温泉宿の挑戦！ロウリュ・水風呂…カップルでととのえる【貸切サウナ】

“コロナ禍の今こそ新たな取り組みを！”という思いでスタートした本クラウドファンディングですが、残り３日で目標金額である１３７万円を達成しました。

ご支援してくださいました皆さまに心より感謝申し上げます。

 

クラウドファンディングに挑戦する時は、皆さまにどれくらい応援していただけるか正直不安でした。しかし、皆さまからのたくさんのご支援のおかげでプロジェクトを決行できることになり、心からうれしく思っております。

 

直接支援はもちろん、シェアなどでの応援も大変励みになりました。たくさんの方に支えられて今、目標に向かって取り組めていることを改めて実感しております。

本当にありがとうございました。

 

そして、日数が少ない中ですが、ネクストゴールを設置させていただくことといたしました。

次の目標金額は１７０万円です。

 

ネクストゴールでいただいたご支援金については、オリジナルサウナグッズ製作のデザイン代として大切に活用させていただきます。仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆さまからの多くのご支援いただけますと幸いです。

 

皆さまからの想いを無駄にしないよう努めてまいりますので、もう一押し引き続きのご支援のご協力、そして、拡散・広報のご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

２０２２年３月２３日

鈴の宿　登府屋旅館　遠藤　直人 

 

環境省の「ふるさといきものの里」にも認定されている小野川温泉。夏は３種類の蛍、冬は巨大かまくら、なにより美肌成分が豊富な天然温泉。自然の恵みいっぱいの小野川温泉にを「貸切サウナ」を作りたい。コロナ禍を抜け出す一手。温泉旅館の挑戦です。

 

 

▼自己紹介　〜小野川温泉で旅館をやってます〜

 

はじめまして！

山形県米沢市の小野川温泉で…
『鈴の宿 登府屋（とうふや）旅館』を営んでいる遠藤直人（サウナネームは 直吉）です。

 

趣味は落語です

 

米沢生まれの米沢育ち。

温泉旅館に生まれたため、子どもの頃から温泉に入ってきました。

 

「毎日温泉に入れていいね。」

と言われてきましたが、子どもの頃は何がいいのかわかりませんでした。

 

温泉のありがたみを知ったのは、大学１年生のとき。

「アパートのお風呂は、どうしてこんなに温まらないんだ！？」

 

衝撃を受けました。

無知というのは恐ろしいものです。

その後いろいろなお風呂に入って、小野川温泉はとてつもなく温まる温泉だと実感しました。

 

今では小野川温泉の優れた泉質は、日本でも指折りと自信を持ってお伝えできるようになりました。

 

実家の宿へ帰ってきて、１８年。

リーマンショック、東日本大震災とさまざまなピンチがありましたが、今回のコロナ禍はこれまでとは異質の大ピンチです。

 

終わりそうでなかなか終わらないコロナ禍。

いま率直に思うのは…

「コロナのせいで！と恨みごとをいうより、今ある時間を使って未来を作ろう」です。

 

２月からは「GOTOキャンペーン」と言われていましたが、蓋を開けたら「まんぼう」です。
米沢市が初めて指定されました。
予約のキャンセルが相次ぎ、休館の日が増えました。

が…

おかげで、時間がたっぷりございます。

 

コロナにもらったこの時間を活かして新たな一歩に向けて行動してみたいと思います。

 

 

▼サウナとの出会い　〜温泉が最高！からサウナで「ととのい」へ〜

 

音声SNS clubhouse が日本で流行りはじめた2021年の1月。

 

 

「ととのう」という言葉を知りました。

 

 

それまでの私のサウナへの印象は「何がいいの？！特に水風呂…。無理無理！」でした。

まったくの無知・無経験でした。

 

「そもそもうちには温まる温泉があるし、源泉１００％掛け流しだし、サウナは必要ない！」

と思っていました。

 

しかし、その日知った「ととのう」という新たな言葉。

 

『人々は、「ととのう」を求めてサウナに通っているのか。』

がぜん興味が湧きました。

 

未知の体験がどんなものか、マンガ「サ道」で予習してから近所のスーパー銭湯へ。

 

サウナ室に入ると、コロナ禍にも関わらず、ぎっしり。

 

