沖縄・宜名真神社 ー琉球国繁栄の根を未来へつなげたいー

クラウドファンディングを開始して残り１ヶ月となりました。ご賛同いただきご支援いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。目標達成までは苦しい状況となってはおりますが前を向いて活動してまいります。ぜひ応援をよろしくお願い申し上げます。

今回は、天声「神」語シリーズの３回目：寺観と人間界について合わせてお話をさせていただきます。

これまで世界観（５つの神体＝大陸のはじまり）→国観（国の安泰）についてお話をしてまいりました。これに続くのが寺観→人間界となります。

国創りの神様の恵みにより、月火水木金土（七神体）が融合し星（惑星）として一体化することを寺観と説きます。「星の数ほど人類が存在し、人類の数ほど星は無数にある」ことから仏教（寺信仰）は誕生したのだそうです。これには諸説があろうかと思いますが、七五三は神社で祝い、亡くなったらお寺に行く日本の風習の根っ子は平安時代から営まれてきたそうです。私たちは確かに神社とお寺のお参りを当たり前のように使い分けておりますが、これが「神仏習合」と言われるものになろうかと思います。「家庭の繫栄」を祈るということです。

本日のニュースで首里城再建の行事が話題となっておりましたが、琉球王朝時代は、首里城のまわりに３６のお寺があったそうです。ちなみに沖縄本島のまわりにも大小３６の島があります。３６という数字は不思議な力をもつのかもしれません。

そして、この世界観（世界の平和）→国観（国の安泰）→寺観（家庭の繁栄）のもとに「人間界」があるということです。沖縄の文化・風習である「自然崇拝（祈り・祭り・行事）」は、世界の平和・国の安泰・家庭の繁栄を祈るものになります。祝詞（のりと）もこの３つが入ります。その後に名前と住所と干支を述べて祈りを捧げます。

実は、宜名真神社も敷地内に神社（権現堂）とお寺があります。今回修復したい神殿は御殿（うどぅん）と定義されております。御殿の意味は、琉球王朝時代の国王にゆかりがある地ということです。琉球第二尚氏王統時代の初代国王である「尚円王」が国王になる前に住んでいた場所です。とても小さな神社にはなりますが、祖神大主（先福禄寿さま）とお寺が融合する「神仏習合」の習わしを踏襲した最強のパワースポットと言えるかと思います。

この神殿が激しく壊れかかっている状況です。

目標達成まであと１ヶ月で約７００万円が必要になります。琉球国繁栄の根を未来につなぐ思いに皆様のお力が必要です。お心あられる皆様からのご支援・ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

＃天声「神」語シリーズはこれが最終回となります。ご覧いただき誠にありがとうございました。なお、スタッフ＠勉強中の主観等が入っております。情報の御判断はお読みいただいた皆様方にてお取り扱いをお願いいたしますm(_ _)m