご覧ください。

 

 

勝田珠美|NPO法人ニャン友ねっとわーく北海道 代表

 

北海道のレスキューは、冬の寒さと、移動時間との闘いです。地方になるほど保護の受け皿がなく命を落とす猫たちも多いため、電話を切ってから直ぐに出発します。子猫の保護依頼があった場所は、必ず次の繁殖期までにTNRを行います。1年間のTNRの頭数は300匹を超えています。多頭飼育崩壊が起きた現場では、行政機関の福祉課と連携し再発防止の対策を一緒に考えていきます。また地方で保護をした個人の方たちのために、獣医師を派遣し、不妊去勢手術の場を開きます。離島や地方には動物病院もないことが多く何とかしたくてもできない現状があるからです。これは動物の問題ではなく人の問題だからです。捨てるのも人、命を繋げるのも人です。昨年は160匹を保護したオホーツク地区の北見に北見犬猫協議会を発足し行政、獣医師会、市民ボランティアさんが参加し、活動中です。また、日高、伊達、旭川、留萌、稚内に支部を置き、活動を続けています。ボランティアメンバーの数は200人を超えています。1人ではできないこともネットワークを活用して動物を助けていくのが私たちニャン友ネットワーク北海道の特徴です。2018年に発生した胆振東部地震では北海道、北海道獣医師会と連携し、現地に90日間入り取り残された60匹以上の動物たちをレスキューしました。これにより今年伊達市と防災協定を結びました動物関連のNPOでは日本初(※当団体調べ)になります。1次待機室は緊急時しかつかわれませんが、この場所の維持も必要不可欠と感じています。
今後も保護団体を大きくするのではなく、地方にネットワークを構築し、何か起きた時に連携をとれるようなシステムを作っていきたいと思います。

 

 

応援メッセージのご紹介

 

高橋 徹さま|公益社団法人北海道獣医師会 会長

 

私がニャン友さんの代表とお会いしたのは、平成26年「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会でした。鳥獣保護区で猫が海鳥を捕食することから当初は殺処分の検討もなされていました。しかし、協議会は海鳥の楽園である天売島の生態系を維持するため、殺処分することなく飼主のいない猫をなくし、人と海鳥と猫の共生を目指すことを目的とし発足されました。また、飼い主のいる猫は不妊去勢手術を行うことで繁殖制限をし、飼い主のいない猫は島外で新しい家族を探すこととなりました。ニャン友さんの役割はこの猫達の搬送と医療行為を終えた猫達の順化、譲渡を行うことでした。当初は人と暮したことのない野良猫が、人に懐くのかと心配しましたが、見事に皆順化し新しい家族のもとに出発していく姿を見て、ニャン友さんの普段の地道な活動が猫達の新しい生きる道しるべになっていると実感しました。

2018年胆振東部地震では、地震発生直後に代表が獣医師会に来て、「先生、動物たちのところに急ぎましょう」と言ったのを覚えています。すでに獣医師会では出発の準備をしていましたが、ニャン友さんの車両にはすぐに被災動物たちが使うことのできる、フードや支援物資がワゴン車いっぱいにつまれていました。私たち獣医師が当時、動物たちの治療に専念できたのも、北海道庁対策室に入る情報を受け、現地でレスキューをし臨時の診療所にニャン友さんが搬送してくれたおかげでした。その他、迷子の捜索、仮設住宅が出来るまでの被災動物の受け入れ、現地で頑張っている早川さん(当時:ペットホテルHAYAさん)をサポートし、毎日札幌から厚真町まで車を走らせていました。代表の動物に対しての思いはとても熱く、会のボランティアさん達もとても動きが早く、思いは皆1つ、助けられる命があるのであるならば、助けたいと思っているのだと実感しました。
このプロジェクトが成功することを心から望み、1人の獣医師として応援しています。

 

大門みゆきさま|一般社団法人meico Mobile VET Office理事/獣医師

 

NPO法人ニャン友ねっとわーく北海道さんとは、当院が2017年6月に北海道初のスペイクリニックとして開業して以来、道内各地のTNR案件や多頭飼育案件の不妊去勢手術に微力ながらご協力させて頂いています。

ニャン友さんのすごいところは、野良猫が増えている地域や多頭の現場があった際に、住民や行政と真剣に話し合い、どうしたら解決できるのか一緒に考えながら、寄り添いながら活動しているところです。

北海道は広いため、地方には動物病院の少ない獣医療過疎地がいたるところにあります。猫に不妊去勢手術をしたくても気軽にできない環境があり、それが過剰繁殖問題に繋がっています。
ニャン友さんは初山別村や北見市などで、行政と協力しながら住民たちが自らの力で過剰繁殖問題に取り組めるような仕組みを作ってきました。そして野良猫問題に取り組もうとする行政は、年々増え続けています。

しかし、地方のTNRや多頭の現場では、手術ができないほどに衰弱している猫や仔猫、飼育困難などで引き取りが必要な猫がいるケースも多く、地元で保護する余力がないことも少なくありません。そんな猫たちの受け皿になっているのもニャン友さんのようなボランティアで、保護した猫のケアに必要な支援は不可欠です。

住民目線で行政と連携しながら猫問題に全力で取り組み、猫目線でどんな命も全力で助けるニャン友さんへの応援をどうぞよろしくお願いいたします!

