寺務をアプリひとつに！寺院向け門徒・檀家情報管理アプリを作りたい！

【あたり前の価値観を壊し、より良いカタチを創造する】

 

僧侶という限られた方しか使わないアプリ開発は簡単に実現させられるものではありません。しかし、「より良いカタチを創造する」という強い想いでチャレンジしてくださる協力会社の方々おられます。

今回はそんな協力会社株式会社コギトの担当者様にお話を聞いてきました！

 

 

 

 

 

はじめまして。

OTERAplusのシステム開発を行います、株式会社コギトです。

 

 

▼㈱コギトについて

弊社は2020年6月で設立30年目を迎えた京都のIT企業です。

メインはソフトウェア開発ですが、書籍の企画・出版、自社運営のECサイト運営、集客イベントの企画等々、自ら考えたアイデアを具現化し、社会の多くの人々に些かの潤いと利便性を提供し続けることを目指し、幅広い領域で活動しております。

 

 

 

▼代表的なサービス例

・順番管理・待ち状況案内システム「待ち楽」シリーズ

大手携帯ショップ2500店舗以上や、クリニック、飲食店、駅、税務署、空港など、多種多様なお客様にご利用いただいております。

 

 

・地図アプリ「ambula map」

手描きのイラストマップや古地図などのゆがんだ地図とデジタルマップ(現代地図)とを正確に連動させ、GPSで現在地を確認しながら町あるきを楽しめる、新しい形の地図アプリです。

 

 

これまで世に送り出したシステム・サービスは多岐にわたります。

成功したものもあれば、思惑通り進まなかったものももちろんありますが、

「あたり前の価値観を壊し、より良いカタチを創造する」

をモットーに挑戦を続けております。

 

 

 

▼OTERA plus への想い　※事業責任者Ｓ氏

私は過疎化が進む片田舎の出身で、浄土真宗の門徒の家で育ちました。

祖父母や両親が毎朝・夕に仏壇に手を合わせることを子供の頃から傍で眺め、私自身も節目節目では仏壇に向かって手を合わせていました。

それが日常で、自然な行為でした。(正直、正しい作法ではなかったと思いますが笑)

子供の頃は、仏教やお寺のことにはあまり関心がなく、よくわからないことの方が多かったですが、法事になれば、親族が集まり賑う雰囲気が私は大好きでした。

表現として不適切かもしれませんが、幼い私にとっては、親族が集まって賑やかで楽しい行事＝法事であり、家族が集える・繋がりを感じれる行事でした。

ですので、大人になり、実家を離れて暮らす今でも、私にとってお寺は親しみ深い存在です。

 

昨今、檀家の高齢化・後継者不足、都市部への人口流出などによって、経営的に苦しい状況に直面しているお寺が少なくないことは、故郷の過疎化が進む私にとって、想像に難くありません。

 

元来、お寺は葬祭や布教の場であるだけでなく、地域の教育・福祉・文化の拠点であったと認識しています。

しかし、現在のお寺と檀家の接点の多くは、年忌法要やお盆でのお勤め程度に限られるのではないでしょうか。(私の実家もあてはまりますが。。。)

 

 

浄土宗総合研究所が2009年に行った調査「檀家側から、寺院とりわけ僧侶に対して何を求めているか？」によると、第一位（50.9%）は「人徳の高さ」、第二位（44.7%）は「上手な法話」、第三位（43.9%）は「親しみやすさ」という結果が報告されています。

この結果について、私的に、かなり頷ける部分があります。

私は以前、とあるお宅の法要に伺った際、お勤めに来られたお坊さんの「法話」に関心させられたことがあります。

私にとっては、これまで「法話」を拝聴する機会が滅多になかったこともありますが、そのお坊さんに対して法話を通じて「人徳」が感じられ、「ありがたみ」を感じたのを覚えています。

 

法話は一つの手段だと思いますが、お寺から積極的に檀家との関わりを持ち、「お寺」はもちろんのこと「人(ご住職)」に興味を持ってもらったり・親しみを感じてもらうことは今後より重要になってくるのではないでしょうか。

 

私はOTERA plusを将来的には「檀家(門徒)とお寺のコミュニケーションツール」にしたいと考えています。

 

当初は、お寺さん向けのアプリとして檀家や関連故人の情報管理やカレンダー機能でのスケジュール管理・共有をメインとしますが、いずれは、このアプリを通してお寺と檀家がコミュニケーションを取れるようにすることで、お寺さんが地元に住む檀家はもちろん都市部に移住する檀家のご子息・ご息女との関係性再構築にも役立てていただければと考えています。

また、檀家離れが加速する現在においては、お寺やご住職のプロモーションツールにもなればと考えています。(ご住職の人柄や寺院の紹介、空き墓地区の紹介、終活関連の提案)

 

まだまだ空想段階の機能・企画も多く、一朝一夕には実現出来ない事も多いかもしれませんが、お寺さん・ご住職・檀家(門徒)さん すべてにとって欠かせないツールを目指し、精進してまいります。

 

皆様のご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

 

 

▼OTERA plus ロゴへの想い　※デザイン担当Ｍ氏

お寺と関わったことのない人にとって、お寺のイメージは堅苦しいなど、少し遠いイメージがあるのではないでしょうか。

OTERA plusのロゴは「お寺とご縁をつなぐ」という想いで作成しています。

親しみやすさや、アプリのメインロゴとなるので手軽さも感じられるように、それでいて「お寺」のためのアプリなんだということはわかるように作成しました。

 

私は、都市部に住んでいることもあり、お寺と関わることは全くありませんでした。

紅葉や桜がきれいだからと、観光目的で伺う程度です。

しかし、祖母が急逝したことで初めて身内の葬儀を体験し、お寺のお世話になりました。

 

幼いころに会ったきりで約二十年ぶりに会う親族たち、「ネクタイが上手に結べない」と祖父に声をかける弟を見て、父や母以外にも私には家族がいるのだなと 当たり前ではあるのですが、そんなことを感じたりもしました。（祖父も人のネクタイは結べなかったようで、結局叔父に結んでもらっていました）

 

葬儀、四十九日・・・悲しいことではありますが、今までほぼ顔を合わせることのなかった親族が集まる機会ができた。

親族を繋いでくれたという意味でとらえれば祖母の死は悲しいだけのものではないのかもしれません。

 

将来的に、OTERA plusには「檀家(門徒)とお寺のコミュニケーションツール」になってほしい想いがありますが、それ以上に親族を繋げる役目も果たしてくれればいいな、と感じています。

 

このロゴと一緒にOTERA plusを育てていただけると幸いです。