お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。
久しぶりの新着情報となりました。3月になり、春が近づいてまいりましたが、花粉も最盛期ですね。当館スタッフも何人か、花粉症と格闘しながら、日々働いております。

さて、公益財団法人松竹大谷図書館ニューズレター3月号を発行いたしました。

http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/newsletter_no204.pdf

上記当館HPより、PDFファイルでご覧いただけます。

3月号では、

・新着資料案内
・新規登録資料案内
・資料をご寄贈くださった方々
・「義太夫正本検索・閲覧システム」を当館ホームページで公開しております
・専門図書館資料修復セミナー 図書館の現場で実践する劣化・破損資料の補修

 基礎実習
・「街角で見つけた新派」発売中!

以上を掲載しております。

 

さて、去る3月2日(月)に京都の立命館アート・リサーチセンターで開催された「2014年度日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点 全体カンファレンス」に参加してまいりました。

 

 

以前、新着情報でもお知らせいたしましたが、立命館大学アート・リサーチセンターでは、平成26年より文部科学省 共同利用・共同研究拠点に認定されたことを受けて、日本文化の有形・無形文化財のデジタル・アーカイブを研究テーマとする共同研究を募集しました。

 

当館は「演劇上演記録のデータ・ベース化と活用、ならびに汎用利用システム構築に関る研究」という研究内容で、この共同研究プロジェクトに採択され、このたびの全体カンファレンスで本年度の活動報告をしてまいりました。


カンファレンスは、午前中に立命館大学の赤間亮先生・金子貴昭先生による共同研究拠点の活動報告や、元プラハ国立美術館東洋館館長 ヘレナ・ホンクーポヴァ氏による基調講演、午後は、採択された11のプロジェクトの研究代表者が本年度の活動成果を報告しました。

 

当館の発表の様子

 

当館は、年度末の繁忙期と重なり、あまり発表の準備に時間を掛けられなかったのですが、本年度の「演劇上演記録データベース」のデータ考証の進み具合や、特に力を入れて進めている「新派公演」の上演記録の考証作業について、報告して参りました。また、このクラウドファンディングでデジタル化を進めている「芝居番付」の話もお伝えしてきました。今回のカンファレンスに参加する事によって、世界各国から参加している研究者が、ジャンルは違えども自身の研究をデータという形で蓄積し後世に繋げていこうとする姿勢に深く感銘しました。そして、世界中に散らばっている日本文化資源をデジタル化することにより、世界の研究者も注目する業績を上げているアート・リサーチセンターの活動の奥深さをより一層知る事が出来ました。


また、カンファレンスの休憩時間には、当館所蔵の5000枚の芝居番付のデジタル化作業をわずかな時間ではありますが見学する事が出来ました。

 

以前に新着情報でもご報告いたしました「皺のばし」の作業室です。

 

作業前の芝居番付。端が折れかえっています。

 

作業が進み、折れや皺が平らに伸ばされた番付。素晴らしい皺伸ばし作業!

 

続いて、デジタル撮影の現場を見学させて頂きました。

 


番付を1枚ずつ、重いガラス板に挟んでのデジタル撮影。

 

番付の情報を確認しながら撮影を進めています。


皺伸ばし作業を経て現在500枚の撮影(ショット数にすると670)が終わったところだそうです。撮影した画像を見ながらの目録データの作成も並行して進めています。今回、丁寧な作業工程を見学させていただいて、うちの番付たちが、とても可愛がられていることに感動しました!


先はまだ長いですが今後も立命館大学の青山いずみさんから詳しいレポートを頂き次第、この新着情報でご報告いたしますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

 


当館で全体カンファレンスの発表をUTREAM中継で見ているスタッフ。
昭和30年代の街頭テレビのようですね。

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