沖縄文化を未来へつなぐ、ワールド三線フェスティバル開催へご支援を

支援総額

7,275,000

目標金額 7,000,000円

支援者
331人
募集終了日
2022年9月30日

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プロジェクト本文

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目標金額達成の御礼と引き続きのご支援のお願い

 

ワールド三線フェスティバルを応援くださり、誠にありがとうございます。
最終日の9月30日午後2時に、おかげさまで第一目標金額の700万円を達成いたしました。公開当初からしばらくは苦戦する日々が続き、挫けそうになる瞬間も多々ありましたが、その度に皆さまからのあたたかく力強い応援のメッセージが心の支えとなり、無事にここまでたどり着くができました。改めまして、深く感謝申し上げます。

 

これまでの活動の中では、なかなか三線業界の厳しい現状についての認識を広めることができず、もどかしい思いをしてきました。しかし今回のクラウドファンディングを通じて、多くの方々が私たちに共感を寄せてくださり、三線と沖縄文化を愛する方々が世界中にいることを再確認することができました。

 

これからも三線文化を守り、未来へつないでいくために、まずは今年11月のワールド三線フェスティバルをしっかりと成功させたいと思います。その後、子どもたちの育成にも力を入れてまいります。第一目標金額は、その足掛かりをつくるために必要な最低限の資金です。700万円を超えていただくご支援金で、次回フェスティバルまでのブリッジイベントを開催するなど、今後の活動をより充実させることができます。

 

本日9月30日23時まで、どうか引き続き変わらぬご支援と応援をお願いいたします。

 

2022年9月30日 追記
ワールド三線フェスティバル実行委員会

 

 

沖縄といえば、美しい海に陽気な音楽、三線の音色・・・

そんな沖縄を代表する三線の文化が今、

継承の危機を迎えていることをご存知でしょうか。

 

県内の愛好者の減少や海外生産品の流通などにより、

職人は後継者を育てられず、演奏家の活動の機会も激減しています。

 

私たちはそんな「三線の危機」を救うために、

沖縄県三線文化振興協議会を立ち上げ、

「ワールド三線フェスティバル」の開催に向けて動き出しました。

 

この現状と知られざる三線文化のすばらしさを発信することで、

若年層の育成、市場の活性化、継続した三線文化の振興を目指します。

 

沖縄の三線文化を未来へつなぐために、

皆さまからのあたたかいご支援をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


は じ め に

 

はじめまして。ワールド三線フェスティバル実行委員会です。私たちは、沖縄県三線文化振興協議会設立準備委員会という団体で構成されています。

 

沖縄県三線文化協議会設立準備委員会は、沖縄県内で三線文化の継承と振興に取り組む団体として、行政区分を横断して活動しています。社会や経済界に広く協力を呼びかけ、沖縄県における三線文化の文化的価値、経済的価値の向上、地域資源、観光資源としての活用を推進し、三線文化の振興を目的とする団体です。 

 

情報発信事業の「ワールド三線フェスティバル」の創出のほか、文化の担い手である子供や若者の育成、文化財三線の研究や製作技術の保存などを目指します。

 

沖縄県三線文化協議会設立準備委員会のメンバー

 

沖縄県内の三線業界では、愛好者が減り、県外に市場(三線教室・三線販売店・三線イベント・沖縄フェア)が移っていることから、県内で三線音楽の継承活動を行う実演家は専業する事が難しくなっています。

 

また三線製作の市場においても、7割以上は海外で生産された安価な三線が流通しており、県内で製作技術を持つ職人は、残りの3割の市場で細々と生活をしているのが現状です。そのため、自分が生活するのがやっとで後継者を育てられず、製作技術の継承が難しくなっています。

 

 

三線は原材料を輸入の木材に頼っていますが、近年では輸入の規制が厳しくなっており、県内で三線を作り続ける環境を維持できなくなっていることが課題となっています。さらに、三線製作団体(三線組合)以外の組織は任意団体のため、後継者を育てる資金力がなく、子供や若年層の会員が減り高齢化しています。

 

