プロジェクト概要

1.自己紹介とプロジェクトの目的

こんにちは、全国市民オンブズマン連絡会議 事務局の内田隆と申します。市民オンブズマンとは、行政の税金の無駄遣い・違法行為を市民の立場から行政に追及する市民団体です。弁護士などの専門家だけでなく、退職者・主婦など一般市民が市民オンブズマン活動を行っています。全国各地には市民オンブズマン団体が80あり、それらが連携を取って一斉追及や調査を行っています。

 

オンブズマンでは、役所の不正や無駄遣いがないかを専門家が評価する「包括外部監査レポート」に成績をつけた、「通信簿」冊子を発行してきました。「通信簿」は、専門家が緊張感を持って包括外部監査レポートを書く動機付けとなり、自治体の無駄遣い防止に役立ってきました。

 

しかしながら、500冊の冊子を販売するために印刷費と宣伝費用合わせて毎年平均150万円程度の赤字が出ています。2018年もこの冊子を作成するには、少なくとも70万円、皆様のお力が必要です。どうかご協力いただけないでしょうか。

 

 

2.これまでの活躍

市民オンブズマンはこれまで少なくとも全国で436億円の不正を認めさせました。

 

1995年から市民オンブズマンが全国各地で追及した官官接待・カラ出張について、都道府県が自主調査した結果をまとめたところ、25都道府県で約436億円の不正を認めさせました

 

2014年に“号泣県議”で話題となった「政務活動費」の問題も、市民オンブズマンは15年前から裁判や情報公開度調査などで追及し続け、少なくとも全国で9億5000万円以上を返還させています。制度が始まった2001年には領収書を一部でも公開した都道府県は2県のみでしたが、2015年にようやく全47都道府県で領収書が公開されるようになりました

 

その他、談合問題や裏金問題を追及し、少なくとも無駄に使われた600億円の税金を返還させてきました。また、自治体の情報公開度を高めるため、全国情報公開度ランキングも発表してきました。中立性を保つために活動費用はすべて会費とカンパで賄ってきており、行政の補助金は1円ももらっていません。私は市民オンブズマン活動をはじめて早20年になります。事務局として、各種調査のまとめ役を行っています。

・2011/11/18 中京大学法学部特別講義『主権者としての快感』~市民オンブズマン活動と私~資料 より

 

 

 

 

 3.役所の問題点

「包括外部監査」制度の導入。しかし充分な監査にはならない現状。

市民が行う市民オンブズマン活動とは別に、都道府県・政令市・中核市では、1自治体で約1400万円の税金を用いて、役所の不正・無駄遣いがないかを外部の専門家にチェックしてもらう「包括外部監査」が行われています。全国市民オンブズマン連絡会議が発足した1994年ごろまでは、自治体職員が国の役人を接待する官官接待がはびこり、カラ出張も蔓延していました。

 

そのため、1999年度から「包括外部監査」制度が導入されたのです。 補助金の使われ方が妥当かどうかや、無駄な外郭団体がないか、施設の管理が適正かなどを自治体に委託された専門家がチェックし、毎年レポートを公表しています。 しかし、「包括外部監査」制度は役所が専門家を指名するため、役所にあまり厳しいことを言わない専門家が選ばれるおそれがありました。

 

当初は、ずさんな監査、手心を加えた監査などもありました。制度ができた当初のレポートはいちばん薄いものでわずか8ページ、それなのに1155万円の報酬が支払われた事例もありました。

 

 

 

 

4.オンブズマンの通信簿

市民オンブズマンは、包括外部監査レポート評価「通信簿」で質と量の向上を実現しています。

 

市民オンブズマンは包括外部監査レポートの出来不出来をチェックしようと思いつきました。具体的には、包括外部監査レポートの出来を、各地の市民オンブズマンに所属する弁護士や公認会計士、税理士など専門家が評価し「通信簿」を発行し公表することにしました。

 

出来の良いレポートには「優秀賞」「活用賞」、悪いレポートには「改善要望」と“成績”をつけました。 レポートを作成した外部監査人には「通信簿」を無償で送付し、自治体や議員、市民オンブズマンやマスコミなど、役所の問題点や無駄をチェックしたい人には有償で「通信簿」を販売しています。

 

包括外部監査レポートに対する「外からの目」があることで、包括外部監査を委託された専門家や自治体に緊張感が生まれました。また、レポートの質・量ともに向上し、今では平均200ページにもなり、指摘も自治体にとって厳しいもの、住民にとっては有益なものになっています。

 

 

5.クラウドファンディングを利用することについて

「通信簿」発行により、緊張感が芽生え自治体の無駄遣いも減っています!

「通信簿」冊子を作るにあたり、市民オンブズマン側の専門家が最低4回の合宿で検討を重ねることで本文のクオリティを保っています。毎年作成してきた包括外部監査の通信簿ですが、毎年平均70万円近い赤字が出ており、もう通信簿作成をやめようかという議論もありました。

 

しかし2015年、クラウドファンディングReadyforを知り、70万円を目標に支援を募りました。支援を集めるにも全くの手探りで、しかも世の中のほとんどの人は「包括外部監査」の言葉を知りませんでした。

そのため、解説の漫画を作成し、さらに動画にしてプロの声優に声の吹き込みまでお願いしました。

 

その結果、76人の皆様から745,000円もの支援をいただき、無事通信簿を作成することができました。皆様と一緒に仲間となってつくる感謝と喜びを実感しました。

 

2016年~2018年も支援が集まり、無事冊子を作成することができました。皆様の応援とご支援を受けとり、責任に変えて、今回もやめることなく有意義な活動を諦めたくないと思い、今回も広く支援を募集させていただくことにいたしました。

 

 

 

6.さいごに

「通信簿」が出されなければ、包括外部監査レポートを書く専門家の緊張感もなくなり、レポートの質が低下し、自治体の無駄遣いが復活するおそれがあります

 

国・地方合わせて1100兆円にも達する借金(財務省「国及び地方の長期債務残高」。これらツケはすべて私たち市民が負うこととなります。市民オンブズマンの活動分野は各種ありますが、特に包括外部監査の内容を充実させることで、自治体の効率化が図られてきたと考えます。

「通信簿」が出されなければ、包括外部監査レポートを書く専門家の緊張感もなくなり、レポートの質が低下し、自治体の無駄遣いが復活するおそれがあります。

 

2015年、2016年、2017年、2018年は皆様のお陰様で無事冊子ができました。本当にありがとうございます。2019年もなんとか冊子を発行できるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

本クラウドファンディングにて実施するプロジェクトにつきましては、2019年9月28日までに「包括外部監査の通信簿」を500部発行したことをもって、終了とさせていただきます。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆リターンについて◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

・包括外部監査の通信簿 あとがきに名前が入る権利

・DVD(2019年版包括外部監査通信簿に添付されているもの。全都道府県・政令市・中核市・条例市 包括外部監査本文、措置内容)

・2019年版包括外部監査通信簿冊子

・2019年全国市民オンブズマン岐阜大会冊子

・包括外部監査 オンブズマン大賞表彰式で支援者紹介

・お伺いして「通信簿」解説を行います

 


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