お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

久し振りの新着情報となりました。
いよいよ暑くなってまいりましたね。職員も夏服姿でせっせと日々働いております!
先日読んだ雑誌によると、今や日本は夏が5ヶ月も続くそうです。一年のほぼ半分、

すごいですね!

 

 

さて、本日から、閲覧室のミニ展示「城戸賞」展がはじまりました。

城戸賞は、新人による優れた脚本に与えられる賞で、これまでに多くの脚本家、映画監督、小説家を輩出しています。日本を代表する脚本賞のひとつで、今年で40周年を迎えます。

 

6月21日に公開される映画『超高速!参勤交代』は、第37回(平成23年)城戸賞入選作です。この映画の公開を記念して、6月は映画化された城戸賞受賞作を取り上げました。映画化された作品は13作品で、『超高速!参勤交代』以外の12作品の、プログラムや台本、シナリオ掲載雑誌などの資料を展示しました。
古くは『帰らざる日々』(※受賞時タイトル『夏の栄光』、第3回[昭和52年]入選)、『オレンジロード急行(エクスプレス)』(第3回[昭和52年] 入賞)、近年では『棒たおし!』(第27回[平成13年]入選)、『のぼうの城』(※受賞時タイトル『忍ぶの城』、第29回[平成15年]入選)といった脚本が受賞し、映画化されています。
 

 

(第25回[平成11年]入選作品『連弾』[※受賞時タイトル『連弾・デュオ』]資料。

左より収録図書「’01年鑑代表シナリオ集」、台本、プログラム。今回はプログラムを展示しています。他には、雑誌「キネマ旬報」「シナリオ」にシナリオが掲載されています。)

 

 

当館は、「松竹大谷図書館」という館名のため、松竹作品の資料のみ所蔵している、と思われることもあるのですが、他社の資料も多く所蔵しております。今回の展示は、様々な映画会社の資料を取り上げましたので、こうした資料の存在を知っていただける展示になりました。

 

 

この「城戸賞」に名前を冠する城戸四郎は、松竹の元会長で「蒲田調」(後の「大船調」)と呼ばれる、庶民の生活を題材とした明るく健康で哀歓漂う作風を生み出し、松竹映画の黄金時代を築いた人物です。大正11年松竹合名社に入社後、松竹蒲田撮影所長に就任すると、映画はシナリオ次第、と考え、脚本部の充実を図りました。
自身でシナリオ理論の原稿を執筆しており、その遺稿は、昭和53年に、山田洋次監督の編集で「城戸四郎 わが映画論」として松竹より出版されています。映画論や談話なども収録され、城戸理論の集大成ともいうべきシナリオ理論の本となっています。城戸四郎がいかにシナリオを重要視していたかがわかる一冊です。
こちらの本も所蔵していますので、ご興味おありの方は、カウンターまでご請求ください。

 

(離れたところからもわかるよう、展示タイトルの札をつけてみました。右上の青い横長のものが札です。)

 


5月30日(金)より6月25日(水)まで、閲覧室にて展示しています。
梅雨の時期にあたりますが、お近くにいらした折には、どうぞお立ち寄りください。


松竹大谷図書館の開館日はこちらのカレンダーでご確認下さい。
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/otani_library_calendar.pdf

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