プロジェクト概要

JICAの青年海外協力隊員が、日本の野球を教えるようになってから、ウガンダでは少しずつ野球に親しみ野球選手になりたいという子供が増えてきました。その1つの成果として、昨年開催された東アフリカカップではついに完全優勝を果たしました。

私たちウガンダ野球が目指すのは、2020年東京で開催されるスポーツの祭典への出場。この目標実現のため、1つでも多くの経験を積む必要があります。そこで今回、日本へのナショナルチーム派遣のためプロジェクトを立ち上げました。どうか、皆様のご支援をお願いいたします。

 

2020年、東京を目指して
ウガンダ野球、次のステージへ

 

はじめまして、ウガンダ野球ナショナルチーム監督の田中勝久です。

 

9歳の頃に少年野球を始めてから、社会人になってからも野球を続けていました。「何か野球を通じて社会に恩返しがしたい」という想いから、2011年6月にJICA青年海外協力隊の野球隊員に入隊。ウガンダに派遣され、2014年までナショナルチームのコーチとして活動していました。

 

一度は任期を終え、日本で中学高校の教師をやっていましたが、このチームで2020年東京の地を目指したい、という想いから2年前にJICAシニアボランティアとして再びウガンダに戻ってきました。

 

撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

初めての派遣時から、ウガンダ野球連盟の立ち上げ・ウガンダリトルリーグ(12歳以下)の世界大会出場・アフリカ初の国際基準サイズの球場建設・ウガンダ初のプロ野球選手の誕生(日本の独立リーグ)など、大きな成果をこれまで選手たちとウガンダ野球連盟と共に、成し遂げてきました。

 

2014年末には、アフリカ最強とされる南アフリカ相手に善戦。そして昨年行われた東アフリカカップでは、完全優勝を果たすことができました。赴任当初、子供たちの夢は、身近な大人である「コーチになること」でしたが、今ではメジャーリーガーや日本のプロ野球でプレーしたいという選手が増えてきました。

 

撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

2020年には、野球・ソフトボールの復活が決まっています。出場できるのはわずか6チームのみ。私たちが出場を果たすには、アフリカ大陸で優勝し、さらにヨーロッパチャンピオンになる必要があります。

 

その可能性は、とても低いものかもしれません。ですが、これまで野球というものを浸透させるところから始まり、練習を積み重ねることで昨年、東アフリカカップで優勝するまでになったのです。私も選手たちも、一握りの可能性を信じています。

 

ここから、私たちウガンダ野球ナショナルチームが出場権を掴むには、代表チームとして1つでも多くの経験を重ねる必要があります。国内にナショナルチームと同いレベルで競い合える選手層はまだないため、今回日本への遠征を実現するためにプロジェクトを立ち上げました。どうか、皆様のご支援・応援をよろしくお願いいたします。

 

撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

まだまだマイナースポーツですが、少しずつ観客が増えてくるように

 

初めてウガンダに訪れた時は、野球文化が浸透しておらず、道具も揃っていない、そして時間を守るという概念が存在していないことに戸惑いました。練習時間になっても選手が揃わず、辛抱強く待つことが多かったです。

 

しかし、その背景にあるのは、家族のために水汲みをしてから来なければならなかったり、急な停電に対応していたりと、ウガンダならではの事情もあるのだと理解しながら、選手たちと信頼関係を築いてきました。

 

現在、単発的な選手も含めると、ウガンダで野球をしている人口は5,000人を超えるほどになっています。そのうち、常時野球をしている選手は300人ほど。国全体として見ると、まだマイナースポーツではありますが、2014年には国際規格の野球場が完成、周辺地域では認知度が高く、試合がある時には観客が40名ほどは集まるようになってきました。

 

日々の練習では、ナショナルチームクラスの選手と、学費が払えず学校に行けていない選手が合同で午前中に球場で練習し、午後からは各クラブチームの練習が始まります。練習以外にも、広く野球に親しんでもらうために、定期的に学校に出向き普及活動も行い、野球文化の裾野を広げられるよう動いています。

 

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撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

「ウガンダ野球が自立できるように」

 

2016年、多くの方からのご支援をいただき、日本遠征に参加したカトー選手が野球、そしてウガンダへの想いを語ってくれました。

 

 