 

早川律子さま|AnimaltotalcareHAYA

 

私は平成30年9月6日の胆振東部地震で被災しました。その時に被災した動物を無料で預かりケアをしました。
発災から3日後にニャン友ねっとわーく北海道さんが訪ねて来てくれました。その時は、10匹ほどの犬猫が居ましたので、正直途方に暮れていた時でした。
ニャン友ねっとわーく北海道の代表は、「大丈夫!この店を潰させない‼️」と言って下さいました。そして、直ぐに行動してくれたのです。水道は断水していたので、汚れた物を洗う事ができず、困っていたら毎日毎日汚れた敷物を持ち帰り、次の日には良い香りのフカフカな敷物になって戻ってきました。被災動物のために、掃除や餌やり、皿洗い、ケージ、フードなどさまざまな支援をしてくださいました。被災動物のみならず、一番救われたのは私自身です。被災者の立場になって寄り添い、何が必要かを的確に判断しすぐに行動してくれました。どんな事があっても信頼できるにゃん友ねっとわーく北海道をHAYAは応援しています!

 

溝上奈緒子さま|NPO法人ねこけん 代表

 

 

ニャン友さんとは、ワイドスクランブルという番組で、ニャン友さんが入った多頭飼育崩壊レスキューのニュースのコメンテーターをやらせて頂いてからのご縁です。丁寧にお礼のメールを頂き、そこから連絡を取り合うようになりました。今では同じ目標を目指す仲間として、お互いに協力しあう間柄です。ニャン友さんも多くの多頭飼育崩壊からのレスキューを手掛けておりますが、崩壊現場の猫達は状態が悪い子が多く、時間、人手、そして多額の医療費がかかります。大変なことを承知で崩壊レスキューに向かうニャン友さんに、多くの方々のお力をお貸し頂き、追い風になるように、是非ご支援ご賛同をお願い致します。

 

苅谷克俊さま|里親様

 

 

家猫、野良猫、元気な猫、病気を持ってる猫、猫は様々な猫生を歩んでいます。すぐ保護が必要な猫がいる時、ニャン友ねっとわーくの代表やスタッフさんが現場に駆けつけて保護をして下さっています。しかし、保護をしたらそれで終わりではなく、健康状態を把握して、人馴れ訓練をして、里親さんに繋げる地道な活動をしています。我が家の3ニャンもニャン友ねっとわーくさんが保護して下さっていま幸せに暮しています。 そのようなニャン友ねっとわーくさんの活動を応援しています。不幸な猫が一匹でも減りますように、保護活動に理解を示す方が増えることを願って止みません。ニャン友ねっとわーくさん、頑張って下さい!

 

輪島志保さま|里親さま

 

2019年秋、ニャン友の保護猫、とらぞうとみなみが、私の家族になりました。

 

とらぞうは、伊達市の野良猫出身で、人間が仕掛けたとらばさみに足を挟まれ、瀕死の状態だったところを勝田代表に保護されました。幸い命は取り留めましたが、右前足を失い、心に深い傷を負いました。とらぞうの固く閉じた心を開かせてくれたのは、ニャン友ラウンジでお世話をしてくれたメンバーやボランティアの皆さんの手厚いケアと深い愛情でした。

 

みなみは、小樽港の一角で無責任な餌やりによって野良猫が大量繁殖した中で生まれました。ニャン友に保護されたときは痩せてガリガリ、ひどい猫風邪のため目は腫れ上がり、鼻水と涙でぐしゃぐしゃでした。保護主さんが時間をかけて手厚くケアしてくれたお陰で、初めて会った時のみなみは、本来の愛らしいサビ猫に戻っていました。

 

ニャン友には看板猫がいます。シャムミックスのすばる(4歳)です。すばるは子猫の時に母猫とはぐれ、北海道胆振東部地震の揺れに驚いて車のエンジンルームに潜り込んだ際に足が挟まって動けなくなり、両方の後ろ足を失いました。生死の境をさまよいながらも、すばるは生きるために闘っていました。勝田代表とニャン友メンバーは、すばるの生きる力を信じて治療し、渾身のケアを続けました。今、凛々しく成長したすばるの姿は「生きる力」そのものです。

 

保護猫に多額の医療費をかけて治療をすることには賛否両論あるでしょう。でも、ニャン友は「救える命をあきらめない」。すばるのように、その子が生きようとする限り、その力を信じて支え続けます。必要な費用は、譲渡会等でバザーを繰り返し行い、支援金を募り、メンバーや里親たち、ニャン友の活動に賛同してくださった方々のお力添えで工面できました。まだ、治療中の子もいますが、治療を終えた子達は、新しい家族の元で愛情に包まれながら幸せな家猫生活を送っています。

