家にようやく補強が入り少しだけ前へ進みました　2月9日

毎日毎日、たくさんの方々から頂いているご支援に、私ども心から感謝し身が引き締まる思いです。
皆さま、本当に本当にありがとうございます。
また、頂いている励ましのメッセージは一つ一つ拝見させて頂いております。
個別にお返事をお送り出来ず申し訳ありません。

日々の暮らしでは、今もまだ水も出ず、がれきの中からようやく救出したパソコンを使うのもまだまだ時間がかかる状態です。

一昨日、待ちに待った大工さんが来てくれました。
正面のギャラリーを兼ねた家屋は土台からすっかり柱が外れてしまっていて相変わらず続く余震が怖く、いつも短時間しか片付け作業が出来ませんでした。

今回は土台へ仮の補強と、家の中の柱にも筋交いを入れて頂きました。これで少しはビクビクせずに片付けが進むかと少しほっとしています。

ただ、いったいこれから何をどうやって家の修繕を進めていくんだろう？と考えだすと
本当に辛い気持ちになりますが、次の世代に渡すまでは頑張らねばと思っています。

この画像は水屋から救出した大好きな梅蒔絵の菓子皿です。

戦前の作で昭和初期のものです。

二色の漆を使い分けた大胆な構図の中に、繊細に梅の花々が描かれています。
そろそろ今年もまた梅の花が咲く頃になってきました。あたり一面に良い匂いを漂わせるのでしょうね。

本当に春が待ち遠しい輪島です。

皆様からの多大なご支援に心より感謝しております。

大崎四郎・悦子　2月9日