瀬戸内海の小さな島”男木島”の図書館を本でいっぱいにしたい！

男木図書館完成予想図です。（上の図をクリックすると大きく見れます）

皆さまこんばんは。福井順子です。
今回は、図書館のリノベーション設計担当の建築家の五十嵐信夫さんが完成予想図を描いてくださりました。

ここまで図書館予定地ではたくさんの島民やボランティアの方達の力を借りて、図書館予定地の大掃除を進めてまいりました。

まずは初期状態がどんな感じだったかというと…

家の場所まで辿り着くのがやっと…

少し草刈りをした後。まだまだ緑に埋もれています。

それが今は

まだまだ作業途中ですが、草はなくなり、風を通し、修繕を進めています。

1階は床を抜き、本の重さに耐えられるようにします。

2階へ続く階段。

2階は梁がとても立派で、西側の窓からは海が見えます。風も通る特別な場所です。ここに本を持ってあがって読めたらとても素敵だなと思っています。

今回設計は五十嵐信夫さん。
現在は台湾に在住されており、主に公共建築、公園などの設計に携わっていらっしゃいます。青森県むつ市大畑町中央保育所(日本建築学会作品賞・東北支部)や阿里山沼平駅(台湾公共建築金質賞)などの設計をされています。
男木島図書館の主旨に賛同してくださって、全てボランティアで関わってくださっています。

この古民家は、「男木島らしさ」が詰まった家です。男木島で切り出された木で作られた立派な梁。陽当たりが良く風が通る縁側。海が見える窓。島を見守ってくれている豊玉姫神社の鳥居も裏庭から見えます。

セルフリノベーションで行っているので、工事自体は第一期、第二期、第三期というように少しずつ進化していく形になると思っています。

島外の方からしたら、来る度にどこか変わっていく図書館というのも面白いかもと。

また島内の事案として、今は移住希望者の方も増えてきているのですが、空家をどのように活かしていくかという問題を抱えています。

今回のリノベーションは、かかった予算等も最終公開したいと思っており、こういった事例が島の未来へ繋がるのではないかと考えています。

五十嵐さんはとにかくイメージ画をたくさん描いてくださっていて、途中経過になるのですが俯瞰イメージ。

「縁側を残したい」と言った時に描いてくださった絵。中と外を柔らかく繋ぐ場所。「縁側残しが良い、と聞いた時に思い浮かんだ風景。内と外、中の人と外の人、光と影を優しく混ぜ混ぜにしてくれる空間を」とのこと。

この古民家を「図書館にする」と意識する前に撮っていた写真がありました。

実はこの姿も好きだったりします。緑に飲み込まれる家。男木島らしさや良さを残しながら、どんな図書館が作れるか。

内装など協力してくださる方も募集中です！

■公式サイト
http://ogijima-library.or.jp/

■Facebookページ
https://www.facebook.com/OgijimaLibrary

■Twitter
https://twitter.com/OgijimaLibrary

そして、まずはこのクラウドファンディングを成立させたいと思っています。
開始1週間でご支援が50％を越えた事深く感謝しています。そして同時にますますここまでのご支援を無駄にしないためにも、プロジェクトを成立させたいとも。

これからも引き続きあたたかい応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。