「米沢にこんなにもサウナファンがいるのか」
と驚きつつ、サウナ→水風呂→外気浴を繰り返しました。

 

雪がちらつくなか、火照った体でベッドに寝転がり、冬の風に吹かれるのは極上の体験でした。

心臓がドクドクしながら、脳がスッキリしたような感覚。

 

「これが、ととのう？か！！」

 

衝撃を受けました。

 

ちょうど一年前の今ごろです。

そして、ハマりました。（チョロイ）

 

無知というのは恐ろしいものです。

それ以来、近隣のサウナにお世話になりつつ、コロナが落ち着いたタイミングを見ては、全国のサウナへ足を運びました。

 

憧れの「ザ・サウナ」

 

・かるまる（池袋）　・ 北欧（上野）　・ テルマー湯（新宿）　・アダム＆イブ（西麻布）　・ おふろカフェうたたね（大宮）　・ スカイスパ横浜（横浜）　・ザ サウナ（長野）・サウナラボ（名古屋）　・ウェルビー栄（名古屋）　・ チームラボ リコネクト（六本木）　・ サウナラボ（神田）　・サウナしきじ（静岡）

 

どこも素晴らしい個性あるサウナばかり。
温泉とはまた違った魅力。

「感動」と「ととのい」がありました。

 

昨年10月3日、小野川温泉の河川公園でテントサウナのイベント「小野川チル」が開催されました。

 

小野川温泉はテントサウナにも最適

 

いつも見ている大樽川が、サウナの後の水風呂に。
サウナで熱ったまま、川に寝転び水流を浴びる。

地域の価値を再認識できる最高の時間でした。

 

どうしても小野川温泉に常設のサウナを作ってみたい！

 

１年間、考えた末の結論でした。

 

ご覧の通り、ととのい初心者です。

だからこそ、常識にとらわれず、初心者でも自分らしく楽しめるサウナを作りたいと思っています。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

今回のプロジェクトを立ち上げたきっかけは…。

 

きっかけ１　豪雪地・米沢にこそサウナ

 

サウナの発祥は、フィンランド。
デンマークやスウェーデン、バルト三国やロシアなどでも盛んです。

 

どうして、サウナが盛んなのか？

 

寒いからです。

 

雪見風呂にサウナも加われば…

 

寒い地域には、インフラとしてサウナが必要なのです。

「ととのいたい！」ではないのです。

 

これまで温泉で温まればいいと思っていました。

ポカポカ温まる温泉は最高です。

 

ただ、サウナの温まり方はまた一味違います。

 

寒さを跳ね返し、冷気すらもととのう材料にしてしまうほど。

 

米沢の冬は厳しいです。

一日中、氷点下の日もあります。

 

「感じる」という方言があります。
寒さが厳しい時に使います。

 

朝から晩まで「今日は感じる…」と体をこわばらせて過ごす日々。
冬の米沢でこそ、サウナに入って寒さを跳ね返してほしい。

 

「健康長寿・日本一」を目指している米沢市。

冬のサウナは、きっと健康につながります。

 

 

きっかけ２　温泉＋サウナで新たな過ごし方

 

サウナにスマホを持ち込むとエラーになります。

熱いからです。

 

薪サウナ周辺は約110℃

 

スマホが当たり前になり、私たちの五感は知らず知らずに緊張を強いられています。

 

メッセージが届かないか？

着信音は鳴っていないか？
バイブで震えてないか？

 

五感は四六時中アンテナを張り、休む暇がありません。

 

そんな現代人にこそサウナです。

サウナにはスマホを持ち込めません。

 

五感を休め、じっくりと自分と向き合う時間が流れます。

 

さらに、小野川温泉は、温まりの湯。

 

冬でも３０分はポカポカが続きます。

この温まりの湯とサウナを組みあわせてほしいのです。

 

温泉でウォーミングアップしてのサウナ。

サウナに入ってからシメの温泉。

 

温泉とサウナを使って、自分と向き合う。

小野川温泉ならではのサウナ体験。

 

きっと新たなととのいが見つかります。

 

 

きっかけ３　アフターコロナを支えるのは文化

 

「サウナブーム」と言われています。

 

たしかに爆発的にユーザーが増えました。

しかしこれは、単なるブームではありません。

 