加えて、多様なエンターテインメントがあふれる昨今では、県内メディアや県民が三線に魅力を感じなくなってきており、テレビやラジオの番組も減り、伝統文化の受容、享受者が年々減ってしまっています。そのため、三線の音楽公演をしてもお客さまが入らずチケットを安くするなど、文化を安売りせざるを得ないため、三線を仕事にできないという現状につながっています。

 

 

ワールド三線フェスティバルの実現へ

 

近年のコロナ禍において、実演家は実演活動ができなくなり、職人は県外からの顧客が遠のき、非常に厳しい状況に追い込まれました。そこで、「コロナからの復活」を自分たちで目指し、三線文化が沖縄でもう一度花咲くように自ら盛り上げるため、2022年10月30日~11月30日、三線の祭典「ワールド三線フェスティバル」を企画しています。


本年は沖縄県において、第7回世界のウチナーンチュ大会や国民文化祭、NHKドラマ放送と、三線文化に注目が集まる年と考え、フェスティバルの相乗効果が見込まれます。

 

また、フェスティバルは世界のウチナーンチュ大会に併せて開催し、5年おきに開催を目指しています。 次期開催までの5年間の間をブリッジイベントでつないだり、子供の育成や海外普及に当て、継続した三線文化の振興と、若年層の育成、沖縄の三線市場の活性化を目指します。

 

 

ワールド三線フェスティバル概要

 

2022年11月3日(木):世界のウチナーンチュ大会会場内でのイベント予定

2022年11月5日(土):那覇市内ホールでの音楽会予定

他、県内各地の公共施設・観光施設・民間施設でイベント多数開催予定

 

出演予定のアーティストについては、追って発表いたします。詳細は公式ホームページへ。

 

 

 

なぜクラウドファンディング?

 

クラウドファンディングへ挑戦する前に、私たちは企業や自治体の補助事業、助成事業4件へ応募をしましたが、3件が不採択となりました。沖縄県内では「三線文化」が身近であることや、「三線音楽」があることが当たり前すぎて、事業に目新しさがなくなっているのかもしれません。また、継承者や継承団体の自助努力で何とか伝統文化が保たれていますが、歌や踊りといった華やかな業界であるため、現状の「課題」があるということは、県民や愛好者にはあまり認識されていないのかもしれません。

 

このような背景から、充分な資金確保ができない状況となり、三線業界が一致団結して立ち上がる機会を失いかけています。

 

コロナ禍において、企業の協賛金確保も難しいことが予想されており、クラウドファンディングのプラットフォームで、個人、県内外企業、世界中からのご支援を呼びかけたいと考えています。

 

 

さらにこのクラウドファンディングを通じて、三線文化が抱える「課題」に注目していただき、知られざる三線文化のすばらしさを発信するきっかけをつくっていきたいと思います。また県外・海外からの三線文化応援のプラットフォームを目指してまいります。

 

クラウドファンディング概要


■最終目標金額:1500万円

 

■第一目標金額:700万円

 



■第一目標金額までの資金使途:

今年の「ワールド三線フェスティバル」はキックオフイベントとなります。クラウドファンディングでは今年のイベント開催費用だけでなく、次回大会の開催に向け、間の期間に実施する様々な活動(子供育成など)の費用も募らせていただきます。


➀本年秋開催のワールド三線フェスティバルの費用の一部に使用(継承団体への出演謝金、離島からの出演者の交通費補助、広報物制作、PR事業など)

 

②次回大会までに子供の育成を実施(学校保有三線修理、三線講師派遣、三線クラブ活動応援)

※県・市町村の教育庁へ学校教育で三線を取り入れてくれるモデル校を探している旨を表敬訪問中。

 

■ネクストゴール以降の資金使途:
③次回フェスティバルまでにブリッジイベントとして、子供たちと「(仮)沖縄のみんなのうたCD」を制作する。島々の異なる言葉「しまくとぅば」を使い、島々の音楽で新しい楽曲を子供と実演家が制作。本島(南部・北部)・八重山・宮古島・与那国島等の曲を制作。

 