 

多頭飼育崩壊、虐待、遺棄。小さな命を傷つけるのは、いつも人間です。
 

でも、傷ついた命を救い、保護し、必要な治療と愛情を込めたケアをし、その子本来の姿と心を取り戻させて新しい家族へと繋ぐ。それができるのもまた、人間だけなのです。


ニャン友のメンバーは、勝田代表も含めごく普通の社会人です。裕福でも、自由に使える時間があり余っているわけでもない。仕事を持ち、家庭や社会での役割を持ち、日々時間に追われながら忙しく過ごしています。それでも、異臭を放つゴミ屋敷から多くの傷ついた猫達をレスキューしたり、炎天下の中で地方のTNRと保護に力を尽くしたり、保護が必要なのになかなか捕まらない子を昼夜問わず気にかけ、捕獲出来たら獣医に駆け込み、初期医療をし、手厚くケアする…そんな活動を、切れ目なく続けています。

 

 


ご留意事項
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
勝田珠美(NPO法人ニャン友ねっとわーく北海道 )
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

医療費、シェルターの整備と追加の医療費

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プロフィール

NPO法人ニャン友ねっとわーく・北海道は札幌市・小樽(本部)留萌支部、小樽支部、室蘭支部、旭川支部、上川支部、日高支部に拠点に、 猫の殺処分ゼロを目指し、 行政(保健所・動物愛護センター)などから猫を引取り、飼育希望の方に譲渡する活動並びに地域猫活動、 多頭飼育崩壊の場から猫の保護をおこなっている個人ボランティアの集まりです。

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リターン

3,000+システム利用料


細雪コース

細雪コース

・お礼のメール
・活動報告レポート

※リターンに費用がかからない分、ご支援のほとんどを本プロジェクト費用に充てさせていただきます。

支援者
171人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

10,000+システム利用料


alt

1万円|応援コース

・お礼のメール
・活動報告レポート

※リターンに費用がかからない分、ご支援のほとんどを本プロジェクト費用に充てさせていただきます。

支援者
144人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

10,000+システム利用料


粉雪コース

粉雪コース

・お礼のメール
・活動報告レポート
・ポストカードデザイン
※2023年1月までにPDFにて送付いたします

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

30,000+システム利用料


alt

3万円|応援コース

・お礼のメール
・活動報告レポート

※リターンに費用がかからない分、ご支援のほとんどを本プロジェクト費用に充てさせていただきます。

支援者
26人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

30,000+システム利用料


粒雪コース

粒雪コース

・お礼のメール
・活動報告レポート
・ポストカードデザイン(PDFにて送付)
・カレンダー
※2023年1月中に送付予定です

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

50,000+システム利用料


alt

5万円|応援コース

・お礼のメール
・活動報告レポート

※リターンに費用がかからない分、ご支援のほとんどを本プロジェクト費用に充てさせていただきます。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

50,000+システム利用料


牡丹雪コース

牡丹雪コース

・お礼のメール
・活動報告レポート
・ポストカードデザイン(PDFにて送付)
・カレンダー ※2023年1月中に送付予定です
・公式HPにお名前を掲載 ※希望者のみ

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

100,000+システム利用料


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10万円|応援コース

・お礼のメール
・活動報告レポート

※リターンに費用がかからない分、ご支援のほとんどを本プロジェクト費用に充てさせていただきます。

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

100,000+システム利用料


綿雪コース

綿雪コース

・お礼のメール
・活動報告レポート
・ポストカードデザイン(PDFにて送付)
・カレンダー※2023年1月中に送付予定です
・シェルター内サンクスボードにお名前を掲出 ※希望者のみ / 小サイズ
・公式HPにお名前を掲載 ※希望者のみ

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

300,000+システム利用料


霰雪コース

霰雪コース

・お礼のメール
・活動報告レポート
・シェルター内サンクスボードにお名前を掲出 ※希望者のみ / 中サイズ
・公式HPにお名前を掲載 ※希望者のみ

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

500,000+システム利用料


吹雪コース

吹雪コース

・お礼のメール
・活動報告レポート
・シェルター内サンクスボードにお名前を掲出 ※希望者のみ / 大サイズ
・公式HPにお名前を掲載 ※希望者のみ

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

プロフィール

NPO法人ニャン友ねっとわーく・北海道は札幌市・小樽(本部)留萌支部、小樽支部、室蘭支部、旭川支部、上川支部、日高支部に拠点に、 猫の殺処分ゼロを目指し、 行政(保健所・動物愛護センター)などから猫を引取り、飼育希望の方に譲渡する活動並びに地域猫活動、 多頭飼育崩壊の場から猫の保護をおこなっている個人ボランティアの集まりです。

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