支援総額
目標金額 2,500,000円
- 支援者
- 220人
- 募集終了日
- 2017年10月25日
5-6月展示「大谷竹次郎50回忌 松竹大谷図書館開館60周年記念」
お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。
東京は天気に恵まれたゴールデンウィークでしたが、皆さまはいかがお過ごしでしたか?本日より、松竹大谷図書館は通常通り開館しております。皆さまのご来館をお待ちしております。
さて、閲覧室ミニ展示の展示替えを行いまして、4月27日より新しい展示となりました。5-6月の閲覧室の所蔵資料ミニ展示は、「大谷竹次郎五十回忌-松竹大谷図書館開館六十周年記念-」展です。
公益財団法人松竹大谷図書館は、松竹株式会社の創業者の1人・大谷竹次郎が昭和30[1955]年に文化勲章を受章したのを記念して、昭和31[1956]年に設立した演劇と映画の専門図書館です。昭和33[1958]年7月1日に開館し、本年2018年には開館60周年を迎えます。
また本年は、昭和44[1969]年12月27日に92歳で逝去した大谷竹次郎の50回忌にあたる年でもあります。
(昭和30[1955]年11月3日皇居における授与式後、文化勲章を胸に庭での記念撮影に臨む大谷竹次郎)
大谷竹次郎は、明治10[1877]年12月13日、双子の兄・白井松次郎とともに京都に生まれました。「松竹」という名は会社を創業した松次郎と竹次郎、2人の名に由来しています。松竹は、大谷竹次郎が京都新京極阪井座の仕打(興行主)となった明治28[1895]年の創業以来、日本の演劇・映画界を牽引してきました。
(京都新京極阪井座(明治32[1899]年10月31日の辻番付。当館の「松竹大谷図書館所蔵・芝居番付検索閲覧システム」(http://www.dh-jac.net/db1/ban/search_shochiku.php)で検索できます)
その功により、大谷竹次郎が昭和30年に文化勲章を受章した際、「この文化勲章は、私個人がもらったものではなく、演劇、映画界全般が受章したものだ」と考えたことが、松竹大谷図書館という、一般に公開された演劇・映画の専門図書館の実現につながりました。
(開館準備期間中、松竹会館(現銀座松竹スクエア)前に到着した、双子の兄・白井松次郎の蔵書を手にする大谷竹次郎)
この節目となる年を記念して、今回は松竹の創業者の1人であり、当館の設立者でもある大谷竹次郎に関する図書や写真を中心とした資料を展示します。
今回の新着情報では、当館が所蔵する大谷竹次郎に関する図書をご紹介します。
上左より:『立志偉人 大谷竹次郎先生少年時代』君塚勝彦著 昭和4[1929]年、『松竹兄弟物語』村松梢風著 昭和30[1955]年、『大谷竹次郎演劇六十年』城戸四郎編・脇屋光伸著 昭和26[1951]年
下左より:『京おとこ 大谷竹次郎物語』渡邊喜恵子著 昭和38[1963]年、『大谷竹次郎』田中純一郎著 昭和36[1961]年、『新版大谷竹次郎』田中純一郎著 平成7[1995]年
右:『百人が語る巨人像・大谷竹次郎』「百人が語る巨人像・大谷竹次郎」刊行会 昭和46[1971]年発行
なかでも、『日本映画発達史』の著者である田中純一郎が著した昭和36[1961]年発行の『大谷竹次郎』は、巻末に年譜の付いた大谷竹次郎の伝記で、大谷竹次郎の生涯、そして松竹の歩みが分かりやすく書かれており、平成7[1995]年には、初版より文字が大きく読みやすい新版が発行されています。是非この機会に読んでいただきたい1冊です。
また今回の展示では、大谷竹次郎の写真を14枚展示しています。歌舞伎初のハワイ公演へ向かう姿や、映画『花の生涯』の撮影現場を訪れたときのもの、昭和26[1951]年の渡米視察など、歌舞伎のみならず映画の仕事にも精力的に取り組む、大谷竹次郎の様々な姿を写した写真を、展示ケースに並べました。
(昭和27[1952]年12月3日、社長室での大谷竹次郎)
また、当館の「松竹大谷図書館所蔵・芝居番付検索閲覧システム」(http://www.dh-jac.net/db1/ban/search_shochiku.php)では、上記でご紹介した京都新京極阪井座の番付の他にも、大谷竹次郎の初期の興行に関する番付を検索することができます。
興行人の項目に「白井、大谷」と入力してみますと、現在30件の番付がヒットします。
こちらはそのうちの1枚、明治35[1902]年11月29日京都明治座の辻番付です。関西の劇壇で人気を集めていた歌舞伎俳優、初代中村鴈治郎の一座が出演しています。
左下を拡大してみますと、
座名の左に、「座主 白井 大谷」と、白井松次郎、大谷竹次郎兄弟の名が記されています。当時大谷竹次郎は25歳で、経営していた劇場は京都新京極の歌舞伎座、明治座、夷谷座及び短期の大黒座、布袋座の五座でした。そして、この年の1月3日付の大阪朝日新聞に、「松竹の新年」という記事が掲載され、「松竹」の名称がはじまっています。
この大阪朝日新聞「松竹の新年」の記事をはじめ、大谷竹次郎の文化勲章受章や松竹大谷図書館の開館などに関する記事を集めたファイルを作成し、展示ケースの上に設置いたしました。お手に取ってご覧いただけるようになっておりますので、お近くの劇場でのご観劇や映画鑑賞の折には、ぜひ当館にもお寄りくださいませ。
今回の展示期間は、6月27日(水)までとなっております。
松竹大谷図書館の開館日は、こちらのカレンダーでご確認下さい。
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/2018_calendar.gif
リターン
3,000円
活動報告+サンクスメール+HPにお名前掲載
■サンクスメール
■4月末に報告メール
■HPに名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします
- 支援者
- 39人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年4月
5,000円
松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)
3,000円のリターンに加え、
■松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)
…蔵出し台本『助六由縁江戸桜』平成28年3月歌舞伎座公演&『東京物語』小津安二郎監督作品の表紙の特製デザイン!
- 支援者
- 65人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年4月
10,000円
オリジナル文庫本カバー+台本カバーに名入れ
5,000円のリターンに加え、
■台本カバーに支援者のお名前をお入れします
※作品リストより、ご希望の作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントにお書き下さい
※作品リストはプロジェクト本文「リターンについて」の台本カバーの説明部分にリンクがあります)
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします
- 支援者
- 89人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年4月
30,000円
オリジナル文庫本カバー(4種)+台本カバーに名入れ
10,000円のリターンに加え、
■組上燈籠絵「め組のけんか」の文庫本カバー
■浄瑠璃正本「新うすゆき物語」の文庫本カバー
- 支援者
- 16人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年4月
50,000円
図書館見学会+オリジナル文庫本カバー(4種)+台本カバーに名入れ
30,000円のリターンに加え、
■図書館見学会にご招待
【2017年11月30日(木)開催 午前(15人)/午後(15人)】
「午前」「午後」のご希望を応援コメントにお書き下さい
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします
※11月30日に見学会に参加出来ない方には予約制で、松竹大谷図書館の書庫を1時間ご案内するガイドツアーへの招待券をお送りします。有効期限:平成29年12月~平成30年7月の平日(開館日及び整理休館中)
- 支援者
- 13人
- 在庫数
- 16
- 発送完了予定月
- 2018年4月