2011年、リトルリーグの世界大会予選を勝ち抜き、アメリカ国内で行われるカナダとの試合に挑む予定だったのが、ビザの問題で参加できないという事態に直面したことがありました。その後、多くの方にご尽力いただき、カナダのチームにウガンダに来てもらい、親善試合を行いました。

 

結果は、ウガンダのサヨナラ勝ち。この時、ウガンダ側の子供たちは国を背負って試合に挑んでいました。こうした、選手一人一人の想いがつながり、自立した野球文化ができ、いつかはウガンダ人の監督・コーチが率いたナショナルチームで世界を相手に試合ができるようになることを望んでいます。

 

撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

ウガンダで、野球を広めるということ

 

野球への思いは人それぞれでいいと思っています。ただスポーツをしたい子、暇つぶしの子、プロを目指したい子、国を背負って外国でプレーしたいという子。どのような思いを持っていても、選手たちには、野球を通じて幸せな生活を送れるための何かを得てほしいと思っています。それがリーダシップでも、チームメイトを思いやる気持ちでも、時間を守ることでも、たんなる友達づくりでも。

 

私にできることは、野球を通じてウガンダの選手たちに幸福を与えることだと思っています。そして、彼らがウガンダの人々を更に幸せにできる人物を育てていく、という流れが生まれてくれれば嬉しいです。

 

撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

ナショナルチームの選手たちは、試合のたびに今後のウガンダ野球の歴史を背負う覚悟でプレーしています。自分たちの生活もままならない中、彼らは次世代へウガンダ野球を引き継いでいくため、自らが野球に関わっていくことで、小さな子供たちに大きな夢を提供し続けています。

 

今回の遠征を実現させて、これまで多くのサポートを頂いてきた日本開催での初出場に向けて、一丸となって進んでいきたいと思っています。そして、野球だけではない多くのことを選手と共に学び持ち帰り、ウガンダ野球の発展につなげていきます。

 

どうか、ご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

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撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

ウガンダ野球ナショナルチームの選手たち

 

今回渡航予定の選手は27名。どの選手も、プレーを見ている私をワクワクさせてくれます。中でも、特に私が注目している選手たちを紹介させてください。

 

カトー・エリック/21歳/ピッチャー

左のサイドスロー。Max130kmくらいですが、ボールの勢いは素晴らしいものがあり、日本のプロでやりたいという大きな夢を持っております。

 

オマーラ/14歳/ピッチャー

遠投100m、Max135kmを投げる若手の有望株です。

 

ジョブ/18歳/ファースト

すごくやさしい選手で、身長190cm近くあるホームランバッターです。日本でプレーしたい思いが強く、今回の遠征を楽しみしております。

 

ジャスティン/16歳/キャッチャー

人柄もよく、キャッチャーとして多くの魅力を持っている選手です。強肩、コンパクトな打撃、足も速く魅力的な選手です。

 

デニス/16歳/キャチャー

前述のジャスティン同様、視野が広く、性格もよく、強肩、強打の選手です。ジャスティンと正捕手を争っています。

 

カベンゲ/18歳/ピッチャー
まだ体は出来上がっていませんが、マックス140キロを投げる投手で今後大きな飛躍が期待されます。

 

アリオ/18歳/内野手
運動能力がすぐれており、走攻守において今一押しの内野手です。

 

来日スケジュールおよび資金使途​

 

今回のプロジェクトでは、関西地方を中心に大学や社会人など計7試合ほどを予定しております。試合を通じて、選手たちは多くの課題を見つけることができると思います。一方で、ウガンダ人の野球に対する思いを、プレーの中で表現し、日本の皆様に「ここまでやるのか」と感じていただけるだけのものをお見せできればと思っております。

 

来日スケジュール(予定) 

※スケジュールが変更になった場合は、ご報告させていただきます。
2018年10月30日(火) ウガンダ発 
10月31日(水) 日本着 関西へ移動 
11月1日(金)〜11月8日(木)関西地域で試合 
11月9日(金) 出国 
11月10日(土) ウガンダへ帰国 

 

今回の渡航に関しては、合計1,000万円以上の資金が必要となります。今回のプロジェクトで頂く皆様からのご支援金は、選手27名および監督1名 計28名の渡航・滞在費用の一部として大切に扱わせていただきます。

 

撮影:大平 貴之(Action from Japani 代表) 

 

 


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