次回フェスティバルでは③で制作した曲をCDにしてテーマソングにしたり、三線文化の普及ソングとして販売を目指します。

※CD販売時には改めてクラウドファンディングを実施予定。今回は③までの活動にご支援金を充てさせていただきます。

 

 

三線文化を未来へ

 

世界のウチナーンチュ大会は、5年に1度沖縄県で開催されています。世界から沖縄県系人が集まるお祭りの最中に「三線のお祭り」を開催し、5年おきに子供たちを育成したり、世界大会を開催するなど、沖縄に愛好者が集まる仕組みを確立させていきたいと考えています。

 

本年度のワールド三線フェスティバルは「キックオフ」イベントと位置づけ、このようなビジョンを広く知ってもらうことを目指しています。さらに5年後までにはブリッジイベントや育成事業を起こし、フェスティバルを盛り上げていきたく、今回のクラウドファンディングでは次回開催までの育成事業やブリッジイベントの費用も募らせていただきます。

 

ブリッジイベントは、次回のフェスティバルへの出場を目指す「演奏世界大会」のようなイベントとして世界各地で開催したいと考えています。また、県内の子供たちが手軽に、そして安価に三線に触れられる教室の創出、学校やクラブの三線活動のサポート、子供向け無料演奏体験などのワークショップの実施を検討しています。

 

このプロジェクトで育った子供たちの中から世界大会の優勝者が生まれるなど、未来の三線文化の担い手を生み出し、継承につなげてまいります。あたたかい応援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

メンバーからのメッセージ

 

中村一雄

国指定重要無形文化財「琉球古典音楽」保持者【各個認定】(人間国宝)

ワールド三線フェスティバル実行員会 共同代表

 

ワールド三線フェスティバル実行員会の共同代表で琉球古典音楽の中村一雄でございます。
琉球王朝時代から幾多の困難を乗り越え、今に受け継がれてきた琉球芸能は今や沖縄の基幹産業である観光の土台でもあります。
文化芸術は不要不急の娯楽ではなく、社会を多様に、創造的に育てるインフラであります。国の重要無形文化財やユネスコ世界文化遺産でもある沖縄の文化や芸術を絶やさないよう、私共も一人ひとりが、当事者意識をもって、取り組んでいきたいと思います。
日本復帰50年を迎える年に、これからの100年を見据えて三線製作職人、琉球古典音楽、琉球民謡等の演者が一致団結し、行政と連携してこれからの三線文化をつくっていきたい、その為には継続的な活動資金が必要になります。
沖縄の経済界や、沖縄県民、そして全国のいろいろな分野の方々にご支援をお願いしたいと思います。

 

谷口真吾

琉球大学農学部教授

沖縄県三線文化振興協議会 設立準備委員会 相談役

 

三線は、琉球王国時代に中国から伝来し、その後の琉球・沖縄の歴史の移ろいと沖縄独特の文化のなかで人々との深いつながりにより育まれてきました。三線は栄華を極めた琉球王国の華麗な王朝文化を象徴する芸能楽器でもあり、現在では美術工芸品としての価値も有しています。600年前に三線が沖縄に伝わり、三線と歩んできた沖縄の悠久の時の流れの中で、沖縄県民と沖縄にルーツをもつ人々の魂と心のよりどころ、アイデンティティとして洗練された「三線文化」を育んできました。
今秋に沖縄で初開催される「ワールド三線フェスティバル2022」の運営費、その関連企画の事業費の醸成とともに、沖縄県内の学校で使用されている三線の修繕や三線が演奏できる子どもを増やすための三線教室・サークル、クラブ活動の立ち上げなど、次世代を担う若手、子どもたちの育成、国内外に向けた三線文化の情報発信と普及に活用するクラウドファンディングが実施されます。「三線文化」を担う若手人材を世界中に育成するとともに、「三線文化」と「伝統工芸としての三線」を未来永劫、将来に継承するために、三線の抱える課題を発展的、永続的に解決する取り組みに対する資金醸成を目的としたクラウドファンィングに皆さまからのご協力を是非、宜しくお願いします。

 

宮沢和史

シンガーソングライター

 

