おぎアマチュア音楽祭を開催し、地域に元気を届けたい

 

 

 

小城商工会議所青年部は次世代のリーダーを目指すメンバーが地域を盛り上げるために活動しています。おぎアマチュア音楽祭実行委員会は「小城商工会議所青年部」の中で作った青年部会員の集まりの総称です。今年は地元工務店に勤務している30代の若手がリーダーとなってイベントを盛り上げていきます。

 

 

おぎアマチュア音楽祭は、小城商工会議所青年部の「音楽を街のみんなで楽しもう！」という一心で始まった30年以上続く音楽祭です。

 

アマチュアバンドや、小城の町が生んだ小城太鼓、ジャズやポップスなど老若男女問わず、たくさんの人が県内外から参加して一夜を過ごす小城の夏の風物詩です。

 

初めは、数人の有志がバンドを集めて地域の方々へ、音楽を通じて楽しんでもらおうと小さな場所を借りて数十人の地域の方が参加するといったイベントでした。

 

今では小さな野外フェスさながら、会場である小城公園グランドいっぱいに地域の方が数千人と来ていただけるイベントになりました。家族みんなで来て楽しんだり、近所のおじいちゃん、おばあちゃんが気軽に少しだけ孫と一緒に聞きにいこうかとか、そんな誰でも老若男女問わずに楽しんでもらえる音楽祭です。

 

 

 

 

2020年2月から流行の始まった新型コロナウイルス感染症。私たち商工会議所のメンバーも本業である商売が大打撃を受けて、意気消沈する仲間、またそれどころではない仲間も多くいました。また地域の皆さんにも安心して参加していただけるような状況ではなく、開催の中止を決めました。

 

2021年。徐々に新型コロナの流行が収まりつつあるなか、約半世紀ぶりの開催決定した東京オリンピックの後押しもあって、おぎアマチュア音楽祭も開催が出来るのではないか？とメンバーたちもテンションを上げて、準備を開始しました。

 

 

今年こそは、地域の方たちへ音楽を届けて笑顔で楽しんでもらいたい・・・。

 

しかし、東京オリンピック開催と時を同じくして新型コロナの流行により、無観客での開催や、各地の相次ぐイベントの中止決定を受けて、すべての準備を止め、協力や支援をしていただいた方へ申し訳ない気持ちと悔しい思いを胸に、中止の決定をしました。

 

※画像はイメージです。

 

中止が決まった際、地域の皆さんから一様に「仕方ないよ」。と慰めの言葉をかけていただきました。しかし地域の方や出演予定の方たちから感じたのは、小城の風物詩がなくて寂しいな、という物悲しさでした。

子供のころに、はしゃぎ回って遊んだ思い出。

青春時代に憧れた音楽や仲間と笑って過ごした中学生、高校生の頃のエピソード。

親子や孫と行った音楽祭の思い出話。

これらを口にされる地域の方がたくさんいらっしゃいました。

 

観客の皆さんが楽しんでいる姿を、もう一度見たいな。

そんな思い出などを口にされる出演者の方もいらっしゃいました。

 

地域に根付き始めたおぎアマチュア音楽祭。私たちが開催することで、少しでも笑顔になれる場所を作りたい。こんな状況だからこそ、できることを精一杯して、楽しんで思い出を一つでも残せるようなイベントにしたい。

 

 

私たち商工会議所青年部のメンバーは、「新型コロナだから」を理由に開催するか、しないか？ではなく「どうしたら、新型コロナの対策をして地域の皆さんに楽しんでもらえるか？」を常に考えています。

 

私たちが一歩前進をしなければ、地域の皆さんも一歩前進しにくい状況です。コロナ対策を行いながら手探りではありますが、絶対に開催するという気持ちで今回の音楽祭を進めています。

 

 

 

 

出演予定者（団体）

 

▲小城太鼓様（写真は前回の音楽祭での演奏風景）

 

皆様からいただいたご支援は、音楽祭の設営費用に充てさせていただきます。もし、現在の目標金額より多くご支援いただくことができましたら、レーザーショー及び花火の打ち上げ費用にも充てたいと考えています。

 

「おぎアマチュア音楽祭」は小城町民に愛される夏祭りとして2019年に30周年を迎えることができました。最近では小城市内外の方にも楽しんでもらえるお祭りとして佐賀でも有名な夏のイベントの一つでもあります。

 

今までの音楽祭は主に小城町で活動されている企業様を中心にご支援を頂いておりましたが、このプロジェクトを通して、小城町に限らずこの音楽祭を愛して支えてくださる皆様で音楽祭を盛り上げ、多くの方に元気になっていただきたいと考えています。

 

 

 

　2019年を最後に新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いていた「おぎアマチュア音楽祭」を３年ぶりに開催でき、とても嬉しく思っています。

 

新型コロナが流行ってからは、町から元気が減ってしまったように感じており、青年部活動を通してなんとか盛り上げていきたいという思いで、今開催に向けて進んでおります。

 

私としても青年部としても、先輩方から続いてきた祭りを次世代にしっかりと受け継ぎたいと思っています。

 

今回は新型コロナウイルス感染対策をして、これまで通りの音楽祭、ビアガーデンはもちろん子ども向けのイベントも企画しています。ぜひご家族ご友人を連れてお越しください！

 

▲おぎアマチュア音楽祭実行委員長　中島拓也

 

※本文内に使用されているお写真について、全て掲載の承諾をいただけております。