岩戸寺修正鬼会を継承し地域の活性化を図る会館の建設にご支援を

六郷満山寺院の一つである岩戸寺は奈良時代養老2年(718年)に創建されたと言い伝えられています。仁聞菩薩の開基で満山28本寺の一つにあたります。六郷満山各寺院で行われていた修正鬼会は、仁聞菩薩が養老の始め、国家安穏・五穀豊穣・無病息災・厄除けの為、六郷満山28ヶ寺の僧を集め日本六十余州の神々を勧請して大法要を厳修したことが始まりだと言い伝えられています。また、国東半島の春を迎える伝統行事で国指定重要無形民俗文化財に指定されています。現在では、東組（国東）が岩戸寺、成仏寺の２箇寺が隔年に、西組（豊後高田市）が毎年、天念寺で行うのみとなっています。この修正鬼会は寺院の僧侶だけでなく、地域の人々が様々な役割を担っており、六郷満山寺院と地域とが深く結びついた伝統行事で、祭り当日には地域内外から多くの参拝者が訪れます。

　修正鬼会の維持・発展、地域の活性化、参拝者、多くの皆さんの願いを叶えることを目的とし事業を立ち上げました。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

日本遺産に認定されている「鬼が仏になった里『くにさき』」の中で最も重要な構成要素である「修正鬼会」は六郷満山文化を語る上で欠かせない行事の一つであります。しかし、地域は過疎高齢化が進む中で、少しずつ地域のみでの開催が難しくなってきました。地域の皆さんが様々な役割を担い厳修される「修正鬼会」を継承していく為にも民俗文化財を活用した重要な観光拠点として岩戸寺「修正鬼会会館」の大改修を行い地域の振興、活性化、そして文化継承に繋げてられたらと思い本プロジェクトを立ち上げました。資金的に地域の負担も大きく何卒、ご協力をお願いします。

▼プロジェクトの内容

岩戸寺修正鬼会会館を大改修することで、幅広く来寺した参拝者に修正鬼会の様子を映像で見ていただきたい。また、修正鬼会をイメージして描いた襖絵等を通じて、会館内で「修正鬼会」を感じていただく。そして「修正鬼会」ひいては「鬼が仏になった里『くにさき』」国東半島全体のファンになっていただきたい。また、祭り当日の、賄いの場、大広間でのお接待場所としても活用していく。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

「岩戸寺修正鬼会会館」完成後は、地域の方と鬼会を主体に体験できるイベント等を開催し、今回のご縁を通じて居心地のよい空間、場所として地域の方はもとより、たくさんの国内外の方が集える交流の場として存在できたらと考えています。

　また、会館の建設が、天候に左右されることなく祭りの準備が行えるよう、修正鬼会を陰ながら支える諸役（地域）の方々のためになればと思っております。