音楽や舞踊はもちろん、組踊やうちなー芝居、エイサー、などなど、豊かな沖縄の芸能、文化を文字通り支えてきたのは三線の演奏です。沖縄の波乱に満ちた複雑な歴史を長い間三線は語り継いで来てくれました。三線を取り巻く環境が末長く活性化すること、イコール、沖縄が沖縄らしさを保ち続け、島人としての誇りを実感し続けることだと思います。皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

 

渡慶次道政

ワールド三線フェスティバル実行委員会 共同代表 兼 事務局長

 

三線は全国的に普及し、沖縄県民だけではなく全国にも三線愛好者がおり、人気のある楽器というイメージを持つ方も多いかと思います。しかし、三線の材として昔から親しまれてきた、くるち(黒檀)も年々枯渇し三線が作れなくなっている事や、若い職人の減少等 多くの問題を抱えております。今行動を起こさなければ現状よりも更に、古くから親しまれてきた文化と地域らしさが薄れていきます。本クラウドファンディングを通して 沖縄を応援してくださる皆様、三線愛好者様と一丸となれば、三線文化が抱えている課題と向き合う事ができます。 ご協力をお願い申しあげます。

 

沖縄民謡団体の皆さま【9/20追加】

 

琉球古典音楽団体の皆さま【9/20追加】

 

八重山古典民謡団体の皆さま【9/24追加】

 

宮古民謡団体の皆さま【9/24追加】

 

 

応援コメント

 

小西潤子

沖縄県立芸術大学教授/日本音楽表現学会会長/日本島嶼学会副会長

 

観光客にも人気があり、全国の学校教育現場にも普及している三線。ところが、その故郷である沖縄県内での三線文化の継承が危機に瀕していることは、業界や関係者以外には知られていない事実でしょう。その現状を逆手にとって、世界中そして県内離島の三線愛好家に沖縄島に集ってもらうこと、学校での学習のために三線のメンテナンスをすることを手始めに、「三線文化」の創出と振興をめざす、このプロジェクト。国境や民族や年齢を越えて、沖縄から三線を愛する人々に手を伸ばそうという、正真正銘のアウトリーチ活動です。三線文化の未来を見据えたデジタルトランスフォーメーション DXにいち早く着手し、クラウドというデジタル技術を使った資金調達(ファンディング)方法は、沖縄の「ゆいまーる(相互扶助)」の現代的拡張です。伝統を未来につなげる「じんぶん(知恵)」と「ちむぐぐる(精神)」に、「ちばりよー(頑張れ)!」

 

 


ご留意事項

 

●天災や新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、中止・延期・プログラムの変更等が生じる可能性がございます。その場合、皆さまからいただくご支援は中止・延期開催にかかる費用等にあてさせていただくこととし、ご支援の返金は行わない形とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

 

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

 

プロジェクト実行責任者:
ワールド三線フェスティバル実行委員会 共同代表 兼 事務局長 渡慶次道政
プロジェクト実施完了日:
2026年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

ワールド三線フェスティバル2022を沖縄県内で開催します。(10/30~11/30) 次回フェスティバル(2026年予定)までに、沖縄県内の学校に保管されている三線の修繕を行います。 ネクストゴール達成の場合は、子供たちへの三線普及活動に取り組みます。 そしてその子供たちが、ワールド三線フェスティバル2026で輝けるように、ブリッジイベントで機運醸成や普及活動の促進を図ります。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
差額分は、実施規模の縮小または自己資金と他の寄付金での補填で対応いたします。

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リターン

10,000+システム利用料


スタンダードコース

スタンダードコース

●お礼メール
●HPへのお名前掲載(希望制)
●オリジナルステッカー小

※画像はイメージです。

申込数
166
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

30,000+システム利用料


ステッカーセットコース

ステッカーセットコース

●お礼メール
●HPへのお名前掲載(希望制)
●オリジナルステッカー小
●オリジナルステッカー大

※画像はイメージです。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

10,000+システム利用料


スタンダードコース

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●お礼メール
●HPへのお名前掲載(希望制)
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申込数
166
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2022年10月

30,000+システム利用料


ステッカーセットコース

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●オリジナルステッカー小
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申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月
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