実はすごかった大野丸。越前大野藩の歴史小説・新装刊で見える化を応援

自己紹介

 

ページをご覧いただきありがとうございます。私たちは魅せる城下町を創造する会です。

 

 

魅せる城下町を創造する会は、城下町・福井県大野市に訪れてくださった観光客のリピーターを増やす為に、このままではいけないと危機感をもち集まった仲間達です。
（幕末の偉人・内山良休が眠る、菩提寺・洞雲寺の内山家墓前にて）

 

私たちの活動コンセプトは
「大野藩の素晴らしい歴史を見える化する」
こと。

4つの指針
1. テーマを幕末に決めて歴史ゾーンを作る
（観光客に分かりやすく！）
2. 歴史ゾーンの中に各施設を集め、コンパクトに回れるようにする
（既存の建物を有効に利用し、無駄な経費を削減することも大切。場所・建物・中身が適切にマッチしていることが大切）
3. それぞれの施設を線で結び、モデルコースを表示する
（例えば、30分、1時間、2時間コースなど）
4.歴史ゾーンの中に歴史資料館と観光協会があることが望ましい
（案内所では大野の見所や宿泊施設、食事処を紹介、ボランティアガイドさんの育成、人力車や無料自転車の貸し出し、など）

を元に、
幕末の大野藩が建造した帆船「大野丸」をそのシンボルとして広く発信、認知度を上げる活動に取り組んできました。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

代表の塗茂ひろ美です。
私は老舗料亭の女将をしております。

長引くコロナ禍で観光もビジネスも含め、すっかりお客様が来なくなってしまった時に、初めて修学旅行の生徒さん達がお店にやって来ました。私には、まるで一筋の光明のように感じられましたが、しかし次の瞬間大きな不安がよぎりました。

生徒さん達が大野市内を観光すると言っても、いったいどこをどのように観るのでしょうか。大野藩の歴史を知らなければ、小さくて何もないつまらない町だと思ってしまうでしょう。

以前あるライターが「ここは何もない貧しいところですね」と、案内している方に話しているのを聞いたことがありました。案内する人が「江戸から明治にかけて大火に見舞われた事（だから、残っている史跡が少ない）、特異な歴史がある町であることなど、歴史的背景をお伝えしていなかったのではないか、と残念な気持ちになりました。

ただ朝市や寺町をぶらぶらと案内するだけでは絶対にだめです。やはり歴史をきちんと見える化しなかればならないと、その時強く思いました。それ以来私は積極的にお客様に歴史をお話するように心がけております。でも、私ひとりの力では限界がありますし、そもそも地元の人達が大野藩の歴史を知らなすぎます。歴史の波に消えてしまった大野藩の偉業を顕彰しても良いのではないかと、呼びかけるために私達たちはクラウドファンディングを立ち上げたのです。

 

 

 

金森長近公により碁盤の目状に整然と城下町が築かれ「北陸の小京都」と言われています。

 

雲海に浮かぶ越前大野城は「天空の城」と呼ばれ、近年脚光を浴びています。

 

 

また、名水百選に選ばれている「御清水」があり、豊かな水とおいしいお米が自慢で、こじんまりした町中に造り酒屋が数社あります。

 

 

そんな大野藩の歴史を、臨場感ある歴史小説『そろばん武士道』として世に出してくださったのが、福井市出身・藤島高校卒の歴史小説家・大島昌宏先生（1934年生まれ、1999年逝去）です。

 

大野の歴史を楽しく知っていただくために最適の作品がすでにある…もっと沢山の方に読んで欲しい！

そんな想いが強くなった私たちは、

『そろばん武士道』を装いも新たに『越前大野丸』と題して、令和に蘇らせました。

（子ども達、幅広い世代が読みやすいよう、A4サイズの横書きとしました）

 

 

●なぜ、4万石の小藩が莫大な経費のかかる洋式帆船を持つことができたのか

●なぜ大きなリスクかけて未知の世界である極寒の樺太に挑んだのか

●その情熱は、いったいどこから湧き上がってきたのか

大野丸と生糸の貿易相手であったアメリカの商船を、命がけで座礁から救助して幕府より感謝状と金一封を受けた。

 

今回のクラウドファンディングを通して、私たちの活動を知っていただくこと。
また、まだ冊子を手にしていらっしゃらない歴史好きのツアーガイドのみなさんが『越前大野丸』を通じて、大野の歴史をより深く知っていただくことを願っております。

※本ページの風景写真は福井県観光連盟より許諾のもと使用しております

 

 

プロジェクトの内容

 

今回、集まった支援金を

 

冊子『越前大野丸』の制作費用に、

また、各所に『越前大野丸』のパネルを設置します。

 

 

 

 

プロジェクトの展望

 

越前大野の宝は歴史であります。小さな天守閣も武家屋敷も城下町も歴史の裏打ちがあれば、違って見えてくるのではないかと私達は考えます。

 

多くの方に歴史ある越前大野市に興味をもち訪れてもらい、先人達の偉業を少しでも感じていただきたいと思っております。

 

越前大野市は何度も大火にあい、残念ながら古民家や歴史的な建造物は、ほとんど残っていません。歴史を見える化しないと越前大野の素晴らしさが分からないと思います。大野市をアピールする時にシンボルがほしいのです。

 

それには越前大野丸が最適ではないかと考えます。

 

なぜなら「山国に船」という意外性が大きなインパクトにつながり、記憶に残る光景になるのではないでしょうか。

 

内陸にある小さな藩が莫大な経費とリスクをかけ、当時最新鋭だった洋式帆船を建造してまで、未知の世界に乗り出して行った史実を知ってほしいのです。歴史の闇に消えたままではいけないでしょう。

 

どうか、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。