おはようございます。松竹大谷図書館の武藤です。現在、台風が日本に再上陸しておりますね。東銀座も午後から雨と風が一段と強くなってきております。このところ毎週のように台風が来ているような気がいたしますが、各地での被害が少ないことを願っております。

 

さて、このシルバーウィーク中に、支援総額がいよいよ100万円突破し、1,188,000円となりました!どうもありがとうございます!皆様の温かい応援メッセージも大変励みになっております。残り後36日、スタッフ一同がんばります!

 

 

今回の新着情報は、このプロジェクトで「組上燈籠絵」のデジタル化をお手伝い頂く株式会社インフォマージュのご紹介です。インフォマージュは国立公文書館や国会図書館、そして早稲田大学演劇博物館などが所蔵する多様な貴重資料のデジタル化を手掛ける電子化サービスのプロフェッショナルです。このたび、インフォマージュの方にお願いし、会社の歴史について、記事と写真をご提供頂きました。当館とは、以前の社名高橋情報システム株式会社の頃からのお付き合いですが、実はインフォマージュと松竹の付き合いは、戦前まで遡るという事を今回あらためて知り、ご縁の深さに驚いています。

 

それでは、インフォマージュさんから頂いた会社のご紹介記事をどうぞ!

 

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 インフォマージュは大正12年に創業し、一般的な商業写真業から始まり、戦後はマイクロ写真を主とした複写業を行っていました。現在はそれらのアナログ技術を継承しながら、貴重資料のデジタル撮影、企業資料のドキュメントスキャニング、フィルムのスキャニング等、デジタル化サービスを主として業務を行っている会社です。

創業時は高橋写真という社名で、観光写真等を撮影しており、昭和になると松竹蒲田撮影所のブロマイド制作を手掛け、撮影技術と制作には定評がありました。

「京橋にあった昭和初期の社屋」

 

昭和9年頃にはカメラマンが毎日蒲田撮影所に出かけ、暗室ではガラス乾板1枚から数百枚のポストサイズを焼いていたため、特注の焼付け機がフル回転していました。

また、反物の販売元が映画俳優の人気にあやかって、浴衣を着た写真を宣伝に使用していて、上原謙、佐野周二、田中絹代、桑野通子、高峰三枝子、高峰秀子など人気スターがスタジオに来て撮影をしていたそうです。

「ブロマイドの乾燥風景」

 

戦後は株式会社へ改組。商業写真業が順調でしたが、駐留軍払下げマイクロ撮影機との出会いもあり、マイクロ写真部を設立。国産化されていくマイクロ機材とともに古典籍、古文書、全国の気象データ記録、レントゲン写真等のマイクロフィルム化に携わり、時流に乗って業務を拡大していきました。これらの分野は写真というよりも情報を取り扱うことにつながっていき、昭和60年に社名を高橋情報システム株式会社に変更しました。

「マイクロフィルムの検査」

 

その後はデジタル技術が進歩し、輪転式マイクロ撮影機がドキュメントスキャナに変わっていく中、国内でいち早くマイクロフィルムスキャナを導入してマイクロフィルムのデジタル化業務に着手。写真についてもデジタルカメラの高精細化に伴い、従来からの写真技術を生かして独自の機材を制作しながら、貴重資料のデジタル撮影を行っています。

「貴重資料のデジタル撮影」

 

現社名の「インフォマージュ」はインフォメーション(情報)とイメージ(画像)を組み合わせ、その中にマージという小さな川が大きく合流するという意味を含んだものとなっています。技術環境が変化しても長年の経験を活かし、情報の活用や保存に貢献するサポートを続けていく会社、それがインフォマージュです。

「勝どきにある現在のインフォマージュ」

 

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今回のプロジェクトが成立した暁には、皆様から頂いたご支援で当館が所蔵する「組上燈籠絵」を、東銀座の当館から程近い勝どきのインフォマージュに運んで頂き、デジタル化を進めて頂きます。デジタル化をした後、「組上燈籠絵」の原資料は、中性紙に挟んで大切に当館で保存していきたいと思っています。

 

ぜひプロジェクトを成功させ、貴重な文化的資料を未来に伝えるため、皆様の支援のお力とともに、インフォマージュの技術のお力添えを頂きたいと考えております。

 

これからも皆様の応援をよろしくお願いいたします。

 

次回の新着情報は、映画台本作品リストのご紹介の続きをさせていただきます。

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