
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 264人
- 募集終了日
- 2019年4月26日
【映画「アウト オブ フレーム」への応援コメント】
映画「アウトオブフレーム」完成に向けて
環境活動家田中優さんから応援コメントをいただきました!
田中優さんは、本作の監督・田中悠輝の実父でもあります。
***田中優さんからの応援コメント***
悠輝くんはぼくの息子だ。男の子ばかり三人兄弟の一番下の子として生まれた。ぼくの名前は環境問題や人権関係で知られていて、上の子たちはそれを知られるのを嫌がっていたが、悠輝くんは嫌がるどころかそれを楽しんでいるようだった。
悠輝くんの叔父に当たる『てっちゃん』には知能に障害がある。
妻の弟は赤子の頃に黄疸がひどくて、そのせいで知能に障害が残ってしまったらしい。見た目には普通なのに意味ある言葉を発することができないし、会話もできない。自転車が置かれていて車輪がロックされていないと、蹴ってロックを掛ける。相手は驚くと同時に見た目に普通なので怒り出したりする。謝って障害のある子なのだと説明しなければならない。
その『てっちゃん』は散歩と水泳が好きで、出掛けるのを毎週休日の日課としていた。当然悠輝くんは赤ん坊の頃から一緒に出掛けていた。少しすると悠輝くんの知能が『てっちゃん』の知能を上回るようになり、悠輝くんが『てっちゃん』の世話をするようになった。『てっちゃん』は怒ることもあったが全体としては素直で明るい子だ。その『てっちゃん』のことはそのまま受け入れていた。
高校生になったあるとき、悠輝くんが言った。「『てっちゃん』はインフラだから」と。悠輝くんにとって『てっちゃん』はいるのが当たり前の存在で、自分を形作っている一つのファクターだという意味だろうと思った。取り立てて言わないが、当然のこととして悠輝くんは『てっちゃん』をありのままに受け入れていた。
ぼくは人に指図されるのが嫌いだし、命令されるのは真っ平御免だ。
自分がそうなのだから子どもたちにもそう接していた。自分で決めたことを尊重し、無理強いすることはなにもしなかった。その中で長男は運動中心に体育会系の人ともつきあなるように育ち、二男は学問中心に活動しながら今は弁護士になった。悠輝くんはどちらもできるにもかかわらず体育会的な関係を嫌って、自分なりに福祉的な活動に分野を広げた。
何をするかはその人次第だ。でも親としてその妨げだけはしたくないし、その後ろ支えはしてやりたい。そんな中で、いつも仲良く楽しめる家族となった。一緒に合宿のようなスタディーツアーに出掛け、夜になれば酒盛りを楽しむ。何も強いられることはなく、その人なりにその時間を楽しめばいい。友人を共有するように紹介して一緒に活動する。そんな中で悠輝くんは頭角を表したのかも知れない。彼は誰一人除け者にすることなく、その人の内側から見ていく能力を身に着けた。理解するのではなく、内側から共感し、了解していくのだ。その彼が障害者の人たちのドキュメンタリーを撮った。
それは差別観のない彼の、殻を破って活動のフレームを壊して広げていく人たちのドキュメンタリーであるだろう。「障害者」という枠ではなく、共に同じ時代を拓いて生きていく人たちへの共感が綴られるだろう。彼に「障害者」という枠組みに対する特別視はないからだ。
ぼくは一人の人として悠輝くんが好きだ。彼には兄弟たちもまた見方のアドバイスを受けている。彼から見てどう見えるかを知ることはとても役立つからだ。そして自分が入院した時に、彼がどれほど温かく身をもって献身してくれるかを知った。
その彼が作ったドキュメンタリーだ。第三者的に客観を装ったドキュメンタリーではないだろう。一方で悠輝くんには動いている自分を後ろから観察するような目もある。冷静に分析してしまうのだ。それに加えてもともと私自身の友人だったはずの鎌仲監督のプロデュースも加わっている。監督の目の確かさはすでに作品に示されている通りだ。
鎌仲監督が宣伝を引き受けた映画「ほたるの川のまもりびと」の冊子の中に、ぼくの友人である新村安雄さんが文を寄せている。それはとても格調高くて良い文だ。彼のことは悠輝くんも飲み交わす友人として知っている。悠輝くんは彼が父親を通じて見るところに不満がある。彼は余分なフィルターを通して見られることが不満なのだと思う。
だからぼくが父親であるというフィルターを外して、彼の見せたかったものを観てほしいと思う。そこに懸命に生きている人の想いだけが伝わるのではないだろうか。
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”自立生活運動の現在”を描く映画、
「アウトオブフレーム」完成のための
クラウドファンディング!
https://readyfor.jp/projects/out-of-frame
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リターン
3,000円
監督からのお礼のメール
■監督からお礼のメール
- 申込数
- 82
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年5月
5,000円
監督からのお礼のメールと特製ステッカー
■監督からお礼のメール
■映画のステッカー
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 44
- 発送完了予定月
- 2019年5月
3,000円
監督からのお礼のメール
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- 2019年5月
5,000円
監督からのお礼のメールと特製ステッカー
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- 2019年5月

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