日本人がマンガやドラマによって、サウナの楽しみ方を知り、実体験した結果です。

 

ここ数年のサウナ熱は、流行ではなく、再発見。

サウナという文化を知ってしまったのです。

 

まるでラグビーW杯のときの日本人のよう。

「なんとなく知っていたけど、本当はこうやって楽しむものだったのか！」

 

温冷交代浴、ロウリュ、水風呂、アウフグース、ウィスキング…。

 

「サウナ＝ただの熱い部屋」という先入観が崩れ、サウナ文化に触れる人が増えました。

 

五感で体験するロウリュ

 

私自身もそのパターンです。

 

再発見と習慣化により、今後ますます個性的で面白いサウナが増え、ユーザーも楽しい時間を過ごせると思っています。

 

また、これまでの日本では「サウナ＝男性用」というイメージが強く、女性が気軽に入れるサウナが少ない状況でした。
旅館として男女とも気軽に入れるサウナは、SDGsでのジェンダー平等を考えるうえでも意義のあるものになります。

 

そこで、私自身も宿の中にサウナを作ってみたいと思いました。

 

テーマは、「小野川温泉＋貸切サウナ」。

 

小野川温泉からは、温泉の素晴らしさを教わりました。

今度は、小野川温泉にぴったりのサウナを作ってみたいと思います。

 

サウナ文化の１ページとして「小野川温泉と組み合わせると？」を書き加えさせてください。 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

温泉旅館に「貸切サウナ」を作る！

 

現在は、客室のスペース。
そこをサウナに大改造します。

 

気になる仕様は…

• 貸切できる
• サウナ室内で横に寝られる広さ
• ウィスキングができる
• セルフロウリュできる
• シャワーがある
• 水風呂がある
• 水風呂は自分で水を張り、温度調整できる
• 窓がある
• ととのいスペースにはインフィニティチェアがある
• 館内着は旅館らしく浴衣
• 冬には雪と触れあえる
• カップルやご夫婦でも入れる

 

いかがでしょう？

 

当館の建物の状況をふまえ、できる範囲でマックスの条件を並べてみました。

 

こんなイメージです。

 

あくまでイメージです（笑）

 

こんな貸切サウナが実現できるよう、がんばります。

 

そして、あえてまだ書いていない「秘密のギミック」も用意しています。
そちらはおいおいお伝えしていきます。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

将来的な願いが、３つあります。

 

①雪国の民にサウナの喜びを実体験してほしい！

 

「冬は寒い。雪が嫌だ。引っ越したい。」

 

雪国の民は、本当に過酷な冬を耐えています。

そんな我々が身近に感じれる喜びこそ、冬のサウナです。

 

冬こそ喜びを感じる場にしていきたいと思います。

 

 

②温泉の民に初心者でも楽しめるサウナを実体験してほしい！

 

「温泉最高。温泉で十分。次はあの温泉に行きたい。」

 

私自身が温泉の民でした。

正直申し上げて、もったいないです。

 

温泉の民に、サウナの良さを知ってほしいです。
温泉巡りとセットでサウナ巡りもすれば、倍楽しめます。

 

それには初心者でも楽しめる自由なサウナが必要です。

自分にぴったりの入り方を探って、サウナファンになるお手伝いがしていきたいです。

 

 

③小野川温泉ならではサウナ体験を生みだしてみたい！

 

小野川温泉は、入ればわかるほど成分豊富で素晴らしい泉質です。

さらに、すべてのお風呂が源泉１００％掛け流し。

最高の状態で提供しています。

 

サウナーの皆さんには、ぜひ小野川温泉の湯船に入っていただきたいです。

 

そして、温泉とサウナのあなたらしい組み合わせを探ってください。

 

貸切サウナなら、カップルやご夫婦でも利用可能です。
サウナの可能性を追求しながら、小野川温泉ならではのサウナ文化を作ってみたいと思います。

 

以上が、小野川温泉での「貸切サウナづくりプロジェクト」です。

 

コロナで行ったり来たりを繰り返す観光業界ですが、サウナファンがいつか来てくださることを信じてプロジェクトに邁進したいと思います。

 

プロジェクト金額は、１３７万円。
「イイサウナにしてみました。

 

みなさま、ご支援のほどをどうかよろしくお願いいたします。