【感謝】オレンジサンタプロジェクトの現状のご報告
オレンジサンタプロジェクト2019にご協力いただいた皆様へ
ご無沙汰しております。コロナウイルス感染症の猛威により、様々な緊急支援や行政に対しての要望活動等、慌ただしい2020年が終わり、引き続き厳しい年となる2021年になりました。
今も、子育て家庭のおかれた厳しい状況とこちらに届いたSOSへの対応に取り組んでおります。
オレンジサンタプロジェクト2020については、時間的な猶予がなく、限られた範囲で新たに協力いただきました企業様や連携するNPO団体と取り組み、新たに250家庭にクリスマスパーティーを届けることが出来ました。皆様に改めてご支援のお願いも出来ず、共にプロジェクトが遂行できなかった事を申し訳なく思っております。
来年は、少しずつ各地のNPOや企業様、そして各エリアの地域の方々にもお願いしながら、色んな地域で厳しい状況におかれた家庭に、楽しいクリスマスを届けられるよう、働きかけたいと思います。
たくさんの方の善意を乗せ、クリスマスは決してひとりぼっちではないとお伝えできる機会にしていきます。
そして、親と過ごす楽しいクリスマスの記憶は、大人になっても心を灯す思い出となる事を願い、かけがえのない子ども時代に1度でも楽しいクリスマスを送ってもらえるように支援したいと思います。
今年のアンケートから、冬のボーナスが減少する家庭が6割もある事が解りました。今から正にコロナウイルスの影響が、各家庭において影響が大きく反映されていくのだなと感じています。また、2月までに延長されている雇用調整助成金が終われば、非正規雇用の失業が増える事は想像に難しくありません。
年間所得のうち、ボーナスの割合が多い正社員、非正規雇用のパートで構成される世帯は年間200万円近くも所得を失う家庭が現れ、それが決して少なくないという状況になると考えます。
当然、エンドユーザーとなる家庭の家計が厳しくなれば、経済的にも厳しくなっていきますから、現役世帯、特に子育て家庭への支援を政府には依頼したいと思います。子育て家庭は十分な貯蓄も出来ていないので、必ず補助した分使い切ります。
楽しいクリスマスの裏に、これほど厳しい状況にある家庭があるのかと思うと胸が詰まる思いですが、我々にできる事を続けていきたいと思いますので、温かく見守って頂けると幸いです。
NPO法人 皆繋(みなつなぎ)
代表理事 林 陽一郎