音楽で笑顔を届けてきました!
12月18日(日)万葉ふれあいセンターにおいて「音楽の絵本 IN 福島ふれあい復興クリスマスコンサート」と題してコンサートを開催して来ました!お年寄りから子供まで大勢の方々に音楽を聞いて頂き沢山の笑顔を見る事が出来ました。皆様の応援のお陰です。
当日来場者に配布したプログラムです。
会場前でスタッフ全員集合しました。 鹿島小学校吹奏楽部の演奏です。
9時前から準備を開始しましたがアクシデントが多発!福島スタッフが用意してくれた「音楽の絵本 IN 福島 ふれあい復興クリスマスコンサート」の張り紙を会場正面に釣り上げる作業中何回やっても半分が落ちてきてしまいましたが何とか完成。
又、プロジェクターを写すスクリーンが舞台の裏側にある為?舞台を使用した場合一々上げ直しをする必要が!そこで出演者のお願いして舞台は使わず床のままでとなりました。
さらに、映像を写す為電源を落とすと回復に15分必要で真っ暗のままと判明!!その間はカーテンを全開して自然光を取り入れる事にしました。
最後に、施設のカギを開けてくれた人に、会場片隅に置いてあったピアノは移動禁止と言われてしまいえっえ~!?これも地元の出演者「コール・かしま」の代表がこの施設を何度も利用した経験があり、ピアノは動かして使用していた事、責任は自分が持つからと交渉して下さり解決しました。いろいろありましたが何とか開場時間に間に合いました!
さらに別の問題も発生しました。同じ日にとなり町で大きなイベントがあり、そのチラシが前日に新聞折り込みされたこと、そのイベントに参加する人達が途中でごっそり抜けてしまうこと、仮設住宅内でも当日餅つき会が、と問題続出でしたが、福島スタッフの方々の尽力のお陰で何とか人々が集まって下さいました。
素敵なアクシデントもありました。200個の紙の「竹とんぼ」「かざぐるま」のプレゼントを箱に一杯詰めて持参された方がいました。福島で除染作業に従事している方で、寮に帰ってから毎日手作りして貯めたそうです。そこで私たちが用意したプレゼントと一緒に来場者の皆様に手渡し致しました!
コンサートに来て下さった方も、私達スタッフもみんな笑顔になりました。
出演して下さった女声合唱「コール・かしま」の大勢の団員は被災後バラバラになってしまい、5年かかって今の人数になったとの事。代表者の方も家を流されて体調を崩し外に出られない時期もあったが、歌を歌う事で立ち直る事が出来たそうです。
鹿島小学校の「吹奏楽部・バトン部」のパフォーマンスに会場は笑顔に包まれました!子供たちのエネルギーに満ちた姿と笑顔に私たちの方が元気を貰いました。
私たちの演目も楽しんで貰えたと思います。最後のオーボエ・クラリネット・ピアノの生演奏ではアンコールの声が会場一杯に響きました。別室の体験コーナーにもたくさんの方々が参加して下さいました。
皆さまからご支援頂いた資金は、全額コンサート開催のために使用させて頂きました。
東京↔福島間の小型バス代・運転手さんの宿泊費等・イベント会場費・地元小学校吹奏楽部の楽器運搬費用・出演者謝礼・プレゼント・体験教室の材料費・チラシやプログラムの印刷代・保険代等の諸費用になりました。お蔭さまで私達の自己負担は宿泊費と食事代等で済みました。本当にありがとうございました。
蛇足ですが、コンサートの前日に1時間程福島スッタフの荒さんがガイドして下さり南相馬市の海岸に残る「奇跡の一本松」を見て来ました。40名近い人が避難して津波に流されてしまった高台にある慰霊碑に行き、お線香をお供えするなど貴重な体験も出来ました。流されて跡地や当日避難した小学校、仮設住宅棟を車窓から見る事が出来ました。宿泊した農家民宿「いちばん星」にはアルパカと屋久鹿がいて餌やりを楽しめました。出された食事は全て美味しくてみんな大満足。翌日のお昼のお弁当も、道の駅で用意して貰った帰りのおこわお握りも、福島の食べ物は全て美味しかった!福島の人達は皆暖かかった!
リターンにつきましては現在準備中ですので1月中には発送出来ると思います。3月26日東京開催のコンサートの準備もこれから始めますので、ご招待券のリターンについては2月初めになるかもしれません。ご了承お願い致します。
プロジェクト代表 吉本